Yuming Chord
松任谷由実
2022.02.25.O.A
♪Onair Digest♪

出かけるときの支度もぱぱっと済ませたい!そんなときに便利かも・・・?
今日のコードは「色ち買い(色違い)」です。


■今週のChordは“色ち買い(色違い)”

m1 Favourite Shirts(Boy Meets Girl)
Haircut 100

お送りしているのは、80年代に活躍したニューウェーブバンド、ヘアカット・ワンハンドレッドで「フェイバリット・シャーツ」!
日本でも渋谷系サウンドに影響を与えた名曲!邦題は「好き好きシャーツ」でした。

そんな1曲でスタートした、『Yuming Chord』。
『SURF & SNOW in Naeba Vol.42』をおかげさま無事終えて、苗場から下山してきたばかりなんですが、すでに!リハーサルがスタートしています。
3月に入るとすぐに、『松任谷由実コンサートツアー 深海の街』第二幕が始まるので、まさに、“Marathon man,keep running & never stop”!という感じ。

雪山にこもっていた日々より忙しい毎日は、少しでも楽したい!
例えば、出かけるときの支度もぱぱっと済ませたい!そんなときに便利かも・・・?な、今日のコードは「色ち買い(色違い)」です。

「色違い」で同じものを買うことを、「色ち“買い”」っていうんですよね。
私は、どちらかといえば「色ち“買い”」する派。その理由を説明するならば、私の場合、これは私に似合う!という自分の「審美眼」とうか「選択眼」に、絶対的な自信があるから。私のお眼鏡にかなったものは、色違いそれぞれに愛用するし、手持ちのアイテムとのコーディネートも思い描けるから買ってしまいます。

このパターンの例をあげると、セリーヌのタンクトップ。もうひとつ、ハイエンドなモノになりますが、グリモルディの時計。

あとは、買い物に行く時間が限られているので、気に入ったものはスペアが欲しいし、手頃な価格でそろえて、アレンジを楽しもう・・・という場合もありますね。

例えば、バンダナ。持ってない色を見つけると買ってしまいます。
タイツも、履き心地とかデニールにこだわりがあるのと、消耗品でもあるので、これだ!と思ったら色違いで揃えます。

庶民的なアイテムとしては、カラーのゴム手袋。
フロントホック型(と私が勝手に呼んでいる)リーディンググラス(老眼鏡)も、色違いで持っています。これは、その日のファッションにあわせたいから。

ちなみに、「色違い」ショッピングをする人は、おしゃれ上級者なのか、それとも、おしゃれ初心者なのか、意見が分かれるところですよね。

一応、おしゃれ上級者、と呼ばれる私の場合、デザインやパターンが好みのアイテムと出会ったら、着回しを楽しみたいから、その場で買ってしまう、という感じ。自分に似合う色も分かっているし、何なら、組み合わせ次第で、どんな色にも挑戦して、キャパシティを広げます!

そのためにも、自分に似合う色、というのを知っておくといいですよね。
そして、自分に似合うスタイル・デザインを知ることも大事。

その一方で、「おしゃれに自信がない」から、似合ったものがあれば、無難に色違いを買っておけば安心、という心理もありますよね。
「ファッションに興味がない」とか「服選びに時間をかけたくない」という理由で、日々、着るモノを“制服化”してしまうために、色違いのモノをいくつか買う人もいます。
スティーブ・ジョブズの服は、いつも黒のタートルネックシャツとブルージーンズ。
重要な決断がたくさんあるビジネスマンだった彼は、洋服を選ぶことで頭を悩ませたくなかったから、というのは有名な話ですよね。

でも、私にとって、ファッションは人とのコミュニケーション!
身に着けるアイテムとか、ブランドとか、カラーコーディネートは、時間が多少かかったとしても楽しみたいので、これからも“色ち買い”、しちゃうと思います。
ではここで、今日のコード「色ち買い」にちなんだこの曲を。


m2 If It's Love
Sting

スティングのニューアルバム『The Bridge』から。
それが恋なら「季節」も関係ないし、「治療」もいらないと歌うラブソング。
恋してる方がお洒落になれますよね?

『Yuming Chord』、お送りしたのはスティングで「If It's Love」でした。
今日のコードは「色違い(色ち買い)。」
色の話をしているところで、毎年、アメリカのPANTONE(パントン)社が発表する、今年のトレンドカラー、2022年カラー・オブ・ザ・イヤーを調べてみました。
グラフィックデザイン界はもちろん、建築、ファッション、イベントやメディアなど、各方面に影響を与えているカラー・オブ・ザ・イヤーですが、今年は青みパープルの“ベリーペリ(Very Peri)”という色だそうです。
これはパントン社が作った新色で、「ブルーのもつ忠実さと普遍的なイメージにレッドのもつエネルギーや高揚感をブレンド」した色。

クールな中に温かみや力強さをミックスしたこの「ベリーペリ」という色。
パントン社の説明によると、「パンデミックによる孤立や分断の激しい時期から抜け出す」変革の時代に、「楽観的な自信や大胆な好奇心を表現」した色で、「未来に新しい光を照らす」色だそうです。

去年11月、この番組で「パープル」というコードを選んでいたんですよね。
先見の明がありましたね〜。
「深海の街」ツアーを彩るカラーは、まさにパープル!
ぜひ、今年の「色ち買い」に加える際の、参考にしてください。差し色にいいかも!

さて!私の色違いコレクションの話に戻ると、微妙にデザインは違うんですが、ラコステのポロシャツは何枚か持っています。

シューズも、色違いのものを買いがち。シンデレラフィットするものには、なかなか出会えませんからね!

そして、これは正確に言うと色違いだけじゃなくて、柄違いでもあるんですが、フェンディのバゲットは、つい、買ってしまいます。

そのほか「色ち買い」しがちなモノといえば、微妙な色違いで持っているデニム(パンツ、Gジャン)、シンプルなニットボーダーシャツ、ストールやマフラー、ベレー帽などの季節小物。

いずれにせよ、「色ち買い」したくなるほどのお気に入りが見つかるのって、幸せですよね!ではここで、今日のコードにちなんだ、私の曲を。


m3 青いエアメイル
松任谷 由実

お送りしたのは、1979年リリースのオリジナルアルバム、『OLIVE』から、「青いエアメイル」でした。

今日は、「色違い(色ち買い)」というコードで、お話してきました。

ファッションの話をしていたら、春モノのアイテムを買いに行きたくなりました。
まだまだ、寒さは残っていますけど、せめて、色から春を楽しみたいですね。

そして、いよいよ3月2日、鹿児島からスタートする、『松任谷由実コンサートツアー 深海の街』第二幕!
そのあと福岡と大分へ向かいますので、九州のみなさん、待っていてくださいね。
感染拡大防止に努めながら、みなさんに安心してステージをお楽しみいただけるよう、スタッフ一同、全力で準備中です。私の思い出しリハーサルも、順調ですからね。
なお、日々、状況を見ながら、ツアーの情報はアップデートしています。

そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッターインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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