Yuming Chord
松任谷由実
2023.04.07.O.A
ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞやUSJといったｱﾐｭｰｽﾞﾒﾝﾄﾊﾟｰｸはもちろん､日常生活でも耳にすることが増えてきました｡
今日のｺｰﾄﾞは｢Happy Easter｣です｡
■今週のChordは“Happy Easter”
Before Easter
Tracy Chapman
お送りしたのは､2005にﾘﾘｰｽされた､ﾄﾚｲｼｰ･ﾁｬｯﾌﾟﾏﾝのｱﾙﾊﾞﾑ『Where You Live』から､｢Before Easter｣｡
そんな1曲でｽﾀｰﾄした､｢Yuming Chord｣｡
時間が止まってしまったような日々からようやく解放されて､お花見や新年度の入社式､入学式といった式典も､今年はこれまでどおり｡
ｴﾝﾀｰﾃｲﾝﾒﾝﾄ業界も､ようやく､息を吹き返してきた感がある今日この頃ですが､ここ数年､ﾊﾛｳｨﾝをしのぐ勢いで認知度をｱｯﾌﾟしてきた､ｷﾘｽﾄのｲﾍﾞﾝﾄがあります｡
ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞやUSJといったｱﾐｭｰｽﾞﾒﾝﾄﾊﾟｰｸはもちろん､日常生活でも耳にすることが増えてきた･･･と､いうわけで､今日のｺｰﾄﾞは｢Happy Easter｣です｡
ｷﾘｽﾄ教圏の国では､ｷﾘｽﾄの誕生日を祝うｸﾘｽﾏｽに並ぶ大切な日が､ｲｰｽﾀｰ｡
十字架にかけられて亡くなったｷﾘｽﾄが3日後によみがえったことをお祝いするお祭りで､日本語では｢復活祭｣とも呼ばれます｡
で､この｢ｲｰｽﾀｰ｣は､春分の日のすぐあとの満月の日の次にやってくる日曜日､とされていて､毎年､日にちが変わるんですが､2023年の今年は､4月9日､今度の日曜日になります｡
ちなみに｢ｲｰｽﾀｰ｣という名前の由来は､ｹﾞﾙﾏﾝ神話に出てくる春の女神｢Estore（ｴｵｽﾄﾚ）｣からきているといわれています｡
まさに､｢ｲｰｽﾀｰ｣は､厳しい冬の季節が終わりを告げて､春の訪れを喜ぶお祭りでもあるんですよね｡
ｲｰｽﾀｰ･復活祭のｼﾝﾎﾞﾙといえば､｢ｲｰｽﾀｰｴｯｸﾞ｣と｢ｲｰｽﾀｰﾊﾞﾆｰ｣｡
ｲｰｽﾀｰｴｯｸﾞとは､卵に美しい絵や模様をほどこした飾り｡
本来は本物の卵を使って作りますが､最近はﾌﾟﾗｽﾁｯｸやﾁｮｺﾚｰﾄでつくられます｡
卵は生命のはじまりの象徴！ まさに､命が芽吹くこの季節にふさわしいｼﾝﾎﾞﾙですが､宗教的な意味でいうと､殻を割ってひよこが生まれてくる様子が､ｷﾘｽﾄの復活を表している､ということなんですね｡
そして､｢ｲｰｽﾀｰﾊﾞﾆｰ｣は､卵を運んできて庭に隠していくうさぎのこと｡
うさぎはたくさん子どもを産むことから､豊穣や繁栄のｼﾝﾎﾞﾙとされています｡
で､ｷﾘｽﾄ教圏の子どもたちは､うさぎが隠した卵を､ｲｰｽﾀｰの朝､探すのが楽しみのひとつ､と言われているんです｡
ﾎｯﾄｸﾛｽﾊﾞﾝｽﾞ（十字架つきの菓子ﾊﾟﾝ）や､ｼﾑﾈﾙｹｰｷを食べる習慣もあります｡
ちなみに､ｼﾑﾈﾙｹｰｷとは､ﾄﾞﾗｲﾌﾙｰﾂやﾋﾟｰﾙなどが使われたｹｰｷがﾍﾞｰｽで､ﾏｼﾞﾊﾟﾝﾎﾞｰﾙを11個ﾄｯﾋﾟﾝｸﾞするのが一般的｡
この11という数字は､裏切り者ﾕﾀﾞをのぞいた､ｲｴｽ･ｷﾘｽﾄの忠実な弟子たち11人を意味しているとか｡
ではここで､｢Happy Easter｣というｺｰﾄﾞにちなんだ1曲を｡
Revival
Eurythmics
復活をお祝いするような気持ちにさせてくれる1曲｡
お送りしたのは､1989年のﾋｯﾄ曲､Eurythmicsで｢Revival｣でした｡
今日は｢Happy Easter｣というｺｰﾄﾞでお送りしています｡
そういえば､ﾓｱｲ像で有名なｲｰｽﾀｰ島ですが､1722年にｵﾗﾝﾀﾞ海軍がこの島を発見した日が､ｲｰｽﾀｰの日｡
だから､｢ｲｰｽﾀｰ島｣という名前がつけられたんだそうですよ｡これ､私も知らなかった！
ｷﾘｽﾄ教国にとっては､島の名前にしてしまうほど特別な｢ｲｰｽﾀｰ｣｡
1世紀末にはすでに行われていた､伝統ある祭日です｡
そんなこともよく知らずに乗っかってしまう日本人､実は､どこの国よりもお祭り好きなのかもしれません｡
でも､ｲｰｽﾀｰｴｯｸﾞをﾎﾝﾓﾉの卵で作るのは､なかなか今の時期､難しい｡
卵､かなり高級品化してますよね｡そもそも､手に入らないこともあります｡
松任谷家では､卵かけご飯をよく食べるので､応援の意味もこめて､ちょっとお値段が張りますが､卵はひんぱんに購入します｡
話がそれてしまいましたが､今日のｺｰﾄﾞは｢Happy Easter｣｡
日本で初めてｲｰｽﾀｰを扱った楽曲をつくった私ならでは､のｺｰﾄﾞですよね｡
1973年ﾘﾘｰｽのﾃﾞﾋﾞｭｰｱﾙﾊﾞﾑ『ひこうき雲』に収録されている歌ですが､今日のｺｰﾄﾞ｢Happy Easter｣にちなんだ､この曲を｡
ﾍﾞﾙﾍﾞｯﾄ･ｲｰｽﾀｰ（2022MIX）
荒井 由実
お送りしたのは､ｱﾙﾊﾞﾑ『ﾕｰﾐﾝ万歳！〜松任谷由実50周年記念ﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑ〜』から､｢ﾍﾞﾙﾍﾞｯﾄ･ｲｰｽﾀｰ｣でした｡
今日は､｢Happy Easter｣というｺｰﾄﾞでお話してきました｡
50年前にﾘﾘｰｽした､ｲｰｽﾀｰをﾓﾁｰﾌにした楽曲｡
今回は､装い新たな2022MIXでお送りしましたが､ぜひ､当時の音でも､聴いてみてください｡
私にとって､やっぱり特別なﾃﾞﾋﾞｭｰｱﾙﾊﾞﾑ､『ひこうき雲』｡
私自身も､ｲﾉｾﾝｽを感じて､ﾋﾟｭｱな気持ちになれる1枚です｡
あらためて､50年というときの重みを感じつつ･･･でも､私はまだまだ､歩みを止めません！
そんな意気込みをｶﾀﾁにした､ﾃﾞﾋﾞｭｰ50周年を記念した全国ｱﾘｰﾅﾂｱｰ､大和証券ｸﾞﾙｰﾌﾟpresents 50th Anniversary 松任谷由実ｺﾝｻｰﾄﾂｱｰ｢The Journey｣｡
5月13日（土）14（日）神奈川･ぴあｱﾘｰﾅ MMからｽﾀｰﾄして､12月まで､52公演を予定しています｡
4月に入って､ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝｳｨｰｸをのぞいたら､実質ﾂｱｰ初日までひと月くらい！
一日､一日を大切にしながら､魂をこめて､本番にのぞみたいと思います｡
ﾂｱｰの詳細や今後のｽｹｼﾞｭｰﾙ､そのほか､私の最新情報や近況は､私の公式ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞやﾂｲｯﾀｰ､ｲﾝｽﾀｸﾞﾗﾑ
などでお知らせしています｡
ぜひ､ﾁｪｯｸしてみてくださいね｡
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