Yuming Chord
松任谷由実
2016.01.22.O.A
成人の日の翌日は､東京でも初雪が観測されたりもしましたが､昨日は二十四節気の“大寒”！一年で今が最も寒いといわれます｡
去年の12月が暖かかったせいもあって､年明けからの寒さが余計に身にしみますよね｡
外に出るのがつい､億劫になる時期ではありますが､東京にはそんなときだからこその楽しみがあります｡
そこで､今日のｺｰﾄﾞは｢真冬の東京｣｡
■今週のChordは“真冬の東京”
Tokyo（feat. SEKAI NO OWARI）
Owl City
真冬の東京は晴れの日が多くて､空気がｷｰﾝ！と音をたてるように乾燥しています｡
一年で一番寒いけれど空気が澄んでいて､一歩外へ出れば､しゃきっと背筋が伸びる時期｡
しっかり防寒をして歩けば､今だけの楽しみに出会えます｡
以前､｢冬枯れ｣というｺｰﾄﾞのときも触れましたが､私は｢冬枯れ｣の風景がすごく好きなんですよね｡
あったかい場所から極寒の景色を眺めるというのもまたｵﾂなもの｡
東京はたまにしか雪も降らないので､真冬のおしゃれもそれなりに楽しめます｡
実は､東京ならではの楽しみ方ができるｳｨﾝﾀｰｽﾎﾟｰﾂもあります｡
すっかりおなじみになったのは､都内のあちこちに出現するｽｹｰﾄﾘﾝｸ｡今年で8回目を迎えているのは｢White Sacas（ﾎﾜｲﾄｻｶｽ）｣｡
赤坂TBSｾﾝﾀｰのｻｶｽ広場に､屋外としては都内最大級のﾘﾝｸがｵｰﾌﾟﾝしています｡そのほか六本木の東京ﾐｯﾄﾞﾀｳﾝ芝生広場や､東京ｽｶｲﾂﾘｰﾀｳﾝの4階にあるｽｶｲｱﾘｰﾅ､そして！私の地元･二子玉川ﾗｲｽﾞにも｢ｽｹｰﾄｶﾞｰﾃﾞﾝ｣が出現！
どこもさまざまな装備は貸し出してくれるので､気軽に楽しめます｡
しかも､夜はｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝも見ごたえあり！ひとりｱｲｽｼｮｰ気分が味わえます｡
さらに､東京は屋内で楽しむｽﾎﾟｰﾂ施設がいろいろと充実しています｡中でも､今､増えつつあるのがﾎﾞﾙﾀﾞﾘﾝｸﾞｼﾞﾑ｡
もともとﾌﾘｰｸﾗｲﾐﾝｸﾞの練習として使われていた施設ですが､器具を使わず手軽にできることから人気に火がつきました｡現在､都内でﾎﾞﾙﾀﾞﾘﾝｸﾞできる施設は60箇所以上｡
壁に色とりどりの石がはめこまれていて､見た目も楽しいんですが､ただやみくもに上っていけばいいのではなく､実は頭も使うｽﾎﾟｰﾂです｡
実はもうすぐ､恒例のｺﾝｻｰﾄ｢SURF & SNOW in Naeba｣のために､東京を後にする私｡ｺﾝｻｰﾄを終えて戻ってくるとすでに春の兆し･･･､｢真冬の東京｣を味わえる時期はもうあと少し！
いろいろと楽しんでおかなくちゃ､と思います｡
Neon
John Mayer
変わり続ける東京には､時を経て磨かれたもの､旬のきらめきを放つものが混在しています｡五感が冴え渡る真冬の東京散歩は､歩くたびに新しい発見があります｡
美術館は､行くたびに新たな出会いがある場所です｡企業の私設美術館も穴場ｽﾎﾟｯﾄです｡
たとえば銀座ﾒｿﾞﾝｴﾙﾒｽでは､今､注目の若手ﾌﾗﾝｽ人ｱｰﾃｨｽﾄ､ﾛｰﾗﾝ･ｸﾞﾗｯｿ展を開催中です｡彼はﾌﾗﾝｽ在住の最も革新的なｱｰﾃｨｽﾄに与えられるﾏﾙｾﾙ･ﾃﾞｭｼｬﾝ賞を受賞していて､今回が日本初となる本格的な個展になります｡
私の地元､世田谷美術館もおすすめですよ｡
いわゆる“ﾊﾟﾜｰｽﾎﾟｯﾄ”も東京にはたくさんあります｡ｴﾈﾙｷﾞｰがあるから人が東京に集まってくる､とも言えますよね｡
旧暦でいえば新しい一年の始まりは立春から､今年は2月4日が立春なので､このﾀｲﾐﾝｸﾞでﾊﾟﾜｰｽﾎﾟｯﾄに出かけたらご利益がありそうです｡神社仏閣や公園､一流ﾎﾃﾙはいい｢気｣に満たされています｡
一般的に有名な東京のﾊﾟﾜｰｽﾎﾟｯﾄといえば･･･｢明治神宮｣｢皇居外苑｣｢等々力渓谷｣などなど｡
でも､基本は自分自身が｢気持ちいい｣､｢すっきりする｣､｢気分があがる｣場所がﾊﾟﾜｰｽﾎﾟｯﾄ｡そんな場所を見つけておくと､いざというときの心の支えになりそうです｡
｢真冬の東京｣ならではの風景といえば､空気が澄みきった今こそ楽しめるのが夜景ですよね｡たとえば東京の2大ﾀﾜｰは､ﾗｲﾄｱｯﾌﾟにもさまざまな工夫がほどこされています｡
東京ﾀﾜｰでは､満月の夜の限定ｲﾍﾞﾝﾄとして毎月1回､｢満月｣の明かりを引き立てるためにﾀﾜｰの上部を消灯しています｡そして､下の部分をﾋﾟﾝｸ色に輝かせるﾗｲﾄｱｯﾌﾟ､その名も｢満月ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞｳﾞｪｰﾙ｣を点灯するんだとか｡
今月は1月24日（日）の予定なので､今度の日曜日｡満月とｽﾍﾟｼｬﾙなﾗｲﾄｱｯﾌﾟのｺﾗﾎﾞﾚｰｼｮﾝ､見られたらいいですね｡
東京ｽｶｲﾂﾘｰは､江戸紫をﾃｰﾏｶﾗｰとして､金箔のようなきらめきと“時”を表現した｢雅｣｡隅田川の水をﾓﾁｰﾌとして淡いﾌﾞﾙｰの光でﾀﾜｰの心柱を照らし出す｢粋｣｡通常ﾊﾞｰｼﾞｮﾝも見ごたえ十分です｡
さらに､今はｽﾀｰｳｫｰｽﾞの世界を体感できるｲﾍﾞﾝﾄを開催中で､さまざまな展示のほか､ﾗｲﾄｾｰﾊﾞｰをもってｽｶｲﾂﾘｰからの景色と一緒に写真撮影ができる体験型のﾌｫﾄｽﾎﾟｯﾄもあるそうです｡
地上のｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝも､ｸﾘｽﾏｽｼｰｽﾞﾝだけでなく健在！
丸の内仲通りや東京ﾄﾞｰﾑｼﾃｨ､ｶﾚｯﾀ汐留など､真冬の東京では幻想的な世界がまだまだ楽しめます｡
かんらん車
松任谷 由実
真冬の東京を楽しむ行為って､｢こたつでｱｲｽｸﾘｰﾑ｣みたいな感覚に近い気がします｡何しろ､身体が冷えてきたら逃げる場所がたくさんありますからね！
そして､｢真冬の東京｣をしっかり味わったら､次は｢SURF & SNOW in Naeba｣へ！
残念ながらﾁｹｯﾄがとれなかった､という方には､真冬の東京に居ながらにして苗場の雰囲気を味わう方法があります｡
今年も配信決定！｢NET MAGAZINE IN NAEBA 【Y MODE】｣｡ﾗｲﾌﾞの生配信やｵﾝﾃﾞﾏﾝﾄﾞ配信ほか､ｽﾍﾟｼｬﾙｺﾝﾃﾝﾂ満載です｡今回からはｽﾏｰﾄﾌｫﾝやﾀﾌﾞﾚｯﾄでもご視聴いただけるようになっています｡
ﾁｹｯﾄの購入方法など､くわしくは私のｵﾌｨｼｬﾙｻｲﾄをごらんくださいね｡
ﾗｲﾌﾞで､そしてｵﾝﾗｲﾝで､みなさんにお会いできるのを楽しみにしています！
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