Yuming Chord
松任谷由実
2023.01.20.O.A
♪Onair Digest♪

今日は、旧暦の「大寒」。あまりに寒いと、身体はもちろん、心も固く、縮んでしまいそうですよね。
今日のコードは先週に引き続き、「Want to Move!〜Yuming's Dance Tunes Sellection in Winter」です。


■今週のChordは“Want to Move!〜Yuming's Dance Tunes Sellection in Winter”

m1 Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生
松任谷 由実

お送りしているのは、1991年11月22日にリリースされた23枚目のオリジナルアルバム、『DAWN PURPLE』のオープニングチューン、「Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生」です。
夜明けの色、"DAWN PURPLE"を生命の誕生に重ねたコンセプト・アルバムで、1曲目はまさに、日本のPOPS史上初!
出産の瞬間がテーマになっています。
人間が初めに見る色、胎児が出産の時に感じる色でもあるんですよね。

この曲は、親友(小林麻美さん)の、覚悟を決めた出産に寄せてリライト。
実は、1987年、麻美さんに提供した「遠くからHAPPY BIRTHDAY」が原曲。
偶然、かつての恋人を見つけた主人公。その日がその恋人の誕生日で、遠くからお祝いする、という歌でした。

生まれ変わった「Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生」では、コーラスに久保田利伸さんに参加してもらって、ファンキーかつGroovyなダンスミュージックに仕上がりました。
そして昨日は、わたくしの誕生日でした!

と、いうことで、今日のコードは「Want to Move!〜Yuming's Dance Tunes Sellection in Winter」です。

今日は、旧暦の「大寒」。
1年で最も寒さが厳しい頃といわれていますが、あなたの街は、いかがですか?
あまりに寒いと、身体はもちろん、心も固く、縮んでしまいそうですよね。
そこで!今週の『Yuming Chord』は、私のダンスミュージックを集めてお送りしていきます。
ぜひ、ラジオを聴きつつ、ちょっとだけでも、身体を動かしてみてくださいね。
ちなみに、やる気がどうしても出ないときこそ、とにかく、身体を動かしてみるといいそうですよ。
身体が動けば、気持ちも動く。その通り、ですよね。
私も毎朝、まだ頭が起きていなくても、「えいやっ!」と気合を入れてベッドから出て、毎日のルーティンをスタートして、ウォーミングアップしています。

そして、仕事場では、ここ数日はどっぷり、「SURF & SNOW in Naeba Vol.43」のリハーサル中。
ステージでの振り付けも、絶賛、特訓中です。
今回は、ダンスするシーン、ありますからね。

歌いながらダンスをするのはもちろん、ステージに立つときに大切なのが「体幹」。

これまで、身体をはったコンサートはたくさんやってきましたが、最もチャレンジングだったのは、「YUMING SPECTACLE SHANGRILA」でしょうか。
コンサートでもミュージカルでもサーカスでもない、新しいエンターテインメント。
1999年(44公演)、2003年(53公演)、2007年(37公演)の3回にわたってお送りしてきました。

ではここで、あの日を思い出しながら、私のダンスミュージックを。
オープニングでお送りした「Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生」も、SHANGRILA IIとIIIで披露したんですが、この曲は、SHANGRILA Iで演奏しました。

1992年11月リリースのオリジナルアルバム『TEARS AND REASONS』の、オープニングを飾る1曲です。「無限の中の一度」。


m2 無限の中の一度
松任谷 由実

コンサートもカラオケも、すべては「踊るため」。
そんな時代の1曲でした。
『Yuming Chord』、お送りしたのは「無限の中の一度」でした。

真冬だからこそ踊りたい!そんなあなたにお送りする、「Yuming's Dance Tunes Sellection in Winter」。
2011年4月リリースのアルバム『Road Show』から、「太陽と黒いバラ」。


m3 太陽と黒いバラ
松任谷 由実

この曲は、日本を代表するサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスに提供したもので、2010年に、NORAがスペイン語で作詞、私が作曲をした「Soy Una Rosa」という曲が原曲。
お送りしたのは、私が日本語詞を書いたバージョンになります。

サルサは、キューバ音楽にジャズ的な要素を加えた、リズム主体の新しいラテン音楽。
スペインの舞踊音楽、西アフリカの舞踊リズム、チャチャチャ、マンボ、ルンバなどアフロ・キューバン音楽の混成音楽がルーツですが、キューバやプエルトリコなど、中南米のミュージシャン達が、お金を稼ぐためにニューヨークで演奏して大ヒットしました。
ジャズの要素が加わって洗練されて、1970年代には世界中に広まっていきます。

もともとのサルサは、西アフリカからキューバやプエルトリコに連れてこられた奴隷たちの唯一の娯楽でアイデンティティ。サルサダンスは抑圧された感情を表に出し、力強い生命力が感じられるダンスで、基本のステップは腰をくねって地面を這うように踏みますが、それは奴隷たちが足に重い輪をかけられた状態で踊っていた名残、そう言われています。

ちなみに、私が踊るために遊びに出かけていたのは、ティーンの頃というより、大人になってから。
多感な時期に、「キャンティ」で大人の世界を垣間見てはいましたが、それはあくまでも、学校生活をちゃんと送りながら、親に隠れて出かけていた頃のこと。
ナイトカルチャーを気ままに楽しんでいたのは、1980年代頃かな。

桑原茂一と中西俊夫が1982年にオープンさせた日本初、といわれる表参道のクラブ「ピテカントロプス」に行ったりしていました・・・。

あとは、1991年に西麻布にオープンした『Yellow』にも出かけたかな。
正式名は「Space Lab YELLOW(スペース・ラボ・イエロー)」。

そんなクラブ通いはとっくに卒業しちゃいましたけど、踊ることは基本、好き!

では!「Want to Move!〜Yuming's Dance Tunes Sellection in Winter 」、今日最後の1曲をお届けしましょう。
この曲は、2020年、コロナ禍真っ最中に作ったアルバム『深海の街』に収録した曲で、当時の想いがぎゅっ!と凝縮されています。

アーティストとしての使命、魂の叫びのようなモノが曲になっていて、まさに、ダンスミュージックと言えるんじゃないかな。
サウンドだけでも、目の前が開けるような希望に満ちた仕上がりになっています!
ぜひ、聴いてみてください。「ノートルダム」。


m4 ノートルダム
松任谷 由実

この曲は、『深海の街』コンサートツアーでも、もちろん、歌いました。
STAY HOME期間が明けてスタートしたこのツアーで、私が立つステージのバックには、かつて見たノートルダム寺院をバックに映し出して、胸がしめつけられるそのシーンもしっかり収めたBlu-ray /DVD、『松任谷由実コンサートツアー 深海の街』。こちらは、今月25日に発売です。
『Yuming Chord』。お送りしたのは、「ノートルダム」でした。

今日は、一年で一番寒い「大寒」の日、ココロとカラダを動かそう!そんな気分で、私のダンスサウンドをお届けしてきました。
もし、気になる楽曲があったら、主要配信サイトにて、改めてお楽しみくださいね。
もちろん、これからも新しい曲を作りつつ、ステージにも、立ち続けます!

冬の恒例、「SURF & SNOW in Naeba Vol.43」は2月6日から全8公演を開催!
こちらは今年もネットで参加できます。
くわしくは、Net Resort in Naeba「Y-topia」のサイトをチェックしてくださいね。
オンデマンド配信ほか、スペシャルなコンテンツを、ご自宅でお楽しみください。

そして、さきほどもお知らせしたBlu-ray /DVD、『松任谷由実コンサートツアー 深海の街』。
こちらは、アルバム『深海の街』収録曲のほか懐かしい曲もまじえて、ひとつの物語のような作品になっています。
ツアーの裏側も観られる特典映像も必見!
今月25日の発売ですので、ご予約、お待ちしてます。
なお、同じ日に、大型新人バンドSKYEの初ライブツアー映像作品、『SKYE TOUR 2022』も発売されます。私も出演していますので、こちらもぜひ!

さらに!5月からスタートするアリーナツアー、『50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey』も準備にとりかかっています。
ツアー日程や会場など、くわしくは松任谷由実オフィシャルサイトでご確認ください。
東京・六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューで開催中の展覧会、「YUMING MUSEUM」もぜひ、お見逃しなく。
入場券の入手方法など、くわしくは「YUMING MUSEUM」の公式サイトをご覧ください。

そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッターインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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