Yuming Chord
松任谷由実
2020.05.15.O.A
♪Onair Digest♪
今週も私の事務所の一室から、リモートワークスタイルでお送りしていきます。一日も早く、これまでの生活ができるよう、もうしばらくは“STAY HOME”。

不便や退屈と折り合いをつけながら生活しなければならない今こそ、クリエイティビティを発揮することが大事です。足りないモノや欲しいモノは、いっそ、自分で作ってみる。
そこで!今日のコードは「by myself」。


■今週のChordは“by myself”

m1 瞳はダイアモンド
松任谷 由実

お送りしているのは、アルバム『FACES』から「瞳はダイアモンド」。
音楽生活30周年を記念したセルフカバーアルバムでした。
こちらは1983年、松田聖子さんに提供した1曲です。

刻々と状況は変わっていますが、まだまだ気をゆるめることができない中、私も食料品を週に何度か買いに出る以外は、ほとんど自宅で過ごしています。

創作活動は、相変わらず粛々と・・・。
我が家の場合、夫婦で自宅作業中ということもよくあるので、いわゆる1日3食を作るのは、これまでと変わらない日常だったりもするんですが、色々と工夫をしながら、自分を楽しませるための食卓を演出しています。

ツイッターにもアップしたんですけれど、ある時は食事の場所を変えてみました。
例えばある日は「テラスでお好み焼き」(5月1日)。
そして、5月6日の夜は、「月餅でアフタヌーンティー」。
ふだんほとんどやらないんですが、ママレードを手作りしてしまいました。実は、知り合いのレモン農家の方からたくさん柑橘類を送っていただきまして。

そんな風に、今こそ、自分の中にあるクリエイティビティを開放するとき!

たとえば、まだ品薄状態が続くマスクを手作りする方も増えていますよね。しかも、みなさん、すばらしい知恵と工夫で作っていらっしゃいますよね。「布はなんとかなっても、ゴムがなかなか手に入らない」という声もよく聞きますけど、使い捨てマスクのひもを再利用したり、毛糸の縄編みとか、ストッキングを使って作る方もいるそうです。
やっぱり、“必要は発明の母”ですね!

ちなみに私は、かつて防災用にそろえたハイスペックな防塵用マスクのストックがあり、経年劣化してしまったモノを再生してみました!
「こんなマスクを作っています!」っていう動画も色々あって、先日この番組でもお話しましたけど、白いブリーフをかぶってマスクと帽子にする人や、鍋のフタをスウェットのフードにカポッとはめて歩いている人もいました。

ヘアケアとかネイルも、“自分自身でやるしかない”という時期でもありますよね。カットやカラーもなかなか行けず・・・みなさんどうしてますか?
私の場合、困ったときにはかぶりモノや巻きモノの出番です。
ターバン、おすすめです。なければTシャツでどうぞ!

今は、思うように前へ進むことができなくて、気持ちが焦ることもありますけど、実は、すごく成長しているときかもしれないですね。

ではここで1曲、今日のコード「by myself」にちなんだこの曲を。


m2 Myself
Post Malone

大ヒットアルバム『ハリウッズ・ブリーディング』から、「成功して周りが変わってしまったけど、これまで訪れた場所も、いつもの自分で行きたい」と歌っています。
お送りしたのは、ポスト・マローンで「マイセルフ」でした。

今週も、私、松任谷由実がテレワークスタイルでお送りしています。
ここからは、「Yuming's Private Library A to Z」。
家で過ごす時間が増えたこの機会に、私のCDライブラリーからアルファベット順に、今、聴きたいアーティストの曲をその日の気分で選んで、オンエアしています。

うちのCDラックは、CDショップみたいにアルファベット順に並んでいるので、そこからピックアップ。
A,Bときて、今日は「C」の棚から探してきたアーティスト、「Crosby, Stills, Nash & Young」(C.S.N.&Y)です。

Crosby, Stills, Nash & Youngは、元「バーズ」のデヴィッド・クロスビーと、元「バッファロー・スプリングフィールド」のスティーブン・ステルスとのジャム・セッションに、「ホリーズ」に在籍していたグレアム・ナッシュが加わって結成された“CS&N”というバンドがあって、(彼らは1968年にアルバムデビューして、200万枚のセールスを記録。グラミー賞の最優秀新人にも選ばれていますが・・・)結成翌年の1968年にニール・ヤングが参加してCSN&Yが誕生。
“ウッド・ストック・フェスティバル”に出演して、話題をさらいました。
彼らの全盛期は、ヒッピー・ムーブメント幻想が崩壊しつつある頃で、アメリカのヒッピー世代のノスタルジーを刺激する存在になったといいます。

では今日は、彼らが1970年にリリースしたファーストアルバム『デジャ・ヴ』から、ニール・ヤングが作詞作曲した1曲で「Helpless」。


m3 Helpless
Crosby, Stills, Nash & Young

この曲は、1970年6月に公開されたアメリカンニューシネマ、『いちご白書』の挿入歌としても使われました。
「Yuming's Private Library A to Z」、お送りしたのは、私のプライベートライブラリーの「C」のコーナーから選んだ1曲、Crosby, Stills, Nash & Youngで「Helpless」でした。
来週は「D」のエリアから選びますが、「D」も意外と層が厚いかも。お楽しみに!
では、最後は、私の曲をお送りしますが、ここでは、現在、番組ホームページで募集中のあなたとつくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」に届いたリクエストにおこたえしたいと思います。
今日は、神奈川県のラジオネーム<るびい>さんからのリクエストです。
まずは、メッセージからご紹介しますね。


神奈川県 ラジオネーム<るびい>さん
ユーミンからの、希望の歌、「LOVE WARS」をリクエストします。
今の世の中いつになったら終息するのか、辛い日々が続いています。
でも、いつかは終わると思って、この曲の「恋(コロナ)を戦うから GAME OVERにはさせない」というフレーズで元気をもらっています。(歌詞をもじって恐縮です)
見えない敵と戦うしか無いですよね!医療現場は大変です。

<るびい>さんのお仕事は薬剤師だということですが、きっと日々、緊張感をもちながらお仕事されているんですよね。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。どうか、お身体にくれぐれも気をつけて、お過ごしください。
では、ラジオネーム<るびい>さんからのリクエストで、「LOVE WARS」。


m4 LOVE WARS
松任谷 由実

あなたとつくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」
お送りしたのは、神奈川県のラジオネーム「るびい」さんからのリクエストで、1989年リリースのアルバム『LOVE WARS』に収録されたタイトル曲、「LOVE WARS」でした。

今日は、「by myself」というコードでお話してきました。
決して、今の状況を肯定するわけじゃないんですけど、気軽に外に出てショッピングに行けない今、その緊張感というか緊迫感が人間を覚醒させたのかな、と思ったりします。
なんだか、ちゃんと頭を使って、からだを意識して日々を過ごしてる、そんな気もしています。
自分の可能性を広げる“by myself”ライフ、これからも続けなきゃね。

そして!今はミュージシャンたちも、さまざまなアクションを起こしています。
私は、松任谷由実Officialインスタグラムページで、過去のLIVE映像作品を公開しています。
また、昨年末に開催した、LGBTQ支援音楽イベント、『(コカ・コーラ presents)LIVE PRIDE 〜愛をつなぎ、社会を変える。〜』、こちらのステージがYouTube(https://youtu.be/jQmJm5G1084)にて無料公開されています。
MISIA、清水ミチコさんほか、8組のアーティストが出演した、とってもゴージャスな、それでいて、今、この世界を生きるヒントにもなるような、そんなステージです。
今月いっぱい、5月31日までの限定公開なので、ぜひぜひ、チェックしてみてください。

そして、番組ホームページでは、あなたと一緒につくるプレイリスト、「ユーミンからの、希望のうた。」のリクエストを募集しています。
『Yuming Chord』公式サイトのリクエストフォームに、メッセージとともにお送りくださいね。
このプレイリストはすでに、Spotifyにて配信中です。
今後も、第二弾、第三弾・・・アップしちゃおうかな、と思っています。

そのほか、今後の予定や近況は、私のオフィシャルサイトや、TwitterFacebookInstagramを、チェックしてみてくださいね。


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