Yuming Chord
松任谷由実
2015.09.04.O.A
♪Onair Digest♪
秋の気配があちらこちらに満ちてきて、いよいよ、季節が進んだことを実感する今日この頃です。
暑い夏、クーラーの利いたお部屋にこもっていた人も、暑苦しい人間関係はめんどくさい!と心を閉じていた人も、そろそろ、開いていきましょう!
今日のコードは「OPEN」です。


■今週のChordは“OPEN”

m1 Open Your Heart
Madonna

OPENという言葉のもつイメージはやっぱり、わくわく感、開放感ですよね。
そこで、まっさきに思い出すのが、オープンエアーのお店。気持ちのいい秋の昼間とか、虫の声が聞こえる秋の夜長・・・、テラス席なんかでゆっくり食事をするのは、至福のひとときですよね。
バーベキューやビアガーデンもいいですね。ビアガーデンは9月末まで営業しているところも多いみたいなので、この夏逃がした!という人は行ってみてもいいかもしれないです。
それと、オープンカーですね。日本の狭い道路でルーフをあけるのは覚悟がいります。松任谷さんも好きで、助手席に乗ってドライブしましたね。
この時期に何度も開く扉といえば、クローゼット。おしゃれに気合を入れたくなる秋です。今年の秋冬は、相変わらずの70年代ブーム。
ジャンプスーツ、ボヘミアンドレス、バギーパンツにワイドパンツ・・・などなど。小物をチェックしてみると、つば広帽子、フリンジ、チェック柄ストール、ファーやムートン、レトロなニットベストなどなど。
そしてキーワードとして「ジェンダーミックス」「ロング&リーン」「ガーリー」などがあげられています。
コーディネートが決まれば、心も「OPEN」になりますよね!


m2 Wide Open
The Chemical Brothers

ちょっと抽象的ですが、“こころの扉”というものもあります。ちなみに犯人が取り調べでこころを開く鍵といえば、カツ丼と刑事さんの「田舎のおふくろさん」トークですよね・・・。
私は心の扉、以外とCLOSE?・・・と言われたりしたんですが、どうでしょう?
こころの扉を絶対に開いてくれなかった人が、ちょっとしたきっかけでバーン!と扉を開けてくれたりすると、ちょっとうれしくなりますよね。
今日のコード「OPEN」といえば・・・、久しぶりに今日は私の新曲をオープンします!私の40年におよぶキャリア初となる、洋画の主題歌のための書き下ろしです。
この曲は、11月21日から公開される長編CGアニメーション、『リトル・プリンス 星の王子さま』の日本語吹き替え版の主題歌です。
サン・テクジュベリの名作『星の王子さま』の“その後”を、原作のエピソードと並行して描く物語で、主人公は9歳の女の子と、近所で暮らす年老いた飛行士。このふたりのふれあいを軸にした感動のファンタジー・アドベンチャーです。
監督は『カンフー・パンダ』でおなじみの鬼才マーク・オズボーン。彼とも対談したり、原作者のサン・テクジュベリの故郷、フランスのリヨンを実際に訪れたりしつつ、原作をはじめて読んだ少女の頃の気持ちを取り戻して、書き下ろしました。


m3 気づかず過ぎた初恋
松任谷由実

OPENになるって、実は気持ちがいいですよね。風通しがよくて、誤魔化しもきかなくて、すがすがしい。まさに、秋にぴったりのコードだったかもしれません。
そして、OPEN MINDな人が多そうなのは、東京なら下町方面、または関西方面かな?という感じでしょうか。OPENMINDな人、というのは「ただあけすけに自分をさらけ出すだだもれな人」、というだけではないんですよね。
「自分のこころの扉を開いていて、他人の気持ちも抵抗なく受け入れる人」。それこそが、真のOPEN MINDな人!
こんな人が増えたら、世の中もう少し平和になりそうです。
やっぱり何はともあれ、まずは「LET'S OPEN」!閉じていたら、何も始まりません!



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