松任谷由実|Yuming Chord|TOKYOFM|JFN

Yuming Chord
松任谷由実
2018.02.16.O.A

♪Onair Digest♪

今年で38回目を迎えた恒例のﾗｲﾌﾞ､｢Surf & Snow in Naeba｣｡
全8公演のうち､7公演を無事終えて･･･いよいよ今日この後､最終日を迎えます！
ﾘﾊｰｻﾙをしていた時期は､｢今回はﾊｲｶﾛﾘｰ過ぎる･･･｣と､一抹の不安を感じたものの､なんとかここまで､歌い､踊り続けてくることができました｡感無量です｡
今回のｽﾃｰｼﾞ､ﾃｰﾏは｢Carnaval da Yuming｣､通称｢ﾕｰﾐﾝ･ｶｰﾆﾊﾞﾙ｣｡
そして､ｶｰﾆﾊﾞﾙといえば､これですよね！
今日のｺｰﾄﾞは｢Yuming meets Latin World！｣

■今週のChordは“Yuming meets Latin World！”

真夏の夜の夢
松任谷由実
世界最大のお祭り､ﾌﾞﾗｼﾞﾙ･ﾘｵのｶｰﾆﾊﾞﾙは終わっても､苗場のｶｰﾆﾊﾞﾙは今夜まで！
今年で38回目となる｢Surf & Snow in Naeba｣は､灼熱のｶｰﾆﾊﾞﾙﾃｰﾏです｡
と､いうわけで衣装も､舞台も､ｵﾘｼﾞﾅﾙｸﾞｯｽﾞも､そしてもちろん音楽も､ｵｰﾙ･ﾗﾃﾝ･ﾜｰﾙﾄﾞ｡
そもそもなぜ､ﾗﾃﾝﾜｰﾙﾄﾞになったか･･･という経緯は先週もこの番組でお話しましたが｡
今回は私の曲にﾗﾃﾝの血を注ぎ込んで､時にｾｸｼｰに､時にﾄﾞ派手に､そして時にしっとりと､お届けしています｡
“え？あの曲も？”と､ｱﾚﾝｼﾞの違いにとまどう方もいらっしゃるかも･･･と､心配もしていたんですが､すでに観たという方の声を拾ってみると､予想以上に好評で嬉しい限りです｡

改めておさらいしておくと､ﾗﾃﾝ音楽というのは主に中南米とｶﾘﾌﾞ海地域で親しまれている､ﾗﾃﾝ系の“民族音楽”のこと｡
地中海地域･･･ｲﾀﾘｱ･ｷﾞﾘｼｬ･ｽﾍﾟｲﾝ･ﾎﾟﾙﾄｶﾞﾙ･ﾌﾗﾝｽの音楽を指すこともあるんですが､南米のﾘｽﾞﾑだったら｢ｻﾝﾊﾞ｣｢ﾎﾞｻﾉﾊﾞ｣｢ﾀﾝｺﾞ｣など｡
ｶﾘﾌﾞ海発祥なら｢ﾒﾚﾝｹﾞ｣｢ﾙﾝﾊﾞ｣｢ﾁｬﾁｬﾁｬ｣｢ﾏﾝﾎﾞ｣｢ﾎﾞﾚﾛ｣｡｢ｻﾙｻ｣｢ﾚｹﾞｴ｣などは比較的新しいﾘｽﾞﾑになります｡

まずは､私自身とﾗﾃﾝ音楽の出会いからさかのぼってみると､母に連れられて出かけた赤坂のﾅｲﾄｸﾗﾌﾞで聞いたのが最初でしょうか｡
幼少時代､昭和30年代から40年代にかけては､いわゆるﾑｰﾄﾞ歌謡ﾌﾞｰﾑ｡ﾛｽ･ｲﾝﾃﾞｨｵｽやﾛｽ･ﾌﾟﾘﾓｽ､東京ﾛﾏﾝﾁｶなど､ﾗﾃﾝ系のﾊﾞﾝﾄﾞが歌謡界に進出して人気を集めました｡
なお､日本に最初に入ってきたﾗﾃﾝ音楽は｢ﾀﾝｺﾞ｣といわれていますが､これはいわゆる｢ｺﾝﾁﾈﾝﾀﾙﾀﾝｺﾞ｣ﾖｰﾛｯﾊﾟを経由したもの｡そのほかﾙﾝﾊﾞやﾏﾝﾎﾞなども人気を集めました｡
そしてﾃﾞﾋﾞｭｰした後は､ﾗﾃﾝ音楽を意識した曲もたくさん作ってきました｡
｢あの日にかえりたい｣（1975年）はﾎﾞｻﾉﾊﾞのﾘｽﾞﾑですし､78年の松任谷由実名義初のｱﾙﾊﾞﾑ『紅雀』はﾗﾃﾝ､ﾎﾞｻﾉﾊﾞﾀｯﾁの曲が･･･｡
日本の風土とﾗﾃﾝ音楽は相性がいい！明るいようでどこか暗い､楽しいのに寂しい､という世界観が広がっています｡ところで､自然と身体を動かしたくなるのは何故なのか？
音楽の起源は宗教音楽…つまりは､神様へ捧げるものだったので､興奮したりﾄﾗﾝｽ状態におちいる､という説もあります｡
いろいろ考察してみましたが､ひとまずここ苗場では､心も身体も解放してもらえたらなと思っています！

私なしでも
松任谷由実

恋の一時間は孤独の千年
松任谷由実
今回は“ｶｰﾆﾊﾞﾙ”､というｷｰﾜｰﾄﾞのもとに衣装もﾗﾃﾝ風味満載です！
誰もが釘付けになる衣装を着て踊りを披露してくれているのが､若きｻﾝﾊﾞ･ｶﾞｰﾙｽﾞたちです｡彼女たちのﾀﾞﾝｽが､会場をさらに盛り上げてくれます｡
彼女たちの衣装は､本場･ﾘｵのｶｰﾆﾊﾞﾙも顔負けの本格派｡ﾗﾃﾝの血が流れていそうなくらいの勢いで踊る彼女たち｡黒一点のTAKAYUKIさんは宇宙図書館ﾂｱｰのﾒﾝﾊﾞｰだったﾀﾞﾝｻｰ｡今回は､大人のﾗﾃﾝﾜｰﾙﾄﾞを表現してくれています｡

実はｵﾘｼﾞﾅﾙｸﾞｯｽﾞの中にも､ﾗﾃﾝなｱｲﾃﾑがあるんですよ～｡
｢ｶﾝｶﾞ｣は数量限定品なんですが､ｱﾌﾘｶに伝わる民族布で素材はｺｯﾄﾝ100％｡19世紀半ば､ｹﾆｱやﾀﾝｻﾞﾆｱの港町で流行したのが始まりだそうです｡
衣服やｼｮｰﾙ､ﾊﾞｯｸﾞやﾀｰﾊﾞﾝにもなるﾋﾞｯｸﾞなｻｲｽﾞ｡楽しみ方自由自在の布なので､どうぞお早めに｡

そしてこちらも数量限定｡ｽﾞﾊﾞﾘ､｢ｻﾝﾊﾞ　ﾕｰﾐﾝ人形｣も登場してます｡
ﾊﾞｯｸﾞなんかのﾁｬｰﾑとして使うものですが､見ているときっと元気になれると思うので､お守りがわりにどうぞ！
ﾗﾃﾝ風､と｢ひとくくり｣にしてはいけないと思いますけど､そこには圧倒的なｴﾈﾙｷﾞｰがありますよね｡
そして､“人生を楽しもうよ！”っていう､ﾎﾟｼﾞﾃｨｳﾞなﾒｯｾｰｼﾞが伝わってきます｡
今夜は｢Surf & Snow in Naeba Vol.38｣のﾗｽﾄｽﾃｰｼﾞ！私も､自分の限界に挑戦です！

110℉
松任谷由実
ただいまｲﾝﾀｰﾈｯﾄでお送りする期間限定ｽﾍﾟｼｬﾙｻｲﾄ､｢NET MAGAZINE IN NAEBA 2018 “Y MODE”｣！もｵｰﾌﾟﾝしています｡
残念ながら会場に来られない方は､こちらでﾗｲﾌﾞを観ることも可能です｡
ここだけのｽﾍﾟｼｬﾙなｺﾝﾃﾝﾂも満載なので､ぜひ､ごらんください！
今夜でいよいよ最終日！もう二度と歌うことがないかもしれない､ﾗﾃﾝｱﾚﾝｼﾞの曲たち･･････私自身が楽しみながら､最後まで心をこめて歌いますね！

そして､春には次の新しい扉が開かれます｡
4月11日に､45周年記念ﾍﾞｽﾄ盤『ﾕｰﾐﾝからの､恋のうた｡』をﾘﾘｰｽ！
45周年にちなんで､私自身が曲を選んで､心をこめてﾒｯｾｰｼﾞも書き添えました｡
さらに､9月からはそのｱﾙﾊﾞﾑとともに､12年ぶりの全国ｱﾘｰﾅﾂｱｰへ出かけます！
14会場29公演､究極のｱﾘｰﾅﾂｱｰです｡こちらもどうぞお楽しみに｡
なお､このｱﾙﾊﾞﾑのｽﾍﾟｼｬﾙﾍﾟｰｼﾞも開設されていますので､ﾁｪｯｸしてみてくださいね｡
そのほか私の最新情報､近況はｵﾌｨｼｬﾙｻｲﾄや､Facebook､Twitterをごらんください｡

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