Yuming Chord
松任谷由実
2020.02.21.O.A
♪Onair Digest♪
ウィンターリゾートシーズン恒例のライブ、「SURF & SNOW in Naeba」。
今年は、40回目のメモリアルイヤーということで、ライブの前は、スタッフ一同、正装をして集まるセレモニーからスタートして、いざ本番へ。
2月2日から、いつもより多めの全10公演を、つい先日、無事に終えました。
今はほっとひと息、コンサートを終えたあとの、開放感あふれるリゾートライフを満喫中です。
そんなわけで、今日の「Yuming Chord」は、コンサートの余韻が残る苗場から、お送りしていきます。
コードは「SURF & SNOW in Naeba Vol.40 〜ときめくホリディ!」です。


■今週のChordは“SURF & SNOW in Naeba Vol.40 〜ときめくホリディ!”

m1 続ガールフレンズ
松任谷由実

今年のウィンターリゾートシーズンは、雪不足に悩まされながらのスタートでしたよね…記録的な暖冬で、私たちがここ、苗場にやってきたときは、正直、心配だったんですが、コンサートが始まってしばらくして、ようやく雪が積もりはじめました。
今回は、メモリアルイヤーだから、スキーも積極的にやろうかな、という気分で、ノースフェイスとHYKEのコラボスキーウェアと、板を新しくしました。カーキ色のウェアにあわせて、板も迷彩柄、いざ、雪山へ。
コンサートをすべて終えたあとは、毎年、松任谷さんと夫婦で滑るんです。

もともと、1978年に葉山マリーナでコンサートを始めていて、その後、1980年に『SURF & SNOW』っていうアルバムをリリースして、で、そのときに「SURF」があるんだったら、「SNOW」があってもいいんじゃない?っていうことになり、友達だった大学生たちが、それなら「苗場スキー場」でしょう!と教えてくれて・・・で、1981年3月11日と12日の2日間だけ、コンサートをやったのが、その始まりでした。

その当時は、空前のスキーブームだったから、ホテル側もウェルカム!という感じではなかったんですが、1度きりのつもりが、毎年やることになっていって・・・でも、正直最初は、「スキー」が先! スキーやろう!みたいな感じで、コンサートはライブハウス感覚でかなり自由に、やんちゃに、やっていました。

で、転機が訪れたのは、常設会場の「ブリザーディウム」が出来たこと。
それまでやっていた「ワールドカップロッジ」がゴンドラのターミナルステーションになることが決まって、でも、ホテルのスタッフの皆さんが署名運動をしてくれたりして、じゃあ、常設会場として「ブリザーディウム」を作りましょう、ってことになるわけです。
そうなると、もう、遊びのノリではできないぞ、ってことになって、“ライブハウス”の感覚は残しつつも、責任を感じるようになったんですよね。

何があってもやっぱり苗場は手放したくない、大切な場所なんですよね。
だから、そのために、ステージの上で自分が最高の状態でいられるよう、できるだけのことをするようになりました。これがけっこう、大変なんですけど!
ひとつひとつのことに丁寧に、真摯にやってきたところで、ふと気づけば、40年目!
自然にやってきたのではなく、やっぱり、強い意志のもとで、ここまでたどり着いたんだな、って気がしています。

コンサートのテーマは、「ときめくホリディ」、かな。
セットリストは、みなさんが苗場で、リゾート地で聴きたい!と思ってくれる曲を、惜しみなく、そして、いい意味で期待を裏切るような並びで、構成しました。
中でも、苗場といえばこの曲がセットリストに入らないことはない!という曲、「BLIZZARD」。今回はしょっぱなから、やってみました。
そして、アルバム『SURF & SNOW』メドレーへ。なかなか1枚のアルバムに収められている曲をメドレーにすることって、ないですからね〜。
苗場のステージは実験の場でもあって、その後のホールツアーなんかで、ここでの体験が生かされていく、というのも定番です。

毎回、やってみて思うこと。それは、苗場が私にとっては音楽を始めた頃の原点に戻れる場所、ってこと。
今、創作活動中なんですが、リハーサル期間も入れて、この日々は未来に向かってゆこうとする私の背中を、押してくれる気がしています。


m2 サーフ天国 スキー天国
松任谷由実

苗場名物といえば、「リクエストコーナー」。その場で手をあげてもらって、私が指名した人はステージにあがってもらって、軽くトークをしたあと、リクエスト曲を武部さんの演奏で歌う、というものです。

今回は、40周年、というメモリアルイヤーでもあったので、関係者枠を設けて、いわゆる有名人の方たちをステージにお招きしました。
毎回、リクエストを歌えなかったら、つまり、忘れてたりしたらどうしよう・・・っていうプレッシャーと闘いながらやっているんですが、案の定、降参した曲もありました。
心温まるエピソードが印象的だった親子の方からのリクエスト、「今すぐレイチェル」が、歌えなかった・・・このリベンジは、いつかどこかで、必ず果たします!

それから、今年、40周年というメモリアルイヤーならではのコンサートグッズも作りました。
中でも目玉は、ダウンジャケットと、オリジナルのジグソーパズルです。
オリジナルワッペン付き「TATRAS」 YUMINGモデルのダウンジャケット!
こちら、メンズのBELBO(ベルボ)とレディースのDRENA(ド レナ)をご用意しました。

こだわりのポイントは、光沢のあるブラック、シルエット、オリジナル ワッペンをカスタマイズ。
「ちょっと派手だけど、ワル目立ちはしない」モノ。エナメルのような、テリッとしたブラックが私好みの一品です。

もうひとつは、私が描いたイラストを高級ジグゾーパズルにしたもの。
去年、『VOGUE JAPAN』の動画の撮影で行ったセレクトショップRESTIRで、心惹かれるジグソーパズルに出会ったのがきっかけ。イラストは「NIKE」=勝利の女神。鉛筆で写実的に描いて、RESTIRのデザイナーさんに色をつけてもらいました。
なかなかいい感じの仕上がりです。アクリル製で、厚さは3mm。 アートとして、部屋に飾ってもらえたらうれしいですね。

今回の苗場滞在は、いつもより気持ち長かったんですが、オフタイムはおもにメンテナンス中心。
それ以外は、創作活動もしていました。
ひとつひとつのことに丁寧にむきあってきて、おかげさまで、40周年を迎えることができた「SURF & SNOW in Naeba」。
また来年の苗場で、みなさんに会える日を夢みて、ここからの1年、心をこめて曲をつくって、歌っていきますね。


m3 深海の街
松任谷由実

今日は、苗場プリンスホテルの一室から、「SURF & SNOW in Naeba Vol.40 〜ときめくホリディ!」というコードでお話してきました。
なお、ステージは終わってしまいましたが、インターネットでお送りする期間限定スペシャルサイト、「Y-topia」では、まだご覧いただけるコースもあります。
詳しくは、私の公式サイトでご確認くださいね。

そして、雪山を下山したら、Suchmosとのセッションライブが待っています!
『The Blow Your Mind TOUR 2020』のオープニング公演に、私、ゲストアーティストとして出演することが決定しています。
ゲストボーカリストを迎えてパフォーマンスをするのは、Suchmos史上初だそうで、私もとっても楽しみです。
3月9日と10日の2日間、「神奈川 KT Zepp Yokohama」でのライブになります。
その様子も、この番組でご紹介できたらいいな、と思っています!

そのほかの最新情報、近況は、私のオフィシャルホームページや、TwitterFacebookInstagramを、チェックしてみてくださいね。





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