Yuming Chord
松任谷由実
2023.10.06.O.A
♪Onair Digest♪

これからは本格的な秋、味覚の秋、食欲の秋!!食べるべきか、やめておくべきか、でもやっぱり、食べたいよね!今日のコードは「いも・くり・なんきん」です。


■今週のChordは“いも・くり・なんきん”

m1 Autumn Leaves
Helen Merrill

素晴らしいですね、ヘレン・メリルの声。脳の芯のところがゾワーッと痺れるような感じです。
「ニューヨークのため息」と称されるハスキーボイス。曲も本当に素晴らしくて、いま聴くのにピッタリだな。

お送りしたのは、ヘレン・メリルで「Autumn Leaves」。

そんな1曲でスタートした、「Yuming Chord」。
ただいまコンサートツアー「The Journey」真っ最中の私ですが、第2期は秋冬シーズンということで、ひとつ、悩ましい問題にぶちあたります。
そう、これからは本格的な秋、味覚の秋、食欲の秋!!
食べるべきか、やめておくべきか・・・でもやっぱり、食べたいよね!
そんな今日のコードは「いも・くり・なんきん」です。

毎日気ぜわしくしていると、季節のめぐりにも気づかないまま1日が暮れていきますが、秋だけは旬の食材が豊富!食事のたびに「秋が来たのね・・・」と、しみじみさせられます。
何しろ、特に女性好みの食材がこの時期に出回る「いも・くり・なんきん」。
あのホクホク感や甘みがたまらない!という方も多い中、まずは「お芋」から。

●いも(お芋)

「お芋」にも色々ありますが、この時期に出回るのが「さつまいも」。
ヒルガオ科の野菜で、夏から秋に収穫されたあと、2〜3か月貯蔵して、余分な水分をとばすと、おいしくなるそうです。

さつまいもを使ったもので、私が好きなのは、和菓子スイーツ。
特に、芋けんぴでね、名古屋の方に「(吉芋)花火」というのがあるんですよ。ああ、食べさせてあげたい。
後引きする細さで、飴が絡まっていてクリスピーなんです。

さつまいもの甘みは、エネルギーのもとになる「でんぷん」が、アミラーゼという酵素のおかげで糖に変わるからなんですけれど、そのほか、ビタミンやカリウム、食物繊維もたっぷり!

私自身はさつまいもを使ったレシピはあんまりないんだけど、時々、牛肉が半端に余ると、(さつまいもと一緒に)すき焼きみたいなものを。さつまいもと牛肉は合うんですよ。
すき焼きのタレで煮る感じ。生姜を千切りにしたものをたっぷり入れるのを、忘れないように。そしてできれば、最後にトッピングに大葉の千切りを乗せると完璧です。

さつまいも以外の話もしないとね。
里芋はすごく好きですよ。(皮を)むくのがちょっと面倒くさいけれど。
御御御付(おみおつけ)に入れるのもいいし、鶏のひき肉と、やっぱり生姜の千切りとで、あんかけっぽく煮ると美味しいです。

では!ここで今日のコード「いも・くり・なんきん」にちなんだ1曲を。


m2 Sweet Potato
Sia

たゆたうようで気持ち良いですね。三拍子なのか、シャッフルなのかわからなくしているのは・・・何の楽器だろう?シンセサイザーではなく、オーガニックで、民族的な弦の音がします。

お送りしたのは、シーアで「Sweet Potato」でした。

●くり(栗)

「くり」は、英語でチェスナット(chestnut)。ブナ科の木の実、ナッツの仲間です。
ふだん私たちが使っている「マロン」はフランス語なんですが、これ、正確には栗のことではないみたいで、本来は”マロニエ(marronier)”と呼ばれる、トチノキ科の木になる”マロン(marron)”という実のことを指します。

ちなみに栗は、縄文時代に、私たちの祖先が炭水化物食品として食べていた木の実で、栗文化・栗文明は、世界に類をみない日本独自のものだそうです。

三内丸山遺跡を見学に行ったら、中に研究所があって、ガラス張りで見えるんですけど、研究者の方が栗をピンセットでつまんだりしていました。
栗はタンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素を含んでいるということで、稲作文化が入ってくる前は、栗が日本人の主食だったようですよ。

そんな栗の食べ方も色々・・・シンプルな「焼き栗」「ゆで栗」「栗饅頭」「栗ご飯」。「モンブラン」「マロングラッセ」。

私がよくいただくのは、今年も送っていただきましたが、この番組でも何度か触れている私の“親友”、中津川「すや」の栗きんとん!本当においしいです。
毎年9月から1月の期間限定で販売されているんですけれど、栗と少量のお砂糖だけ使って、栗の水分だけで炊き上げる、素材を活かした味わいで、季節が進むごとに味が変わります。

●なんきん(かぼちゃ)

そして最後は、南の瓜(うり)と書いて「なんきん」。かぼちゃのことです。
旬を迎えるのはこれからの時期。日本で今、出回っているのは、アメリカから伝わった「西洋かぼちゃ」。
ほくほくとした甘みが強いのが特徴です。

かぼちゃに含まれる栄養は、なんといってもβカロテン!
抗酸化作用や、免疫力アップ、目や肌の健康を保つ働きが期待できます。
しかも、ビタミンCや食物繊維も豊富な、緑黄色野菜です。

そんなわけで、私もお料理に使いますよ。
私のおススメは、かぼちゃ中心のグラタン。
かぼちゃのほかに、ナス、ズッキーニ、エリンギ、そしてチョリソーソーセージ。これらをみんなひと口大に切って焼きます。かぼちゃは電子レンジで柔らかくしておいて、炒めるときにシナモンを振る。かぼちゃとシナモンは合いますよ。
で、耐熱容器に並べます。そしてとろけるチーズをかけて、オーブンで15分位焼くと、一度炒めて火を通してありますからね、グラタンになります。
あ、言い忘れたけど、ナスやズッキーニ、エリンギにはローズマリーが合うかな。

ヘルシーでおいしいホクホク系野菜たち。
これからの季節のお楽しみですね!
では、今日のコード「いも・くり・なんきん」にちなんだ、私の曲を。

かぼちゃ、といえば「ジャック・オー・ランタン」。
ハロウィンパーティーにぴったりな曲を、コラボしました。


m3 SATURDAY NIGHT ZOMBIES
RHYMESTER cheers 松任谷由実

これは、もともと私の曲のマルチテープを使って、当時のデータとそれぞれのアーティストがセッションするというスタイルで、私の楽曲が生まれ変わりました!

お送りしたのは、11月29日リリースの『ユーミン乾杯!! 〜松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム〜』から、RHYMESTER cheers 松任谷由実「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」でした。


今日は、「いも・くり・なんきん」というコードでお話してきました。
ストイックな生活の中でも、心がホクホクする自分へのご褒美を忘れずに、ご機嫌な日々を過ごしながら、デビュー51周年目の毎日を駆け抜けていきたいと思います!

大和証券グループpresents 50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー「The Journey」。
明後日、10月8日の日曜日と翌日9日、体育の日の祝日は、広島グリーンアリーナへ!
そこで、お知らせです。
今日、ご紹介した、『ユーミン乾杯!! 〜松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム〜』。
11月29日の発売ということで、現在、各CDショップにてご予約を受け付けていますが、実は、コンサートツアー「The Journey」の会場でも、ご予約を受け付けています。
ご予約特典は、「The Journey」グッズ!
ツアービジュアルポスターか、クリアファイルをプレゼントします。
ぜひ、会場でのご予約もお待ちしています。


ツアーグッズの詳細やツアーのスケジュール、コラボベストアルバム「ユーミン乾杯!!」に関する情報も含めて、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッター改め「X」Facebookインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。


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