Yuming Chord
松任谷由実
2020.01.17.O.A
♪Onair Digest♪
お正月気分もすっかり抜けて、2020年、本気モード。
もてる力を発揮したいときは、迷わずコレでいきましょう。
私もここぞ!というときは、いただきます。
今日のコードは「I Love Beef!」


■今週のChordは“I Love Beef!”

m1 The Ballad of Mr. Steak
Kishi Bashi

ここ数年続いている「肉食ブーム」。
ステーキの本場ニューヨークをはじめ、世界各地のステーキ店が日本に上陸したり、熟成肉が話題になって肉系おつまみで飲む「肉バル」が続々とオープンしたり、「肉フェス」の開催に、肉好きの女子「ニクージョ(肉女)」が集まり、そして、SNSにアップするのは「フォトジェ肉」。
そんな肉食ブームの立役者は、やっぱり有無を言わせず「牛肉」ですよね〜。私も、牛肉は定期的に食べています。
肉は脂だから太る!って昔は言われていましたけど、さまざまな研究が進んで、肉を上手に摂れば痩せる!というのが今の常識ですからね。

と、言い訳をしつつ、私がいざ、力をつけたい!というときに選ぶのは、いわゆる「赤身肉」。
自慢するわけではないですが、幻の部位といわれている高級部位、「シャトーブリアン」をいただきます。
シャトーブリアンとは、細長い形をした牛のヒレ肉(テンダーロイン)のうち、肉質のよい中心部分の厚めのお肉で、フランス革命の頃の美食家、フランソワ・ルネ・ヴィコント・ドゥ・シャトーブリアンの名前がその由来。
彼が大好きだった肉だったので、“シャトーブリアン”と呼ばれるようになりました。

ちなみに、ヒレ肉は1頭の牛の3%ほどで、その中でもシャトーブリアンはさらに厳選されてしまうので、牛1頭からおよそ600gしかとれません!
で、ここは牛の筋肉の中でも動かすことが少ないから、やわらかい。しかも、動かさないのに脂肪は少ない、というのが特徴です。

家でステーキを焼くことももちろんありますが、そんなときに選ぶのはランプ。サーロインの後ろ側の「ランプ」肉は適度な脂肪があるやわらかい部位です。お肉を焼く係はおもに松任谷さん。
一般的には、牛肉は常温に戻しておくこと、肉の表面は焼き目がつくまできっちり焼き上げること、中心温度が上がりすぎないよう、油をかけながらゆっくり火を通していくこと・・・などが基本のおいしい焼き方です。

お肉を火で焼く行為って、なぜか気分があがりますよね。美味しそうな色や焼ける音、香り、どんな料理法よりも五感を刺激するからでしょうか。
いわゆる韓国風の焼肉も、かつてはさんざん行きましたね。バーベキューはレクリエーションのひとつ。我が家でもたまにお客さまを招いてやったりします。

1月も半ばを過ぎたのに、まだエンジンがかからない・・・そんなあなたは、お肉をじゅーっと焼いて、ガッツリ食べてみると、やる気がでてくるかもしれません!


m2 Sukiyaki
A Taste Of Honey

和牛は、世界中のグルメからも注目を集める食材。他の牛肉とは別モノ、という気もします。
ちなみに和牛と呼ばれる4品種は、明治時代前に農耕用として飼育されていた在来種と、外国産のさまざまな品種を交配させて品種改良を重ねて生産されたものです。

松坂牛や近江牛などブランド銘柄のほとんどを網羅する「黒毛和種」、「褐毛(かつげ)和種」は「あか牛」とも呼ばれる赤身の多い肉で、あっさりとした味わい。
そして岩手や青森などが産地の「日本短角種」は食べ応えのある赤身系。
「無角和種(むかくわしゅ)」は山口県のみで生産される希少な種類で、山口県の在来種にアバディーン・アンガス種を交配してできた、やわらかな赤身系です。

海外産といえば、ここのところよく見かける「アンガス牛」。
スコットランドのアバディーンシャイア州とアンガス州が原産の系統なんですが、イギリスからアメリカへ渡って人気が飛び火して、世界に広まりました。
日本では1916年にスコットランドから輸入されたものの、一旦途絶えてしまって、1961年にアメリカから再び輸入。今では北海道や岩手、青森などで生産されています。

ちなみに、今日は赤身肉の話が多くなっていますが、さきほどちらっと触れた、赤身肉は痩せるというお話。
一応、そのメカニズムをお伝えしておくと、牛の赤身肉は筋肉をはじめ、人のカラダをつくる大切な栄養素、タンパク質が豊富な食材。つまり、肉をしっかり食べれば筋肉量が増えて代謝が上がって、消費カロリーが増える、ということ。
新陳代謝もたんぱく質が足りないと低下してしまいます。

さらに、牛肉のたんぱく質には、L-カルニチンと呼ばれる栄養素が多く含まれているんですが、体内の脂肪と糖をエネルギーとして燃焼させる際の「運び屋」として燃焼を促進してくるとか。
このL-カルニチン、年齢とともに体内で作られる量が減ってしまうそうなので、大人になったからこそ、しっかり赤身の肉を食べなくちゃ、ということなんですね。

そんなわけで、特別なときに食べる大人の牛肉料理といえば「すき焼き」。ちょっとしたご褒美として食べたいですね。
でも、すき焼きって関西風と関東風で食べ方が全く違いますよね。
関東風は醤油、みりん、料理酒、砂糖、だしで作った「割り下」を入れて、そこにお肉や野菜を入れて煮るのが一般的。
関西風は先に肉を焼いて、味付けの後野菜を入れて、お砂糖や醤油で味付けをするんですよね。
私は、実を言うと、焼いて食べる関西風の方が好き。

今年1年も、おかげさまで忙しくなりそうなので、牛肉を食べて、健康なカラダづくりに励みつつ、駆け抜けていきます!


m3 Cowgirl Blues
松任谷 由実

今日は、「I Love Beef!」というコードでお話してきました。
とはいえ、最近では、エサの国内自給率が低い牛のフードマイレージ問題だったり、牛の育て方について動物福祉の観点から見直しがはかられたり…と、無邪気に「牛肉大好き〜」なんて言っていられない時代でもあります。
そのためにも、自分自身でしっかりチョイスをして、そして、食べるなら余すところなく、おいしくいただく、ということを忘れちゃいけないですね。

さて。すでに着々と準備がすすんでいるのが、「SURF & SNOW in Naeba Vol.40」です。
苗場プリンスホテルのブリザーディウムにて、2月2日から19日までの間、全10公演が予定されています。
そして、インターネットでお送りする苗場情報満載の期間限定スペシャルサイト、「NET RESORT【Y-topia】」が今月30日からオープンします。
今年は40周年のメモリアルイヤーということで、歴史を振り返りながら楽しめる企画もあります!
もちろん、ライブの生配信や、オンデマンド配信ほか、充実の内容になっています。
そして、すでに、意外なプロローグ映像も先行公開中です!

くわしくは、私のオフィシャルホームページTwitterInstagramに随時アップされているので、そちらもあわせて、チェックしてくださいね。




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