Yuming Chord
松任谷由実
2022.09.09.O.A
♪Onair Digest♪

来月リリースされる『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』にも収録された1曲。
今日のコードは「真珠のピアス」です。


■今週のChordは“真珠のピアス”

m1 真珠のピアス
松任谷 由実

お送りしているのは、1982年にリリースされたオリジナルアルバム『PEARL PIERCE』から、「真珠のピアス」。来月リリースされる『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』に収録されている音源からお届けしています。

この曲を制作した頃、日本の一般的な女性たちの間では、まだ、ピアスよりイヤリングをつけるのが主流だったような気がするんですが、私は当然、ピアス派!

欧米では1970年代あたりから耳に穴をあける器具・ピアスガンが登場して、失敗が少なく手軽になったことから両耳ピアスが主流になっていったそうです。
1980年代には複数の耳にピアスの穴をあけるのが広まって、日本では「不良のアイテム」のイメージが強いピアス。
いまだに「身体に穴をあけるのはちょっと抵抗がある・・・」という人もいますよね。

それでもやっぱり、この曲の詞は「真珠のピアス」にしたかったんですよね。

そんなわけで「真珠のピアス」というコードでお送りしていく、『Yuming Chord』。
デビュー50周年メモリアルイヤー真っ最中、ということで、10月4日にリリースされる、『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』のプロモーションに奔走しています。
民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーンの企画で募集したリクエスト曲と、エピソードをもとに選曲した50曲と、キャンペーンソングとして書き下ろした新曲、「Call me back」を収録した3枚組のアルバムですが、リリースまでひと月をきったところで、この番組でも、スペシャルなトピックスをピックアップしてご紹介していきたいと思います。

今回のベストアルバム『ユーミン万歳!』は、時代と再生メディアが進化していく中でのリリース。そこで、収録された51曲の音源をすべてアップデートしました。
これは、プロデューサーである松任谷正隆の、一番のこだわりポイントです!
“10年後でも100年後でも通用する、より普遍的な音源にしたい”という言葉から、2022 MIXを担当してもらったのは、世界的エンジニアのGOH HOTODAさん。
NYを舞台にマドンナ、ジャネット・ジャクソン、初期の宇多田ヒカル作品のミックスを手掛けて、グラミー賞も複数回受賞している彼は、映画的音楽体験が楽しめる「Dolby Atmos」を研究している第一人者なので、楽曲の世界に没入する感覚を味わえるようになった曲も、いくつかあります。

そのほかの楽曲もすべて、実際に聴いていただくと、発売当時の音との差を、きっと感じ取れると思います。
ポイントは、「自分の記憶にある音像」と今回の新しい音源との間の差に、あの頃の自分から今・現在を生きる自分との間に流れた時間の経過が表現されている、ということ。
大切なピアスを彼のベッドの下にひとつぶ投げてきたあなた、あの日があったから今の幸せがある、ってことに、改めて気づくはずです!


m2 ダイアモンドダストが消えぬまに
松任谷 由実

『Yuming Chord』、今日のコードは「真珠のピアス」。
来月リリースされる『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』にも収録された1曲ですが、この曲にもリクエストをたくさんいただきました。ピアスを開けたときのエピソードや、この曲のシチュエーションと同じようなことを元彼の部屋に仕掛けちゃいました・・・などなど、色々なメッセージをいただきまして、本当に、リスナーの方、ひとりひとりの物語が、「真珠のピアス」という曲とひもづいているんだな、と感激しました。

ピアスの発祥は諸説ありますが、邪悪な存在から身を守るものだったそうで、古代では、悪魔は穴が開いているところから進入してくると言われていて、耳を守るためにピアスをつけるようになったとか。
兵士や横行貴族の男性たちがつけたのが始まりで、魔除けだけでなく、兵士たちが戦死した時の身元を確認するためにピアスをつけていたといいます。
そのほか、インドでは宗教的な儀式のひとつとしてピアスの穴を開けていたとも。

ピアスの歴史をひもといてみると、ギリシャ・ローマ時代にまでさかのぼります。
古代ペルシアの遺跡からは、ピアスをした男性の遺骨が発見されていたり、壁画には男性兵士たちがピアスをした姿が描かれていました。
日本でも、縄文時代の人々は耳たぶに穴をあけて輪っか状の装飾をしていました。弥生時代になるとピアスが確認できなくなるんですが、その後、文明開化がきっかけで、ピアスが復活!
女性たちがピアスをするようになったとか。

世界的にみると、17世紀にクリップ式やねじ留め式のイヤリングが発明されて、耳を傷つけなくても着けられることからイヤリングが流行した時期がありましたが、1960年代、ヒッピーの登場でピアス人気に再び火がついて、80年代にはパンクロックのアーティストがピアスをしていたことから、ピアス文化が確立していったといわれます。

そして、「真珠のピアス」、もちろん、持ってます。

「真珠のピアス」は高いから、彼の部屋に投げて帰るのは勇気がいる!よっぽどの覚悟が必要!という意見も耳にしますが、もっと気軽に使うなら、コットンパール(※コットンを球体に圧縮して、表面に塗装などのパール加工を施した模造真珠)とか、ガラスやプラスチックで出来ているイミテーションパールのものも、デザインが楽しめますよね。

ところで、今日は「真珠のピアス」というコードですが、ピアスの歴史上、高貴な身分の人たちが好んで身に着けていたのが真珠、ダイアモンド、そして、金。
繊細な細工をほどこした金の耳飾りが古代都市の墓地から出土したりもしていますが、真珠もいいけど、GOLDは別格ですよね!

と、いうことで、10月4日にリリースされるアルバム、『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』のすべての形態の中に、「ゴールドディスク」をランダムに封入することが決定しました。
50周年を記念して、本物の金を使った「24K GOLD DISC」(Gold Disc version)を、なんと、500セット、封入します!これは、初回限定盤A、B、通常版、すべての形態が対象です。
パッケージを開いたらGOLDのDISC。これ、うれしくないですか?
しかも、そのうちの限定10枚に、私自らがプレス工場に出向いて、直筆サインをいれます!
当たった方は、ご利益間違いなし!の、超レアアイテムじゃないですか!?
これ、もちろん通常のCDとして再生が可能ですから、ご安心を!

50周年のアニバーサリーイヤーにリリースするベストアルバムならではの仕掛けや特典、まだまだご用意していますので、お見逃しなく。

ではここで、その『ユーミン万歳!』に収録される新曲を。
“50年の時を超えて”をテーマに、松任谷由実と、最新のAIでよみがえった荒井由実のボーカルとの初共演です!
松任谷由実 with 荒井由実「Call me back」。


m3 Call me back
松任谷由実 with 荒井由実

お送りしたのは、民放ラジオ99局 スピーカーでラジオを聴こうキャンペーン「WE LOVE RADIO 松任谷由実 50th ANNIVERSARY〜日本中、ユーミンに包まれたなら〜」。
こちらのキャンペーンソングで、松任谷由実 with 荒井由実「Call me back」でした。

今日は、「真珠のピアス」というコードで、私のピアスにまつわる思い出、この曲も収録される『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜』についてのお知らせをお届けしてきました。

このアルバムのリリースは10月4日!
ただいまご予約受付中ですが、購入者対象特典は、さきほどご紹介した、私の直筆サイン入り10枚を含む、合計500枚の「24K GOLD DISC」が封入されているだけではございません!

まず、来年、2023年5月からスタートするアリーナツアーの、「どこよりも早い!」チケット最速先行予約ができます。
また、そのツアーの公開ゲネプロに、抽選でペア500組を1000名様をご招待!
貴重なステージ、ぜひ体感していただきたいと思います。
さらに、デビュー記念日に、スタッフが作ってくれた、「50周年記念Tシャツ」のバージョン違いを、500名の方にプレゼントします。
今、ご紹介したアルバム購入者スペシャル特典は、すべて発売から1週間、10月10日までが応募期間になっていますので、アルバムをいち早く手に入れてくださいね。

今お伝えしたお知らせのくわしい内容、応募方法などは、松任谷由実オフィシャルホームページ『ユーミン万歳!』特設サイトをご覧ください。

そのほか、50周年特別企画が他にも同時進行中です。
私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッターインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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