Yuming Chord
松任谷由実
2019.05.17.O.A
♪Onair Digest♪
何もいらない。
ただ、抱きしめてくれるような歌があれば。
それはきっと、言葉も国境も超えて届く、祈りのようなもの。
人がほんとうに大切にしているものは、時代がたとえ変わっても、静かに伝えられてゆく。
今日のコードは「Ever Green Song Sellection」です。


■今週のChordは“Ever Green Song Sellection”

m1 You've Got A Friend
キャロル・キング

1971年のアルバム『タペストリー(つづれおり)』からの1曲です。
このアルバムは、全米で15週連続1位を獲得し、その後6年あまりにわたって、チャートにランクインしていた名盤です。
その中に収録されていたこの「You've Got A Friend」は、グラミーの最優秀楽曲賞を獲得。
作詞作曲、ともにキャロル・キング自身が手掛けました。

「冬だって春だって、夏だって秋だって ただ、私の名前を呼べばいいの。
どこへいようと、あなたのもとへ駆けつけるわ。」

・・・と、歌うこの曲。まさに、時を超えて胸を温めてくれる名曲です。
ちなみに私、荒井由実時代はまさに和製キャロルキング、と呼ばれていました!

ということで、今日のコードは、新緑の美しい季節にお送りする、「Ever Green Song Sellection」。
私がセレクトした、エバーグリーンな名曲、それも、王道中の王道をあえてお送りしていきます。
令和の時代ももちろん、輝きを失うことなく受け継がれてゆく曲ばかりを選んでみました!

続いての1曲、ギルバート・オサリバンの「Alone Again」です。


m2 Alone Again(Naturally)
ギルバート・オサリバン

1972年にリリースされたこの曲、全米ヒットチャートでも6週1位を獲得。
全英シングルチャートでも3位を獲得、日本のオリコン洋楽シングルチャートでも5週連続1位を獲得しました。
作詞・作曲ともギルバート・オサリバンです。

ちなみに、歌詞の内容はけっこうシビア。
婚約者に捨てられて、結婚式場に取り残された、自殺を考えたりもしている男性が主人公。
彼が自分自身の半生を淡々と振り返っている・・・というものです。

タイトルのとおり、「またひとりぼっちになった、あたりまえのように」と歌います。


m3 Yesterday
ザ・ビートルズ

この曲は、もう、「世界一、有名なポップス」と言ってもいいですよね。
1965年のアルバム『Help!』に収録されていて、同じ年にシングルでもリリースされました。
作詞・作曲はポール・マッカートニー。(名義はレノン=マッカートニー)

世界中のミュージシャンがカバーしている名曲ですが、そのカバーバージョンはゆうに1000は超えるといわれていて、ギネス記録としても認定されています。もはや、誰もが認めるエバーグリーンソングです。

続いては、エバーグリーン、という形容が最もふさわしいともいえるこの2人。
と、いうか、カレン・カーペンターの歌声は、本当にエバーグリーン!
数ある名曲の中で、私が選んだのは「Superstar」です。
ちなみにこの曲は1969年にボニー・ブラムレットとレオン・ラッセルが作った曲。
カーペンターズが1971年初めにカヴァーしたことで、大ヒットしました。ロックギタリストに恋心を抱くグルーピーのせつない想いが歌われていますが、歌詞はオリジナルそのままでなく、カレンバージョンに変更されているということです。


m4 Superstar
カーペンターズ

続いては、今日最後の1曲です。
最後は、ちょっとおこがましいんですが、私の曲の中から“Ever Greenかな?”と思える1曲を選んでお送りします。
でも、この曲も、ビートルズの「Yesterday」には負けますが、かなりの方にカバーしていただいている1曲です。

もとは、ハイファイセットのためにかきおろした曲なんですが、のちに、私自身も歌って1975年にリリースした3枚目のオリジナルアルバム、『COBALT HOUR』に収録しました。


m5 卒業写真
荒井 由実

今日のコードは「Ever Green Song Sellection」ということで私がセレクトした、永遠に色あせないエバーグリーンな曲をオンエアしてきました。

私も、時代も国境もすべて超える、そして、いつ聞いてもみずみずしい・・・そんな曲を作り続けていきたいと思っています。
そして、そんな想いをいつでも新たにしてくれるのが、ツアーです。
デビュー45周年を記念して開催てきた「タイムマシーンツアー」も、先日、とうとう終わりを迎えました。
途中から追加公演が増えていき、全40公演となったこのツアーですが、無事、終えられたことを、みなさんにご報告しつつ、感謝したいと思います。
会場に足を運んでくださったみなさん、どうもありがとうございました。

ライブの裏バナシなどは、折をみてぜひ、またの機会に!
そのほか、私の近況や今後の予定は、私のオフィシャルサイトや、FacebookTwitterInstagramを、チェックしてくださいね。




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