Yuming Chord
松任谷由実
2015.06.05.O.A
♪Onair Digest♪
今日、6月5日は熱気球記念日だそうです。1783年のこの日、世界で初めてモンゴルフィエ兄弟が、フランスのパリで熱気球の飛行実験に成功したといわれています。それをうけて、日本でも1973年この日に日本熱気球連盟が設立されたそうです。
気球は、生身の身体で空を飛ぶ感じが独特。私も乗ったことがあります。そこで、今日のコードは「Fly!」です。


■今週のChordは“Fly!”

m1 Air Balloon
Lily Allen

熱気球記念日、ということで私の気球体験・・・、思い出すのは、アフリカのバルーンサファリです。気球に乗って空からサバンナの風景や動物たちを眺めたことがあります。
確か早朝5時頃、夜明け前にロッジを出発したんじゃないかな・・・。気球に乗ったのはキャプテンを入れて7〜8人。行き先は風まかせです。フライトは1時間ちょっとくらい。着陸はちょっとしたスリル。みんなで力を合わせなくちゃならないんですよね。そして、無事の着陸を祝ってシャンパンブランチを楽しみます。
そういえば、パリの街中で気球に乗れるって知ってます?15区のアンドレ・シトロエン公園から上がっているらしく、大人料金は12ユーロ。実はこの気球、ワイヤーがついているので、パリ市街を自由に飛びまわるわけではないそうですが、150メートルくらいの上空に10分ほど滞在。パリは高層建築物が少ないので、けっこう遠くまで見渡せるそうです。
空旅体験といえば、色々な国でセスナやヘリにも乗りましたね。
たとえばネパールの首都、カトマンドゥ。今は地震の被害が心配ですけれど、そこから国内線で山岳空港ルクラへ移動、さらにそこからヘリに乗って5分ほど、サンポチェへ到着。そこからトレッキングでホテル・エベレストビューへ向かいましたね。


m2 One Day I'll Fly Away
Randy Crawford

国内のフライトで思い出深いのは、ちょっと古い話なんですが、本当にドキドキしたプロペラ飛行機体験。20人乗りくらいの大きさで、“パタパタパタパタ”って感じで飛ぶんですよね。
行き先はというと・・・、当時、私の憧れだったジュリー!ジュリーに会える!という気持ちと、このプロペラ機、大丈夫?という、いろいろな気持ちが重なって、忘れられない空旅でした。
国内線だと、デザインに凝った機体に乗ることもありますよね。
実は、台風の影響で残念ながら乗れなかったのが「天草エアライン」。天草出身の小山薫堂さんが企画・出演するテレビ番組で一般公募したデザインで、天草のイルカの親子をイメージした空色の機体が2013年から就航しているんですよね。
小さな機体での空旅は、ちょっとしたアトラクション気分。なんだかわくわくしますよね。

m3 アフリカへ行きたい
松任谷 由実

「鳥になりたい!」と思うのは世の常、人の常。きっと、そんな人たちがわくわくしながら作ったんでしょうね。ドイツのチューリッヒ芸術大学が開発した、「Birdly」という名のフライトシュミレーター。
ヨーロッパに生息する猛禽類「アカトビ」の飛行をモデルにしたもので、仮想現実を表示する「ヘッドセット」をつけて飛行台にうつぶせに寝ます。それで、手を動かすと空を飛んでいる気分がリアルに味わえるそうです。
そうすると鳥目線の映像がヘッドセットに映し出されると同時に、ファンが風を送り出すしくみで、リアルに身体が浮いたように感じるそうです。2015年10月下旬までドイツチューリッヒの BirdLife Nature Centre で公開予定だそうです。
実際の「Fly!」じゃなくても、人間には想像の翼があります!それこそが、クリエイティビティの原点。今まさに、仮想フライト中。創作活動に励んでいます。大変ではありますが、楽しいひととき。
みなさんに同じ気分を体験していただく日を夢みて、がんばります。

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