Yuming Chord
松任谷由実
2017.05.12.O.A
♪Onair Digest♪
晴れた日はすっかり初夏の陽気。紫外線もびっくりするほど強くて、うっかり日焼けに要注意の5月ですね。
それでも、これからはきっと選びたくなる!しっかり日焼け止めを塗って、素肌にコレで歩きましょう。
今日のコードは「サンダル」。


■今週のChordは“サンダル”

m1 Love on the Weekend
John Mayer

あなたはもう、サンダルデビューしましたか・・・?
大型連休中に南の島へ海外へ…なんていう方は、間違いなくサンダルでお散歩したはずです!
でも、冷房が効いている場所だったりすると、サンダルって身体を冷やしますよね。その点、まだ冷房を入れるほど暑くなく、そして寒くもない気候の日本ではサンダルをはくならまさに「今」。
そんなわけで、私も先日サンダルをはいて出かけました。その日一日のコーディネートを考える場合、まずは足元を決める、というのが私のやり方。
サンダルの起源を調べてみました。
例によって諸説ありますが、紀元前2500年頃から2000年あたりの古代エジプト、という説が濃厚です。砂漠の熱い砂から足の裏を保護する目的で誕生したという「サンダル」。
植物の繊維や木、動物の皮で作った足底と、それを足に固定するための紐やバンドがついた履物のことをさします。足全体を覆うわけではなく、ひとまず「足の裏」の保護がメインですね。
その後、地中海沿岸の古代ギリシャやローマなどでも履くようになりますが、「サンダル」という言葉の語源は、ギリシャ語で「板」を魅する「Sandalion(サンダリオン)」だと言われます。
身分を表わすこともあったサンダル、古代エジプト、ツタンカーメンのミイラが履いていたのは黄金のサンダルで、木に革を貼り付けて、さらに、金箔を塗ったゴージャスなサンダルが出土しています。
さらに、ツタンカーメンのお墓に納められていた黄金の玉座の背もたれには、ツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンの姿がレリーフで描かれています。その2人の足元をよく見ると、王と王妃は同じサンダルを片方ずつ履いています。
これは「仲のよい2人が1足のサンダルを片方ずつ履く」という、当時のエジプトの習慣なんだそうです。
高貴な身分の方は、実際に灼熱の街を歩くこともなかったでしょうからね。
サンダルは、女性にとっては子どもから少女への第一歩、でしたよね。
歩きやすいズックを履いて走り回っていた子ども時代を経て、リボンやヒールがついたおしゃれなサンダルを履きたくなったら、少女時代の始まりです。
おしゃれは足の痛みをともなう…ということを覚えて大人の女性になります。素足に履くサンダルは、慣れるまで痛かったりもしましたよね。
つま先のあいたタイプのサンダルにペディキュアをコーディネート。
女に生まれた喜びを感じる瞬間ですね!


m2 Little Black Sandals
Sia

サンダル、と一口に言っても本当にたくさんの種類がありますよね。
プラットフォームサンダル、トングサンダル、つっかけ風のミュールサンダルやスリッパサンダル、グラデュエーター風に厚底スポーツ系、ビルケンシュトックに代表されるヘルシー系などなど。
「宇宙図書館」コンサートツアーの合間に、今年購入したサンダルもありますよ。
私が気になるモチーフはコサージュ、羽根、フラワー・・・ちなみに今年の流行をリサーチしてみると、足首をきれいに見せるシンプルな厚底タイプや、太めストラップのスポーツタイプがイチオシの模様です。
あわせるファッションは花柄やフリルなど、フェミニンにするのが今年流で、素足で履くだけでなく、靴下や網タイツを合わせてもOKです。
そして、夏のふだん履きといえばビーチサンダル!という方も多いと思いますが、ビーチサンダル発祥の地が日本だってご存知でしたか?
考案者はアメリカ人の工業デザイナー、レイ・パスティン。
戦後の復興政策のため来日した際、草履を見て「これはイケる!」とひらめきます。
一旦帰国して3年の間アイディアをあたため、1951年に再び来日したレイ氏。
草履や下駄のメーカーに企画をもちかけますがことごとく断られ、最後にたどりついたのが内外ゴム(ナイガイゴム)社でした。
軽くて水を吸わない弾力性のあるゴムスポンジを開発したばかりの内外ゴムとともに、試行錯誤を繰り返して1952年に試作品を完成させました。
これが世界初のビーチサンダル!「ビーチウォーク」という名前で世に出たのが始まりです。
ハワイ、グアム、フィジーなど、サーファーの間で大ヒットして1月に10万足の大ヒットに!
日本では木型やソール、鼻緒の形も変えて「ブルーダイヤ」と名づけて発売されました。
というわけで、草履タイプのビーチサンダルは日本が発祥。
ブラジルの人気ブランドでいまや世界トップブランドのおしゃれビーサン「ハワイアナス」も、「ビーチウォーク」から遅れること10年で発売されています。
ちなみに、海外ではそれぞれ日本にちなんだ名前で呼ばれているビーチサンダル。
ニュージーランドでは「JAPAN」の「サンダル」で「JANDAL(ジャンダル)」だしトルコでは「YOKYO」、ペルーではなぜか「SAYONARA」、と呼ばれているそうですよ。


m3 Destiny
松任谷 由実

ゴールデンウィークをはさんで、しっかり充電!メンテナンスもばっちり!
と、いうわけで素足にサンダルもOKな私。ふたたび「宇宙図書館ツアー」へ出かけております。
来週はホームの東京国際フォーラムホールAにて2Days、さらに地元・八王子のオリンパスホールでのコンサートです。
自宅から行ける場所なので、おしゃれにも気合を入れて会場入りしたいと思います!
その後は関西方面へ行きます!またもや、コーデメモを作成しないとね。
今回はサンダルも持っていこうかな。
今後のツアースケジュールやチケット発売の詳細は、 私のオフィシャルサイトオフィシャルTwiteerFacebokなどをチェックして下さい!





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