Yuming Chord
松任谷由実
2015.03.20.O.A
♪Onair Digest♪
ひと雨ごとに温かくなってくるこの時期。食卓に並ぶ菜の花やふきのとう、ふくらみ始めた庭先の木の芽、二度寝の心地よさ。
いよいよ、春の気配が色濃くなってきました。そこで、今日のコードは「Spring has Come」。


■今週のChordは“Spring has Come”

m1 New Day For You
Basia

私の場合、毎年のことながら春を意識するのは「SURF & SNOW」コンサートを終えて、雪山を降りてくる瞬間です。
ファッションでも、春を意識したくなりますね。春夏の流行をざっとリサーチしてみると、カラーは差し色にイエロー、オールブラックやオールホワイト。「デニム」も本格的な流行を迎えるようで、ブルーやネイビーも流行色だそうです。あとは、70年代ファッションも注目を集めているようで、フレアパンツやペザントブラウス、オーバーオールやフラワープリントなどがブームのきざしです。
メイクの春夏トレンドからは“二日酔いメイク”という言葉も登場しています。二日酔いの朝のような、ナチュラルだけどちょっとオイリーでツヤ感があり、目のまわりはにじんだような、ぼやけたような感じに仕上げるそうです。これ、なかなか高度なテクニックが必要ですよね。


m2 Thinking Out Loud
Ed Sheeran





m3 La Via Dei Misteri(ミステリー)
Rossana Casale

春を待ちわびる心は、古今東西、変わりません。例えば、俳句の季語を並べてみると・・・
・「風光る」・・・春は風が光っているように見える。でも、光っているのは、やわらかな陽射しを浴びて風に吹かれているものたち。川の水面、自転車の車輪、コンクリートの間から顔を出す小さな花・・など。
・「春の水」・・・冬の間凍っていた水が雪解けとともに流れはじめて勢いを増してほとばしる。生命感あふれる様子。
・「春の闇」・・・梅は見えないのに、香りは強く、濃く何かを訴えてくる。命がうごめいている様子が伝わる春の闇に、神秘を感じていたんですね。
春は、生まれ変わる季節、よみがえる季節でもあります。その力がある人はともかく、まだまだ、苦しみ悩み続けている人もきっといるはず。春なんて来ない!・・・そう思ってしまうこともありますよね。もちろん、私にだってありますよ〜。でも、ゆるゆると行きつ戻りつしながらでも「Spring has Come」!そう信じて、これからも一緒に歩いて行きましょうね。

m4 ハルジョオン ヒメジョオン
松任谷 由実

春が来た・・・といえば、私、東京から北陸へ、春を探しに出かけてきます!その模様を、スペシャル番組としてオンエアすることになりました。タイトルは『FM石川/TOKYO FM共同制作 北陸新幹線開業記念特別番組 「金沢花紀行」』
金沢は第二の故郷!と豪語している私、松任谷由実が、金沢の街を少しずつ染めてゆく春の気配をお届けします。東京から北陸新幹線に乗って、長野、新潟、富山を経由して石川・金沢へ・・・。
話題の車両、グランクラスから見る車窓の風景にも触れつつ、私自身も大好きな金沢のおすすめの場所から、この春オープンした風情ある場所まで、春まだ浅い金沢花紀行。東京から最短で2時間28分で行ける金沢の魅力をご紹介します。
『FM石川/TOKYO FM共同制作 北陸新幹線開業記念特別番組 「金沢花紀行」』3月22日の日曜日、オンエア時間はお聴きの放送局にてお確かめください。

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