Yuming Chord
松任谷由実
2019.09.27.O.A
♪Onair Digest♪
気づけばあっという間に9月最後の金曜日になってしまいました。
三連休を使って旅に出たり、インテリアや衣服を秋冬モードに切り替えたり、増税前にストックできるものをまとめ買いしたり・・・・・・などなど、振り返れば忙しいひと月でしたよね。
アドレナリンが出ているときはなんとか元気をキープできても、ふっ、と気がゆるむと体調を崩してしまったり、最近は「秋バテ」なんて言葉もあるようです。
そこで今日は、最近話題のパーフェクト食材に注目。
今日のコードは「Soy First!」です。


■今週のChordは“Soy First!”

m1 雲をみている
SOY

今月は新曲「深海の街」の配信リリースというトピックスがあって、私自身も気づいたら月末・・・という感じなんですが、夏が終わったこの時期は、「夏バテ」ならぬ「秋バテ」してしまう人が多いんだそうです。
気を付けなくちゃいけないのは、夏の間、冷たいものを多く取り過ぎた人。これ、やっちゃってました。
玉のHUGO&VICTORでチョコレートパフェの連投・・・。

私のように冷たいモノばかり食べてしまったり、冷房の効いた部屋から出ずに曲をつくったり、そんな夏を過ごしていたら、身体が冷えて血のめぐりが悪くなったり、自律神経が乱れてしまうとか。
これが「秋バテ」の原因で、涼しくなってくる今頃に症状が出るそうです。
疲れがとれない、だるい、食欲がない、眠れない、頭痛がする・・・というのが主な症状だそうですが、原因不明のこんな症状に悩んでいるあなたは、「秋バテ」かもしれないですよ。

その「秋バテ」を解消するためには、身体を冷やさないことと、適度な運動、そして、栄養価の高いものを食べる、ということ。
どれも普通のことなんだけれど、忙しいとつい、食事も適当に済ませてしまったりして。そこで、今日のコード「Soy First!」。
大豆はタンパク質、食物繊維、カルシウムも豊富なパーフェクト食材。小さくてもパワフルな「SOY」に今、注目が集まっているそうです。
大豆は、古くから「五穀」のひとつに数えられていた、日本人におなじみの穀物。ちなみに「五穀」とは、米・麦・あわ・きび・豆ですね。田んぼのあぜに植えられたり、麦の裏作として栽培されてきたそうですが、紀元前1000年頃から、古代中国の東北部で栽培されていたものが大豆の起源といわれています。
日本へやってきたのは弥生時代、今から2000年ほど前だといわれます。
その後、インドやヨーロッパには18世紀頃、アメリカには19世紀になってから伝わりました。
日本国内で大豆の栽培が広まったのは鎌倉時代以降といわれていて、当時、広く普及していた仏教の教えで肉食を禁じていたので、タンパク源を大豆、大豆食品から摂るようになったんですね。 そんなわけで日本人にとっては、歴史の長い、おなじみの食材です。

最近は、大豆の水煮の缶詰とか袋入りのものがあって、そのままサラダやスープに入れて、簡単に食べられるようになりましたよね。
私たちにとっては、大豆そのものというより、加工品の方が身近かもしれないですね。
お豆腐、味噌、醤油、納豆、油揚げなどなど・・・。

豆乳は、最近かなりポピュラーになりましたよね。私も色々なレシピで使います。
私が愛用しているのは植物油やお砂糖、食塩を加えて味を調整して飲みやすくした、「調整豆乳」ですね。大豆臭はかなり抑えてあって、甘さやコクを出したい料理のときにおすすめだそうです。
こうして挙げてみると、大豆食品って本当にたくさんありますよね。
それが日本人の長寿の秘密かもしれません。


m2 Higher Love
Kygo & Whitney Houston

大豆に含まれている栄養素は、たんぱく質、脂質、断水化物。中でも、最近、日本人に足りていないのがたんぱく質なんだそうです。
今をときめくキンプリの平野紫耀さんが表紙の『女性自身』、9月24日号の“大豆ファーストで元気長寿”という記事によれば・・・、筋肉をつくるたんぱく質はとっても大切で、筋肉量が足りないと疲れやすくなるし、免疫力も下がる。

しかも、適度の筋肉をつけることでダイエットにもつながる・・・とあります。これは最近の常識かな。
で、筋肉をつけるために必要なたんぱく質の量は体重をグラムに直した数字が目安といわれていて、体重50キロの人は50グラム。肉なら100グラム、卵だと5個分。
大豆製品だとお豆腐一丁、納豆なら3パックといわれています。これ、けっこうハードル高いかも。
ちなみに厚労省が目標に掲げている豆類をとる目安の量は、100グラムだそうですよ。
大豆には食物繊維やカルシウムが豊富。脂肪も含まれていますが、植物性の脂肪なのでヘルシー。
イソフラボンやビタミンEも含まれているので、女性は意識してとりたいですよね。

「べジ・ファースト」っていうのは聞いたことある方も多いと思うんですが、食後の血糖値の上昇をゆるやかにするために、食事の時にまず野菜を食べる、これが「べジファースト」ですよね。で、この効果は「大豆ファースト」でも同じ。
大豆は消化吸収率の高い食材なので、大豆から食べることでさまざまな栄養素を効率よく吸収できるそうです。
さらに、大豆の食物繊維は腹持ちがいいので、食べすぎを防いでくれるとか。「Soy First!」の方法としては、最初に大豆製品を大さじ2杯分、食べること。
納豆や豆腐、蒸し大豆でも、なんでもいいそうです。

同じ食事でも順番が大事、っていうのはここ数年言われていることですよね。私も「べジ・ファースト」は実践してるんですけど、ソイ・ファーストは知らなかった!
大豆大さじ2杯、といえば・・・これもちょっと前から話題になっていますが、「おからパウダー」。豆乳は大豆を煮て砕いて絞って作るんですが、その、絞ったあとの「かす」を乾燥させて粉末にしたものが「おからパウダー」です。
食べ方としては、みそ汁やスープ、コーヒーにそのまま入れるのが一番簡単。
スムージーとかヨーグルトでもいいそうです。入れるのは小さじ1杯くらいでOK。もちろん、大豆そのものと同じく、たんぱく質や食物繊維は豊富です。
ちょい足しするだけでいいなら、やってみようかな、と思えますよね。
腹持ちもいいそうなので、朝のコーヒーに入れたりしてもいいかもしれません。

さて。大豆といえば、「十三夜月(じゅうさんやづき)」というのをご存知でしょうか?
旧暦8月15日、現代の暦でいうと今年は9月13日だったんですが、これが「十五夜」で、いわゆる中秋の名月。
で、もうひとつの名月が「十三夜月」で、これが旧暦9月13日に見られる月。
別名を「後(のち)の月」といって、満月よりもちょっとだけ欠けているのが趣深いといわれて、鑑賞されてきました。
今年、この十三夜は10月11日になるそうですが、お供えするのが大豆の仲間「枝豆」で、「豆名月」と言われているんだそうです。
中秋の名月と、この「後(のち)の月」、このふた晩の名月は、両方見るのがお約束。
片一方だけしか見ないのは「片見月」といって、良くないこととされているそうです。
ぜひ、枝豆にビールでも飲みつつ、10月11日の「十三夜」の月、見上げてみてくださいね。

そして、農水省のホームページには、農作物にまつわることわざが掲載されています。
もちろん、大豆もありました!

たとえば・・・・・・「大豆は米にまさる」
これは、日本でもっとも古い医学書『医心方』に出てくる言葉。
大豆は植物なのに、たんぱく質と脂質がたくさんふくまれている作物で、「畑の肉」と呼ばれているほどなんですよね。
そして、「魔力・魔法」の「魔」に、「破滅」、「滅する」の「滅(め)」で、「魔滅(まめ)」。
大豆には、わざわいや、病気などの「魔」を滅ぼす(ほろぼす)力がある、そう考えられていたのでそんな当て字ができました。

英語のことわざはあるかな・・・と思って探したら、スラングを見つけました。
「SOY BOY」。これ、いわゆる植物系男子のことをさすそうですよ。なんだか、雰囲気出てますよね。


m3 深海の街
松任谷 由実

私も、まだまだ、やりたいことがたくさんあります。
曲を作り続けたいし、それをステージからみなさんに届けたい! そのためにも大豆を食べて、健康でいたいと思います。
みなさんもぜひ、「Soy First」。豆から食事を始めてくださいね。

そんなわけで、現在、39枚目となるオリジナルアルバムを制作中の私、松任谷由実ですが、最新曲「深海の街」は、すでに配信リリースされています!
ミュージックビデオも、公開中! 見てみてくださいね。
さらに、荒井由実時代含む、松任谷由実楽曲、全423曲のハイレゾ配信もスタートしています。
こちらもぜひ、聞いてみてください。

そして!『松任谷由実 LIVE Blu-ray / DVD「TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years」』、こちらも11月6日に発売が決定しています。
私のキャリア45年間のステージの名場面の演出をヒントに、全く新しく作り替えた、コンサートツアーのベスト版ともいえるこのLIVE Blu-ray / DVD。ここでしか見ることの出来ない特典映像も満載です。
こちらはただいま、ご予約受付中!楽しみに待っていてくださいね。

そのほか今後の予定や最新情報は、私のオフィシャルホームページTwitterInstagramインスタグラムなどをチェックしてくださいね。




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