Yuming Chord
松任谷由実
2015.01.02.O.A
♪Onair Digest♪
いよいよスタートした、2015年。いかがお過ごしでしょうか?
常に走り続けている人でさえ、年の始めは足を止めるもの。そこで、今日のコードは「日本のお正月」!


■今週のChordは“日本のお正月”

m1 Smile
Laura Nyro

琴の音ではじまる隠れた名曲のひとつです。1976年のアルバム『SMILE』からの楽曲。
「日本のお正月」そう聞いただけで、なんだか背筋をぴん、と伸ばしたくなる。私たちのDNAに刻み込まれている感覚なんじゃないかな、と思います。
我が家の場合、松任谷さんがラジオの年越し特番に出演していたので、私自身は大晦日に友達の家にお呼ばれして年越しを楽しみました。で、元日は気持ちを一新!夫婦でのんびり、過ごした次第です。お正月は今年一年を司る「歳神様」をお迎えするお祭り。色々なしきたりがありますからね。
例えばおせち料理。一品ごとに意味のある縁起ものをお重につめてありますよね。田作りは豊作を、海老は腰が曲がるまでの長寿を、昆布は「よろこんぶ」、黒豆はまめに暮らすことを、栗きんとんは金運上昇、そしてめでたい鯛の塩焼き。お屠蘇(おとそ)は邪気を払ってくれるもの。無病息災を祈って飲みます。
お雑煮もお正月ならではの一品です。お餅の形も、具材も、地方色豊かですよね。東京は澄まし汁仕立てで、鶏肉や野菜を具にした、シンプルなものが定番。お餅は東日本が四角、西日本は丸餅が多いそうです。
お正月の遊びといえば「羽子板」。厄をはねる、という意味があるそうですけど、実は私も持っています。実家から持ってきて、お正月になると今も飾ります。
歌舞伎などでおなじみの演目「石切梶原」。源頼朝の命を救った武将、梶原景時という人が刀を目利きしてうんぬん・・・という話で、刀を使うシーンが有名なのですが、その場面が羽子板に使われているそうです。
子どもの頃のお正月、楽しみだったのはお年玉。もともとは、お年寄りが長寿の力を子どもに分け与えるため、お餅の玉を配ったそうです。羽子板のほかに、お正月はお花も飾ります。この時期に好きな花は水仙の花。和名は「雪中花」。香りも好きなんですよね。


m2 A HAPPY NEW YEAR
Beth Nielsen Chapman

日本のお正月の定番といえば、初詣。これをはずすことはできません!
我が家は恒例、ご近所の氏神さまへ出かけます。おみくじをひいたりお守りを買ったり...ということはせず、シンプルにお参りのみ。ちなみに、本来初詣とは、自分の住まいから見た恵方にある神社仏閣へ行くものなんだそうです。
2015年の恵方は「西南西」。これから初詣へ、という方は参考にしてみてください。
初日の出を拝みに行く、という方もいますよね。一年で一番初めの太陽の「気」をいただく、ということで、江戸時代くらいから庶民の間でも初日の出信仰というのがあったみたいです。
年始回り、というのもお正月ならではの風習。上司や仲人、お世話になった方の自宅へ御年賀を持って新年のご挨拶、というのが定番でしたけど、最近は、親しい人たちと集まるカジュアルな新年会へとシフトしてますよね。
そして何より、お正月は今年一年をあれこれ夢想してみるときでもあります。今年はどんな一年になるかな・・・とか。みなさんもぜひ、楽しく前向きな一年の「計」をたててみてくださいね!

m3 春よ、来い
松任谷 由実

今年は未年。十二支は季節の巡りを意味しているそうなんですけど、八番目にあたる「未」は、8月、つまり、実りの秋まであと一歩、という時期を表すそうです。実りを夢見て、がんばる一年ということなのかな。
動物の「羊」という漢字の下に「大きい」と書いて「美しい」という字になりますよね。かつて羊は神様への捧げもので、見た目の美しい羊が選ばれていました。「美しい」という漢字にも使われている「羊」の年、美しいものにたくさん触れることができたら、うれしいですね。
今日が私の仕事始めになりましたけど、例年のごとく年が明けたら、気持ちは苗場!35回目となる「SURF & SNOW in Naeba」、今年も開催します。2月6日(金)を皮切り18日(水)までの全8公演の予定となっています。
そして、「Yuming Chord」は今日から4年目に突入となります。引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!



過去のO.Aはコチラ!
♪menu♪
番組TOPページ
番組へお便りはコチラ!
Message to Yuming
Yumin最新情報!
Information
TOKYOFM TOPページ

▲ページ上部へ
(c) TOKYO FM