Yuming Chord
松任谷由実
2018.08.10.O.A
♪Onair Digest♪
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018で夏フェスデビューを果たした私、はじめての体験は・・・・・・とっても面白かったな。
今回は、私が感じた会場の様子や、今回のバンドメンバー、ステージの様子など、セルフレポートをお届けします。
コードは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018(From BACK STAGE)」です。


■今週のChordは“ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018(From BACK STAGE)”

m1 やさしさに包まれたなら
松任谷由実

会場入りしたのは8月3日、本番2日前です。場所は茨城県ひたちなか市、国営ひたち海浜公園。
私たち一行は電車で向かいました(笑)。東京駅でお弁当を買って、あっという間に勝田駅というところに着くんですけど。
タクシーに乗って、マネージャーと話していたのは、フェスとはいえこれから何万人かを前にする人が、タクシーでっていうのは笑っちゃうよねっていう(笑)。
ジェットヘリで乗りつけたり、リンカーンで乗りつけたりとか、みんなが思うようなフェスに“ユーミンだったらこうなのかもしれない”っていう、フェスユーザーが思うような感じでは全然ないところにカッコ良さを求めてる私ですけど。
だって、1つの曲をそれだけの人数の人が歌ってくれたりしたらこんなロマンはないじゃないですか?

ちなみに今回のメンバーは・・・・・・私がフェスに出るのに考えうる最高のメンバーで、デビューの時の、キャラメルママのドラムの林立夫さん、ギターが鈴木茂さん、そしてキーボードが松任谷正隆さん。
プラスレジェンダリーな人々、音楽監督をやってくれている重鎮、武部聡志さん。
ギター、遠山哲朗くん、ベースは須長和広くん。コーラスも新しいメンバーというか…・・・古くからの中間管理職、今井マサキ氏、そして新しい佐々木詩織ちゃん、亜美ちゃん。パーカッションが小野かほりさんです。
音を出してみたところ、“やっぱりかっこいいわ”と思って、リハの時に前でビジョンを見てたりしたんですけど。
フェスの“ワーー!!!”っていうのではない、対極のシックなカッコ良さがフェスファンの人に衝撃を与えるんじゃないかなっていう座組でありました。

デビュー45周年を迎えて、たいていのことは体験済みだった私ですが、いわゆる夏フェスは本当に初めての体験。
どういう演出にするかは松任谷さんにゆだねたわけですが、松任谷さんはキーボードで出ちゃってますからね、委ねても自分でもわからないところがあって。案外、必死に弾いてたりしてね(笑)。
それが素晴らしいですよね、初めてのことがあるっていう時に、何か怪しい回路が開いてエクスプロージョンというのがそばで見てとれました(笑)。

全体の曲の構成は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」は、かつて我が社の社員だった人物がフェスの責任者をやっていまして。そんなこともあって、数多あるフェスの中からアウェー感が一番薄まっている、そして昔から知っている主催の渋谷陽一氏の要請もあって出たわけなんですけども。

主催者側は、「せっかくフェスに出るんだから最初からみんなが知ってるスタンダードナンバーでぶちかました方が得ですよ」っていう話だったんだけど。プロデューサーの松任谷が頑強に、“普段やってるスタイルが見れなくてどうする”っていうことでちょっと裏切ってはみたものの・・・・・・すぐさま、お得感のあるセットリストになって(笑)おかげさまで、きっと満足いただけたんじゃないかと思います。


m2 Hello, my friend
松任谷由実






m3 ひこうき雲
松任谷由実

8月4日、私の出番前日、会場パーク内の観覧車に乗っています。
夕方なんですけど、心地よい風も吹いてきて、たくさんの人がお目当のアーティストや初めて出会ったアーティストを見終わって、満足感いっぱいの楽しげな表情で歩いていますね。

ここ自体が震災で被害があった場所で、このフェスが始まってから7〜8年経っていた時なのかな、それでも、その年も続けたそうで、音楽の力っていうのはあるよね。
そういうときだからこそ出演するアーティストたちも、気持ちを新たにしたんじゃないかな。
私も、そういう被害とかは心のどこかで忘れないようにしようと思っていますよ。

ただ楽しくステージに立つっていうよりも、音楽が何かお金とか物に変えられない力を与えるものだなと。
それに携わっているというのは誇りでもあるし、モチベーションにもなるし、そういうところでみんなに聴いてもらえて本当に嬉しいなと思います。
どこかで及び腰のところもあったんだけど、きっとこの平成の最後の夏に、こんなにやってきてもまだやることがあるっていう領域に引っ張り出されて、呼んでもらえて、きっと何かの意味があるんだろうと思っています。


m4 虹の下のどしゃぶりで
松任谷由実

今日は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018(From BACK STAGE)」というコードで、会場のひたちなか海浜公園からお届けしました。
ライブの様子や会場の雰囲気ほか、伝わったでしょうか?
観にいらしてくださったみなさん、本当にありがとうございました!

そして、夏フェスに参加できなかった方はぜひ、こちらへどうぞ。
来月、9月22日よりスタートするアリーナツアー、
「Ghana presents 松任谷由実 Time machine tour Traveling through 45years」
これまでのライブをぎゅっと凝縮したような伝説のステージ、すでに、入念なリハーサルが始まっています!
どうぞお楽しみに。

そのほか、最新情報はオフィシャルサイトや、FacebookTwitterInstagramを、チェックしてくださいね。


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