Yuming Chord
松任谷由実
2019.09.20.O.A
♪Onair Digest♪
今日さえ乗り切れば明日から3連休、という方も多いと思いますが、3日間って微妙な長さですよね。
無理をして予定をつめこんだら色々とやれそうな気もするけれど、休み明けにぐったり・・・なんてことになったら意味がない。
どんなに遊び倒しても、一晩眠ればスッキリ、元気!・・・と、いうわけにもいかない大人たちは、脳内リゾートを楽しむコツを知っています。
そこでお送りするのは、都会に居ながらにして心身ともにリラックスできる音楽特集!
今日のコードは「Urban Girl's Music〜for Walking Alone」です。


■今週のChordは“Urban Girl's Music〜for Walking Alone”

m1 Nobody Else
松任谷 由実

脳内リゾート、というくらいですから、それは、ひとりで楽しむ秘密の旅。
誰にも邪魔されることなく、自由に魂を遊ばせることができます。
現実社会でも、VR=バーチャルリアリティ、仮想空間の中に居るような体験は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着すればできるわけですが、そんなモノがなくても、私たちには音楽があります!
そう考えると、自分で言うのもなんですが、ミュージシャンってスゴイですよね・・・。

そんなセルフVRともいえる脳内トリップのおともにおすすめしたいのが、今週、配信されたばかりの私の新曲「深海の街」、そして、荒井由実時代から現在に至るまでの楽曲、432曲のハイレゾ音源たちです。
私がシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビューしたのが1972年。
今から47年前になるわけですけど、その翌年、アルバム『ひこうき雲』をリリース。
当時は、針を落として聞く「レコード」でした。その頃つくりあげた音は、レコードを通して聞くと情報がたくさん。

そして今、楽曲に宿る時代の空気とか、私自身の音楽に対する想いはそのままに、最新のクオリティで極上のサウンドに仕上がった私の曲たち。
“まさか、こんな日がくるなんて・・・”という気持ちです。

私自身が仕上げたのではなくて、プロデューサーの松任谷正隆さんが、1年以上の歳月をかけて、今、彼が最も信頼しているエンジニア、GOH HOTODAさんとともに完成させてくれたわけなんですけど・・・きっと、ハイレゾ音源で聞くことによって、脳内トリップ感が半端ない!
そんな体験を味わっていただけると思います。

今日のコードは、「Urban Girl's Music〜for Walking Alone」。
“私”で生きていくためのパワーは、お気に入りの音楽でチャージ。もちろん私も、同じです。

続いてお送りするのは、“KING OF POP”、マイケル・ジャクソンのナンバー。
私が選んだ1曲は、「Rock With You」です。

これは1980年にリリースされたアルバム『Off The Wall』に収録されている曲で、作詞・作曲を手掛けたロッド・テンパートンという人は、「ヒートウェイブ」というバンドのキーボーディストとして登場して脱退した後、作曲家に転じました。彼の才能を買ったのがクインシー・ジョーンズ。
クインシーがプロデュースするアーティストのほとんどに楽曲を提供してきました。
マイケル・ジャクソンやジョージ・ベンソン、そしてクインシー・ジョーンズ自身のアルバムなど、ブラックミュージックのヒットソングをたくさん生み出してきた彼は、イギリス出身の白人なんですよね。
まさに、職業作詞・作曲家のプロフェッショナル、といえそうです。


m2 Rock With You
Michael Jackson






m3 Someone You Loved
Lewis Capaldi

サム・スミスを思い起こさせるシンガー・ソングライター、ルイス・キャパルディ。
スコットランド出身で、2017年のデビューEP「Bloom」が全世界で1億2,000万回のストリーミング再生という大成功を収めて話題になったといいます。
これまでにザ・キラーズ、エド・シーラン、ナイル・ホーラン、そしてサム・スミスなどのライヴやツアーのサポート・アクトを務めているそうです。やっぱり、って感じですね!

そして今年、このシングル「サムワン・ユー・ラヴド」が全英シングル・チャートで7週の間1位を記録して、2019年最も売れたシングルとなりました。

この、「Someone You Loved」という曲には、
「心が折れそうなときに、今は僕を救ってくれる人が誰もいないんだ」
「君の愛する人でいることに僕は慣れてしまっていたんだ」と、喪失感が切々と歌われていますが、悲しみと向き合ったあとは、それでも“私”で生きていこう!と、思うこと。
すべてをひきうけて、自分の足で、自分らしく!・・・そんな気持ちをこめて作った曲を集めたのが、45周年記念ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』のDisc2、「Urban Cowgirl」です。

「Urban」とタイトルについているように、歌詞もサウンドも、アーバンな曲ばかり。
そして当時、70年代後半から80年代初頭にかけてトライしていたのが、フュージョン、AOR、といったアプローチ。
それを今になって“また、やってみたいな”と思って作ったのが、「深海の街」です。

そして、ミュージックビデオにも、今できるすべての力を注ぎました。
こちらもすでに公開されていますので、ぜひ、見てみてくださいね。


m4 深海の街
松任谷 由実

今日は、最新曲「深海の街」配信リリース記念の音楽企画、「Urban Girl's Music〜for Walking Alone」というコードで音楽特集をお届けしてきました。
新曲「深海の街」配信、そして「深海の街」ミュージックビデオの公開、さらに、荒井由実時代から現在までにかけて作ってきたすべての曲のハイレゾ配信がスタートしています。
“私”で生きていくためのBGMがきっと、見つかるはずです!
何しろ432曲、ありますから! ぜひ、聴いてみてくださいね。

そして、11月6日には伝説のライブの模様を収録したBlu-rayとDVD、「TIME MACHINE TOUR Traveling Through 45years」の発売も決定しています。
こちらの目玉は、アンコール映像。とってもレアな演奏が収録されていますので、ぜひ、ご覧ください。
こちらは、ただいま絶賛予約受付中です!

また、1981年から開催されている毎年恒例の冬のリゾートコンサート、「SURFC & SNOW in Naeba」。
来年は40周年を迎えるスペシャルイヤー。
日程などの情報がすでにアップされていますので、私のオフィシャルホームページをご覧ください。
そのほか、TwitterInstagramにも近況をアップしているので、そちらもあわせて、チェックしてくださいね。




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