Yuming Chord
松任谷由実
2020.03.06.O.A
♪Onair Digest♪
いよいよ3月、卒業や移動、旅立ちのシーズン・・・というわけで
今日のコードは「Bring back memories〜旅立ちSongs Collection」!


■今週のChordは“Bring back memories〜旅立ちSongs Collection”

m1 Mrs. Robinson
Simon & Garfunkel

1967年のアメリカ映画『卒業(The Graduate)』のサウンドトラックに使われましたがその翌年、フル・バージョンが彼らのアルバム『ブックエンド』に収録されました。

将来に不安を抱えるエリート青年・ベンジャミンの成長を描いた物語。
結婚式場から花嫁を奪い去るシーンは、映画史上に残る名場面ですよね。
この曲のほか、劇中に流れるサイモン&ガーファンクルの楽曲・・・「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボローフェア」など、名曲ぞろいでした。
映画「卒業」は、まさに、青年が新たな人生の局面へ旅立っていくお話。

今まさに、卒業や進学、就職、そして仕事場での移動、転勤、お引越しなどなど、人生の節目に立っている、という方、いらっしゃると思います。
でも、案外、みんながみんな、自分の意志で次へ進むぞー!っていう状況でもなくて、逆らえない流れの中で、旅立ちのときを迎える・・・そんな方も、いたりしますよね。
予期せぬ別れを経験する人も、居るかもしれません。

そして、そうなってみて初めて、今まで自分が置かれていた場所や、一緒に過ごしてきた人たちが、自分にとってどれほど大切だったのか・・・、そんなことに、改めて気づかされたりもします。
思い出になった過去を見渡してみて、はじめて分かることがあるんですよね。


m2 We Are Young
Fun feat. Janelle monae






m3 卒業写真
荒井 由実

この曲は、1975年にリリースしたアルバム『COBALT HOUR』に収録されている曲。
「ハイ・ファイ・セット」のシングル曲として提供した曲だったんですが、のちにセルフカバーして、今では、コンサートでもよく歌う大切な1曲です。

この曲、卒業シーズンになるとラジオでかけていただいたり、卒業式でも歌われたりしたので、すっかり「卒業ソング」として有名になったんですが、実は、卒業式シーズンの風景を描いた歌じゃないんですよね。
卒業アルバムを読み返している女性が、思い出の人を振り返っている、という歌。
いずれにしても、たくさんの方に愛されている、幸せな1曲です!
続いても、写真つながりのこの曲です。


m4 Photograph
Ed Sheeran

「♪この愛を写真に納めて思い出にするんだ 僕たちの愛を写真にしまっておこう 写真の中だったら、心が傷つくこともなく、時は止まったままだから」・・・と、歌っています。

アルバム『X(マルティプライ)』に収録されています。
この曲は、エドと、北アイルランドのシンガー・ソングライターJohnny McDaid との共作。
写真は、一番いい「とき」を永久保存しておくもの、また、新たな旅に出かける一歩を踏み出す力になるのかもしれません。


m5 In My Life
The Beatles

1965年にリリースされたアルバム『ラバー・ソウル』からの1曲で、レノン=マッカートニー名義で作られたとされています。

「♪忘れることなんてできない、愛する人や友人たちとの記憶がある場所
亡くなった人たちもいれば、まだ元気でいる人たちもいる
そのすべてを、この人生で僕は愛してきたんだ」

そして、さらに続きには、「でもそんな友人たちも愛してきた人たちも あなたとは比べられない これまでの思い出はみんな色褪せてゆく」・・・・・・と、歌います。
過去への愛も大切だけど、それ以上に君を強く愛していきたい、という歌。

今日は、「Bring back memories〜旅立ちSongs Collection」というコードで、卒業や移動など、旅立ちの季節に聴きたい曲を集めてお届けしてきました。
なお、今日お送りした「卒業写真」以外にも、「卒業ソング」といえる曲、ほかにもあります。
荒井由実時代から現在まで、私が作ってきた423曲を、主要サイトにて配信中なので、そちらを聞きつつ、今のあなたにぴったりな1曲、探してみてくださいね。

そのほか、最新情報や近況報告は、私のオフィシャルホームページや、TwitterFacebookInstagramを、チェックしてみてくださいね。



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