Yuming Chord
松任谷由実
2017.06.16.O.A
♪Onair Digest♪
今日は、先週に引き続きユーミンが愛したブリティッシュ・ロックを大特集。
コードは「Yuming Loves British Rocks!(後編)」です。


■今週のChordは“Yuming Loves British Rocks!(後編)”

m1 Message in a Bottle
The Police

メッセージ・イン・ア・ボトル(邦題:孤独のメッセージ)は、ポリスが1979年に発表した楽曲。
アルバム『Reggatta de Blanc/白いレガッタ』に収録されています。

「僕はただの遭難者 海底の藻くずと消える島ってところ 孤独な日々」と歌いだして、
「世界に向かってSOSを送ってるんだ 誰かが僕の“ボトルの中のメッセージ”を受け取ってくれるよう願うよ」と続きます。ジョン・メイヤーもカバーしています・・・アコースティックギターと濡れた鼻声で・・・。

British Rock、といっても変遷がありますが、サイケデリック・ロック(クリーム、ジミ・ヘンドリクス、グレイトフル・デッドなど)、
ブリティッシュ・ハードロック(レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルなど)、
プログレッシブ・ロック(キング・クリムソン、ピンク・フロイド、プロコル・ハルムなど)
そのほかグラム・ロック、パンク・ロック、ニューウェイヴ、エレクトロ・ポップ/ニューロマンティック・・・
そして80年代の第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン期(ワム!やユーリズミックス)、
オルタナティブ・ロック、UKブリット・ロックへ・・・。

そんな「British Rock」の先陣を切ったのは、やっぱり彼ら。
ザ・ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニーが結成した「Wings」です。
ポールといえば、今年、「ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー」で来日していました。
私も4月27日の東京ドームでのコンサートに行きました!

最近『ポール・マッカートニー ザ・ライフ』という評伝が出版されたそうです。
英国生まれのジャーナリスト、フィリップ・ノーマンが取材を重ねて、A5判本文2段組で690ページに及ぶ大作を書き上げました。

今なお第一線で活躍し続ける偉大なアーティスト、ポール・マッカートニーが1971年から10年間のあいだ結成したバンド、「ウイングス」の「Live and Let Die」
1973年、彼らの6枚目のシングルとして発売されたこの曲は、映画『007 死ぬのは奴らだ』の主題歌でした。
007シリーズの歴代主題歌として初めて、イギリス・アメリカ両国でチャートトップ10入りを果たした名曲です!
ライブでも超盛り上がります!


m2 Live and Let Die
PAUL McCARTNEY & WINGS

このときにジェームス・ボンドを演じていたのは三代目、ロジャー・ムーア。
007シリーズ8作目となるこの映画が彼の第一作目となりました。
先代のショーン・コネリーからボンド役をうけついだ彼は、ボンドをユーモラスかつ軽妙に演じました。
先日、がん闘病中の89歳で亡くなったばかりです。


m3 High and Dry Radiohead
続いて、オックスフォード出身のバンド、レディオヘッド。
セカンドアルバム『The Bends』からの1曲です。美メロにのって届く、悲しくも深い歌詞に注目です。

1985年に結成したバンドを経て、91年よりレディオヘッド名義で活動を開始。翌92年にメジャー・デビュー。
シングル「クリープ」が18週間全米トップ20を記録して一躍注目を浴びた。
ジャンルわけできないくらい、アルバムのカラー、音楽性がまったく違うのが彼らの魅力。ソロ活動もさかんです。
最新情報としては、1997年のサード・アルバム『OKコンピューター』の20周年を記念したリイシュー盤『OKNOTOK』を6月23日にリリースするそうです。

続いては、ロンドンでホームレス暮らしをしながら日銭を稼ぎ、2011年9月に『+(プラス)』でアルバム・デビューして一躍時の人となった、エド・シーランです。
彼は、この番組でも何度かオンエアしている私のお気に入りのアーティスト。
2014年にリリースしたアルバム『x(マルティプライ)』では、その年に世界で最も多くのセールスを記録した男性ソロ・アーティスト、という称号を得ています。
彼の曲を聴く人には“Sheerio(シーリオ)”という呼び名まであって、社会現象化しています!


m4 Castle on the Hill
Ed Sheeran

今年3月にリリースされた3枚目となる最新アルバム『÷(ディバイド)』。
名曲ぞろい、というか捨て曲ナシのアルバムです。彼のパフォーマンス能力の高さに脱帽の「Castle on the Hill」次のグラミー賞も「エド・シーラン祭り」は必至!という噂。
いくつの部門でノミネートされるか、楽しみです。

先週もお話しましたが、10代のはじめにどっぷりとその魅力にはまったブリティッシュロック。
もし、彼らの音楽に出会っていなければ、今の私はなかった、と断言できます。


m5 AVALON
松任谷 由実

新旧おりまぜながら、大好きなアーティストたちを集めてお送りしました。
気がつけばいわゆるLove Songが1曲もありませんでした。どれもが人生について歌うものばかり。今の気分なのかな。
そして改めて、「British Rock」は私の血肉になっているな、と思いましたね。
まだまだ進化し続ける彼らの音楽は、いつだって私を夢中にさせてもくれます。
私自身もまだまだ、がんばらなくちゃ!なんてことも、思いました。

そんなわけで、「宇宙図書館」ツアーもだいぶ脂がのってきました。
ライブ会場へお越しいただいたみなさんには、一期一会の心で誠心誠意、よいステージを見ていただきたいと思っています。
ツアーの詳細は、私のオフィシャルサイトオフィシャルTwiteerFacebokをチェックして下さいね。



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