Yuming Chord 松任谷由実 2018.08.31.O.A
先週に引き続き､ﾕｰﾐﾝが一度お会いしたかったｱｰﾃｨｽﾄ！ ■今週のChordは“HEART OF ROCK” ハートが冷める前に
The wall ●作曲ｽﾀｲﾙ
ﾕｰﾐﾝ ：作曲､歌詞は松尾さん､ｱﾚﾝｼﾞは亀本さんというのがGLIM SPANKYのｽﾀｲﾙということですけど､場所はどんなところで作ることが多いの？ﾚﾐ ：曲作りの期間は､私はできるだけ実家で作りたいなと思っているので少しでも期間があったら実家に帰って書きます｡ﾕｰﾐﾝ ：自分の話で恐縮だけど､私も30枚目のｱﾙﾊﾞﾑくらいまでは実家に戻ってたの（笑）｡ﾚﾐ ：じゃあ実家で曲を作っていたんですか？ﾕｰﾐﾝ ：実家で作ってたね｡ﾚﾐ ：そうですね｡ﾕｰﾐﾝ ：ふっと浮かんだときに､“ちょっと､ｼﾞｬﾆｽのあれ聴いてみようかな？”とかできるもんね｡ﾚﾐ ：それなんです！ それが私が実家に帰る理由で､東京にもﾚｺｰﾄﾞいっぱいあったり､詳しい人はいらっしゃるけど｡ﾕｰﾐﾝ ：それ大事なんだよね､上げ膳据え膳じゃないけど（笑）｡勝手な時間に食べれたりするんでしょ？ﾚﾐ ：そうなんですよ｡そう考えると実家で自由に作るのがやりやすいなっていうところですね､今は｡ﾕｰﾐﾝ ：よくわかります（笑）｡ﾚﾐ ：歌詞とか聞く？亀本 ：最初送られてくる段階で､ﾌﾙｺｰﾗｽでﾊﾞｼｯとあるわけじゃなかったりするので､そんなに歌詞のことは気にしないかな｡でも､いつも歌詞はちゃんとしてるじゃん｡
ﾚﾐ ：ありがとう！（笑）ﾕｰﾐﾝ ：私もちゃんとしてるなと思って､ﾛｯｸっていうﾌｫｰﾏｯﾄに振り回されていて､言い回しとか､韻をただ踏んでたりとかそういうの多いんだよね？亀本 ：確かに､間違いないですね｡ﾕｰﾐﾝ ：でも､誰にでもわかる言葉でﾊﾞﾝ！と入ってくるじゃない？ それがすごいなと思って｡ﾚﾐ ：そこを､すごく気を付けて書いていますので（笑）｡ﾕｰﾐﾝ ：そこがね､GLIM SPANKYがいいなって思ったところで､ﾘﾌもすごい一体化してるから｡亀本 ：嬉しいです､ありがとうございます｡ﾕｰﾐﾝ ：その関係をすごく大事にしてほしいよね｡ﾚﾐ ：そうですね｡だから､口で説明するよりも絵画を渡したりとか､この映画のこのｼｰﾝとか･･･言葉では伝わらない部分も大事にしています｡ﾕｰﾐﾝ ：そこが音楽のいい点だし､解明できない素晴らしさだよね｡
Rehab ●これからの野望
ﾕｰﾐﾝ ：ﾛｯｸって何より大事なのが姿勢､態度､atitudeだよね｡ﾚﾐ ：そうですね｡ﾕｰﾐﾝ ：たとえばｱｰﾄﾜｰｸもﾎﾟｲﾝﾄだと思うんですけど､松尾さんご自身もｱｰﾄﾜｰｸを手がけたりするんですよね？ﾚﾐ ：すごく信頼してるﾃﾞｻﾞｲﾅｰさんが1人いるんですけど､その人と深く話し合って“こういうのがやりたい､ああいうのがやりたい”とか､最近は衣装もｽﾀｲﾘｽﾄさんをつけずに自分たちで選びに行ったりｱｰﾄﾜｰｸはとてもこだわっています｡ﾕｰﾐﾝ ：それがいいですよ｡できるだけ自分で､自分の血の通ったことをやっていくのが長生きの秘訣だよね｡ﾚﾐ ：自分たちのﾊﾞﾝﾄﾞのﾃﾞｻﾞｲﾝだったり､自己ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽをしたいがために､大学も本当は油絵とかｱｸﾘﾙ画をやりたかったんですけど｡ﾕｰﾐﾝ ：これから挑戦したいこと､目指したいものは何ですか？ﾚﾐ ：発信した時点で世界に発信しているわけなんですけど､ｱｼﾞｱ人のやるｶｯｺいいﾛｯｸ､ｱｼﾞｱ人にしかできないﾛｯｸっていうものを､ｶﾙﾁｬｰとして発信していきたいなってすごく思っていますね｡ﾕｰﾐﾝ ：お話を伺ってきて､志の高さと､でもそれが自然で肩に力が入ってるっていうよりも､血となり肉となりなっていて｡ﾚﾐ ：ありがとうございます（笑）｡ｵﾌｨｼｬﾙｻｲﾄ や､Facebook ､Twitter ､Instagram を､ﾁｪｯｸしてくださいね｡
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