Yuming Chord
松任谷由実
2018.09.14.O.A
♪Onair Digest♪
秋の気配を感じたら、食欲もやっと、戻ってきたかも。
涼しくなれば、キッチンにも立とうかな、と思えますよね。
まずは、冷蔵庫にいつもスタンバイしている、身近なこれを使って一品!
今日のコードは「Eggs」です。


■今週のChordは“Eggs”

m1 Egg Benedict
ハイ・ファイ・セット

我が家の冷蔵庫にも、まさにスタメンとしていつも並んでいる食材、タマゴ。
改めてまじまじと眺めると、とっても神秘的な食べ物ですよね。
「食」に関する専門誌のベテラン編集記者として活躍したジャーナリスト、ダイアン・トゥープスの本、『タマゴの歴史』にも、“タマゴは万物の源”としるされています。
それによれば、タマゴの完璧なフォルム、機能性、象徴性、美しさは、太古から人類を魅了してきた・・・とあります。
タマゴが象徴しているのは「時の始まり、生命の源、知恵、力強さ、生命力」、そして、「キリストの復活」などなど。それでいて、気軽な料理の食材でもある身近な存在です。

定番の「目玉焼き」まわりがカリッと焦げていて黄身は半熟。
バゲットやレーズン食パンが余ってしまったときはフレンチトースト、そして、意外にも失敗しがちな「ゆで卵」。
殻、うまくむけますか?どうしてもうまくいかず、薄皮を無理やりはがしてでこぼこなタマゴに・・・。
解決法として・・・ゆであがったらすぐに冷水・流水で冷やして、その後ひびを入れる、薄皮の中に水を入れる感じ。
ゆでるとき、お湯にお酢または塩を少々入れる。できればゆでる前に常温に戻しておくとよい・・・などがあります。
そんなゆで卵を使ったおすすめの一品といえば、南仏のニース名物、「サラダ・ニソワーズ」。
ちなみに、タマゴそのものを購入するとき、私がチェックするのは、健全なタマゴかどうか、ということ。
ストレスなくのびのび育った鶏が産んだ「平飼いタマゴ」がベスト!


m2 Superwoman
Karyn White


タマゴ、といってもいろいろありますが、一般的にはニワトリが産むタマゴを思い出しますよね。
さきほどの『タマゴの歴史』という本によれば、世界中のニワトリの数はおよそ190億羽。国連によると、最も多くのニワトリを飼っているのはバーレーンで、国民ひとり当たり40羽。
また、タマゴそのものの生産国として、日本はトップクラス。なんと、国民ひとり当たりおよそ330個なんだそうです。予想どおり、タマゴ好きの国です。
でも、タマゴはニワトリのみにあらず。たとえばピータンはアヒルのタマゴ。脂肪分が多くてゆでると卵白は青みを帯びて、卵黄はオレンジ色になります。
フィリピンの屋台料理のひとつ「パロット」。孵化直前のアヒルのゆでタマゴで、好みの時期を選んで食べます。

ちなみに、タマゴを買ってきて割れてしまったってことありますか?
タマゴって、本当は実は驚くほど頑丈なんだそうです。たとえば、ニワトリのタマゴを割るのに必要な平均重量は4、5キログラム。手でにぎりつぶすのは難しいんだそうです。
あの三次元アーチに近い形が、圧力を一点集中させずに分散するんですね。
タマゴは栄養学的にも完全食。すぐに割ってしまうその前に、あらためて感謝をささげなくてはね!


m3 ベルベットイースター
荒井 由実

アメリカの民俗学者、ゾラ・ニール・ハーストンという人が、こんな名言を残しています。
「現在は過去が産み落としたタマゴであり、その殻のなかには未来が入っている」。
夢のタマゴを大切にあたためながら、生まれてくる未来にいつだってわくわくしていたいですよね。

そして、私があたためていた夢がかなう瞬間がもうすぐ、やってきます!
いよいよ目前に迫ってきました。9月22日からは、全国14会場30公演のアリーナツアーがスタートします。
デビューから45年間の軌跡をたどるステージです。
「Ghana presents 松任谷由実 Time machine tour Traveling through 45years」。
ただいま、リハーサルを入念に重ねておりますよー。
アリーナ級のツアーになると、体育館を借りて大規模なリハになるんですが、これ、私こそ客席から観たい!って心から思う伝説のステージになること間違いなしです。

チケットの販売や、そのほかの最新情報は私のオフィシャルサイトや、FacebookTwitterInstagramを、チェックしてくださいね。



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