Yuming Chord
松任谷由実
2020.05.08.O.A
♪Onair Digest♪
今日も番組スタッフと離れた場所から、テレワークスタイルでお送りしているわけなんですが、番組を始める前の打ち合わせは私にとって、発声練習を兼ねたウォーミングアップ。
そこでは、会えなかった間に仕入れた“とっておきの話”をするのがお決まりで、時にはシリアスな話をしたり、音楽談義もあったり。
そして、笑いも絶えません。そんな時間が、実は、とっても大切な心の栄養だったりもします。
そこで、今日のコードは「Share with a smile」。


■今週のChordは“Share with a smile”

m1 Smile for me
松任谷 由実

オープニングは、2016年リリースのアルバム『宇宙図書館』から「スマイル・フォー・ミー」。

“Stay Home”が日常になってきた私たち。
こうして家で仕事ができるのも、食事ができるのも、音楽を聴くことができるのも、その陰に誰かの力や働きがあってできていることを、改めて忘れてはいけませんよね。
ゴールデンウィークもあけて不安が残る中、お仕事に出かけている方に心から感謝をしながら、今日も番組をお届けしていきます。

さて、そんな中、私たちにできることは、とにかく、自分の健康をキープすること。ウイルスに打ち克つには免疫力アップが欠かせませんが、“笑うこと、笑顔でいることが有効な手段である”というのは、もう、みなさんご存知ですよね。
笑うことで幸福な気持ちになると、ナチュラルキラー細胞によい影響を与えるため免疫力があがるといわれています。日々の暮らしに笑いは、とっても大事です!

今、“手っ取り早く笑いたい!”というときに使えるのが、さまざまな動画ですよね。その笑いを、誰かにシェアすることも出来ちゃう時代。
言葉をかけるのももちろんいいけれど、“これで元気出して!”っていう思いをこめて笑いのツボが同じ友達に、気分転換になりそうな動画を送ったりしてもいいですよね。
忙しく働いている友人・知人に、そういう動画を送るのってタイミングも難しいし、意図がうまく伝わるかな?って普段は遠慮するけど、今ならきっと家にいるはずと思って、気になったおもしろ動画とか、音楽とかを送ったりしています。

ほかにも、家族と同居しながら「ソーシャルディスタンス」をとって暮らしている。そんな方も多いと思いますが、そんなときも、おもしろ動画を送るだけで笑いを共有できますよね。そんなわけで、我が家でも松任谷さんから、動画がちょいちょい送られてきます。

この時期、フェイクニュースには気を付けなければいけませんが、ニュース番組仕立ての笑える動画も最近のお気に入りです。
笑ってしまってニュース原稿が読めない“壺浅壺男”キャスターの「コンビニ強盗の犯人が鼻毛用ハサミで店員を脅した」というニュースを笑いをこらえながら読む姿に“もらい笑い”してしまいます。

“わっきゃい”さんという男性が作る「どうでもいい日常のニュース」も、笑えます。自分自身の日常にあったことをニュース仕立てにして紹介しているんですが、ニュース原稿がホンモノさながらでよくできています。
例えばある3月のニュースは、「記憶なし 手帳に謎の予定」という見出し。「スケジュール管理に使用していた手帳に、書いた覚えのない予定が記されていました」というナレーションで始まります。
3月23日の欄に「持ち手」と書いてあったことを伝え、でも思い当たるフシがなく、そのまま当日は寝て過ごしたところ、「いまだに誰からも怒られていません」というオチでした。
スケジュール管理が手帳の方には、よくある話かも。

暗い気持ちになるニュースが多い中、こんなバカバカしいフェイクニュースが気分転換になりますね。

ちなみに、私もツイッターで動画をアップしているんですけど、「くすっ」と笑っていただけるようなものも、あるんですよね。自転車でイカ足漕ぎ動画とか、Tシャツをターバンにして頭に巻いてみた動画とか。
よかったらぜひ、公式ツイッターをチェックしてみてください!
笑いをシェアして、今、健康な人たちの免疫力をアップすること。
それが、世界を救う道のひとつかもしれません。

ではここで1曲、今日のコード「Share with a smile」にちなんだこの曲を。


m2 Smile At Me
Paulo Muniz

ブラジルのシンガーソングライターです。2007年のアルバム『Trying to Fool Destiny』からPaulo Muniz(パウロ・ムニツ)で「スマイル・アット・ミー」でした。

ここからは、先週からスタートした「Yuming’s Private Library A to Z」。
自宅で過ごす時間が増えたこの機会に、私のCDライブラリーからアルファベット順に、今聴きたい曲をお送りしています。
第一回目の先週は「A」、ということで、「A」のコーナーから、Aaron Nevilleを選びましたが、今日は「B」のコーナーからピックアップ。

「B」のつくアーティストは、かなり幅をとっている充実ぶりなんですけど、その中からピックアップしたのは「The Band」です。
アメリカのサザンロックを象徴する存在、“ミュージシャンズ・ミュージシャン”「The Band」。
実はメンバー5人中、4人がカナダ人という彼らこそ、同時代のアメリカ人が忘れかけていたアメリカン・ルーツ音楽を掘り下げて、確固たるスタイルを築き上げたといわれています。

サイケデリックサウンド全盛の1968年にリリースされた伝説の名盤、『Music from Big Pink』がバンドとしてのデビュー作になります。
今日は、そんなThe Bandのデビューアルバム、『Music from Big Pink』から、シングルにもなった「ザ・ウェイト」をお送りします。
Big Pinkとは、ボブ・ディランとともにニューヨーク州ウェスト・ソーガティズで借りていた住居の名前。このアルバムのジャケットのイラストを描いたのは、ボブ・ディランです。
バンド名の由来は、それまでツアーを共にしてきたスターたちのバック・バンドにしか過ぎなかったからと言われていますが、そのシンプルなバンド名に、彼らの音楽に対する真摯な想いがこめられていますよね。


m3 The Weight
The Band

「Yuming's Private Library A to Z」、今日は自宅のプライベートライブラリー「B」のコーナーから選んだ1曲、The Bandで「The weight」でした。
第3回目となる来週は、「C」のエリアから選んできますので、お楽しみに。

では、最後は、私の曲をお送りしますが、ここでは現在、番組ホームページで募集中の、あなたとつくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」に届いたリクエストにおこたえしたいと思います。
まずは、メッセージからご紹介しますね。福岡県のラジオネーム<かおり>さんからです。


福岡県のラジオネーム<かおり>さん
先週の放送を聴いて素晴らしい企画に嬉しくなり、参加させていただきたいと思いました。
私がリクエストしたい希望の曲は、『緑の町に舞い降りて』です。
ユーミンの曲は情景が頭に浮かぶものが多いのですが、この曲は緑、キラキラした太陽、青い空、そして透き通る空気の匂いまで感じられそうな身体中に力、希望がみなぎる1曲です。
さわやかなメロディに、色とりどりの色彩が浮かんできます。
今、不安でつらい日々が続いてる世の中ですが、自分に出来る事を意識してしっかりと行動して、この曲のようにキラキラと明るさを取り戻せる日が来ますよう、是非、プレイリストに入れていただけたら幸いです。

まさに、「希望」に満ちたシーンの歌かもしれません。
今年は、あの美しい岩手の緑を見ることはかなわなかったけれど、いつかそんな日がくるまで歩みをとめずに、創作活動を続けます!


m4 緑の町に舞い降りて
松任谷 由実

あなたとつくるプレイリスト、 「ユーミンからの、希望のうた。」
1979年リリースのアルバム『悲しいほどお天気』に収録された1曲、「緑の町に舞い降りて」をお送りしました。

今日は、「Share with a smile」というコードでお話してきました。
今はミュージシャンたちも様々な工夫をこらして、動画をアップしています。
私の場合は、松任谷由実Officialインスタグラムページで、過去のLIVE映像作品を公開しています。笑える映像ではないと思いますが、気持ちが前向きになれたり、昔の恋を思い出してしんみりしたり・・・心が動く映像だと思うので、ぜひ、ご覧ください。

そして、番組ホームページでは、あなたと一緒につくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」のリクエストを引き続き、募集しています。『Yuming Chord』公式サイトのリクエストフォームに、メッセージとともにお送りくださいね。
このプレイリストは、Spotifyにて配信する予定ですので、お楽しみに!

そのほか、今後の予定や近況は、私のオフィシャルサイトや、TwitterFacebookInstagramを、チェックしてみてくださいね。



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