Yuming Chord
松任谷由実
2017.11.10.O.A
♪Onair Digest♪
装いの秋、おしゃれを楽しんでますか?この時期はびっくりするほど寒かったり、意外に暑い日が戻ってきたり・・・・・・重ね着や小物使いで上手に調節したいですよね!
特に寒い日にカラダを温めるときのコツは、「首」をしっかり押さえること。
首には巻き物を、手首には手袋などを、そして足首には・・・これ、でしょう。
今日のコードは「BOOTSをはいて」です。


■今週のChordは“BOOTSをはいて”

m1 These Boots Are Made for Walkin'
Nancy Shinatra

いまや、ブーツは一年中履いてもOK!なアイテムになりました。
実際、私も夏、冷房が効いた場所で長く仕事をするときは、足首を冷やさないようにブーツを履いたりもします。
でも、ブーツがしっくりくるのはこれからの季節!
そもそもブーツが大好きな私。たくさんのブーツ、スタンバイ中です。
ちなみに最近購入したのは、レインブーツ。夏から秋にかけて、今年はなんだか雨が多いですよね。そこで、2足セレクトしました。

まずは、先日もこの番組でお話したハンターのカーキ色のレインブーツ。
これを履いて、雨の中、衆議院選挙に行きました。
Twitterにものせたので、チェックしていただけると思いますが、中途半端な丈のブーツです。
大雨でも快適なのは、さすが、英国王室御用達ブランド「HUNTER」ならでは!
1956年にアメリカ人実業家ヘンリー・リー・ノリスがスコットランド、エジンバラに工場を構えて、ゴム製ブーツメーカーとしてスタートしたのがその始まり。機能性とファッショナブルなカラー、デザインで人気のレインブーツが人気です。
ブーツ本体を丸ごと液体天然ゴムに浸けて形成しているので、ゴムの継ぎ目がないから防水性が高いんだそうです!

そして、もう1足購入したのはエストネーションのサイドゴアレインブーツ。
ところで今年の秋のブーツトレンドは、どうやら「ソックスブーツ」が大本命、だそうです。
ソックスとブーツが一体化したようなストレッチの効いたブーツで、ショート丈からミドル丈くらいが多いようです。
ヒールはチャンキータイプが主流。チャンキー(chunky)とは、「ずんぐりとした」という意味で、太くて安定感のあるヒールです。
私が好きなタイプのブーツといえば、なんといってもニーハイブーツ!
ひざ上まであるロングブーツです。これは、履くと迫力が出ます。
中でもここぞ、の一足はベージュのブーツ。脚が長くキレイに見えます!


m2 Run The World(Girl)
Beyonce

そもそもブーツは足を守るために生まれた靴。たとえば乗馬だったり、軍人がはいたり、防寒のためにと、おもに男性が履くものでした。
ファッションアイテムとして最初に大流行したのは、17世紀のこと。イングランド内戦が起きた際、国王チャールズ一世を支持した騎士党員(カヴァリエ)たちが、乗馬ブーツを室内ばきとして取り入れたのがきっかけだそうです。
おしゃれブーツのさきがけともいえる「カヴァリエ・ブーツ」は、履き口が広くて、靴のかかと部分に「拍車」と呼ばれる乗馬用具がついていました。
そんなハードなブーツが過酷な環境のもとで履くマウンテンブーツや、金属芯も入っている安全靴・エンジニアブーツへと発展したわけですが、私もハード系ブーツ、たまに履きますよ。

ジョッパーブーツは、足首・くるぶし・かかとに交叉上に巻きつけたストラップを、外くるぶしにあるバックルで固定させるショート丈のブーツのこと。
この“Jodhpur(ジョッパー)”という言葉ですが、これはインド北西部にある都市の名前で、かつてそこを植民地支配していたイギリス人が、現地の発音をもとにあてはめたもの。
日本語に再変換すると、「ジョードプル」「ジョードプァー」などと表記されてしまいます。
このブーツにその“Jodhpur”なる地名が付いたそのわけは、植民地支配時代にそこに駐留していたイギリスの陸軍武官が、現地の人々が履いていた白いコットンのズボンからヒントを得て騎馬部隊用に開発した、乗馬用の長ズボンにあわせて履くブーツとして登場したものだから、と言われています。
このズボンは今日「ジョッパーズ(Jodhpurs)」と呼ばれる上の部分が太く、下にいくと極端に細くなるトラウザーズのこと)。ジョッパーブーツが乗馬用からカジュアルな装いで使われるようになったのは、1930年代あたりからだといわれています。

1960年代、好景気に加えてベビービーム世代から生まれた子どもたちが10代になり、スエードでできた「デザート・ブーツ」や「カウボーイブーツ」、そして1960年にイギリスで販売がスタートした作業用ブーツ「ドクターマーチン」が大ヒットしました。
と、いうわけで女性がブーツを履くのは寒冷地に住んでいる人たちだけ。アラスカやカナダ北部、グリーンランドで暮らす人たちが動物の毛皮で作ったブーツを恥じていました。
そんな中、19世紀のヨーロッパ、ヴィクトリア朝時代にふくらはぎ丈のブーツを履くようになり、つつましく足首をかくしながらも、スカート丈を少し短くすることができたといいます。
そして、1960年代にイギリス、日本で放映されたテレビドラマ『おしゃれマル秘探偵』の女優、ダイアナ・リグが履いた、足にフィットした革ブーツが憧れの的になりました。また、同じく60年代にはアンドレ・クレージュがミニスカートにあわせて発表した白いブーツが大流行。
70年代になるとミディ丈にあわせた厚底のブーツも登場。80年代から90年代にはカウボーイ・ブーツが流行しましたし、2000年代にはロングハイヒールブーツも登場しました。

ブーツは女性の足をきれいにみせてくれるアイテムのひとつ。
しかも暖かい!今年の秋冬も、たくさん履きたいと思います。


m3 一緒に暮らそう
松任谷 由実

この秋は、今年3度目となる帝国劇場の舞台にたちます。
純愛物語meets Yuming第三弾、『Yuming×帝劇 Vol.3 朝陽の中で微笑んで』。
ホテルに滞在することも多いので、丸めて持ち歩けるブーツが大活躍しそうです!
そんなときに便利なのが、イタリアのブランド、ルコラインのヒョウ柄ブーツ。スポーツテイストとフェミニンを両立するブランドで、しかもとっても履きやすいんです。

そんな準備もしつつ、舞台のお稽古も佳境に入ってきました!
今回もストーリーテラーとして、あなたの五感を刺激する歌、歌います。
『朝陽の中で微笑んで』は11月27日から。舞台のチケット購入方法や公演日時の詳細は、私のオフィシャルサイト、または帝国劇場のオフィシャルサイトをご覧くださいね。
そのほか私の近況はTwitterFacebokをチェックしてみて下さいね。



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