Yuming Chord
松任谷由実
2024.1.26.O.A
♪Onair Digest♪

真冬に聴きたい音楽特集。今日のコードは「Warm your heart, Calm your mind」です。

■今週のChordは“Warm your heart, Calm your mind”

m1 You Make Me Feel Brand New
The Stylistics



お送りしているあまりにも有名なこの曲は、1973年のアルバム『Rockin' Roll Baby』に収録されていたものを1974年にシングルとしてリリースして、大ヒットしました。

The Stylisticsは、昨年クリスマスシーズンに来日して、全国3か所でライブを開催したんですけれど、私も12月25日のクリスマス当日に、ビルボードライブ東京のThe Stylistics公演に行ってまいりました。
クリスマスにThe Stylisticsを聴くというのは、本当にピッタリだったなと思います。

オリジナルメンバーは2人しか残っていないんですが、リードボーカルの人が変わっても、ちゃんと雰囲気を絶やさないように、しっかり同じサウンドになるように・・・ショービズは、つくづくその名前ありき、そしてその楽曲ありきだなと思います。いい曲ばかりで、すごく良かったです。
ショーの途中で、うしろのカーテンが開くんですよね。そうすると夜景がパーッと見えて、ミッドタウンのスケートリンクが見えるんですよ。六本木にもかかわらず、なんだかニューヨークみたいだな、と。
素晴らしい演出でした。

そんな1曲でスタートした今日の『Yuming Chord』は、真冬に聴きたい音楽特集。
今日のコードは、「Warm your heart, Calm your mind」です。

日本の暦でいうと、いま、この時期は1年で一番寒さが厳しい「大寒」の時期になりますが、私は、ただいま来月5日からスタートする「SURF&SNOW in Naeba Vol.44」のリハーサルが佳境に入ってきて、日々、ホットにトレーニングを重ねています。
寒さの中、体調管理には本当に気を使いながら、ね。

最近、愛用している、“温かグッズ”というのか、“便利グッズ”というのか・・・これはまわりにススメまくって好評を得ているんですけれど、「かかとツルツル靴下」というものがあって。
かかとがガサガサになっている人は多いですよね。このソックスを履いていると、クリーム要らずでしっとり。かかとがみるみるリカバーされるんですよ。

あと、こういう時期は、水分補給が大事ですね。歳を重ねると、特に唇とかにも出てきます。口のまわりのシワとか、これは水分が足りないからです。唇は粘膜の出口ですから、意識して水分を摂るとずいぶん改善されますよ。
私は、相変わらずお白湯健康法。前にも言いましたが、洗面所に電気ケトルを置いておいて、すぐお湯を沸かせるようにしています。ほどよい温度までお水を足して、意識して、1日に何度も飲んでいます。

さて、そんな寒さのなかにも、ほんの少しだけ春のきざしを感じることもあったりして・・・日の入りが少しずつ遅くなってくるだけで、ちょっとうれしいですよね。

そのほか、寒さの底だからこそ気づいた、小さな春。寒さの底に、何か春の気配。心を澄ますとわかるものです。

ではここで、今日のコード「Warm your heart, Calm your mind」にちなんだこの曲を。
UB40「(I Can't Help) Falling In Love With You」。

m1 (I Can't Help) Falling In Love With You
UB40



原曲は、エルヴィス・プレスリーの主演映画『ブルー・ハワイ』のために作られた、「Can't Help Falling In Love(好きにならずにいられない)」で、映画公開の1961年にシングルとしてリリースされて大ヒットしました。

この、UB40のカバーは、1993年5月にリリースされて、世界11か国のシングルチャートで1位を獲得。当時、「輝き続ける太陽のようなレゲエのリメイク」と称賛されたそうです。
レゲエで(この曲のリメイクを)やるとはね・・・私もこれをヘビロテで聴いたクチです。

続いては、これもまた、凍える心を温めてくれる1曲です。
Nat King Coleで「Smile」。

m1 Smile
Nat King Cole



やさしい歌声に、励まされる1曲ですね。

音声が人間の心身にどんな影響を与えるのか、認知心理学をベースにした研究をされている音楽・音声ジャーナリストの山附L子さんによると、声は、「自分と人、自分と社会をつなぐメディア」。
だから、その人の存在そのものや、その人がもつ感情を伝える力をもっているといいます。

自分の声を真っ先に聴くのは自分。だからもし、ヒステリックに甲高い声を出すと、当然、自分の脳に、音によるストレスが生み出されてしまうといいます。
そもそも、高い周波数の音を聞くと人の脳は覚醒され、興奮してしまうんだとか。
だからもし、自分の心や、目の前に居る誰かの心を鎮めたいのなら、低くて柔らかい声を意識して出してみるといいそうです。

声を聴くと心穏やかになるな、という経験は、20年近く前に、私の声からα波が出ているという検証の為にモンゴルに行って、モンゴルの伝統的な歌唱法「ホーミー」の名手に会ったことです。ダワージャブさんという方だったんですけれど、生でホーミーを聴くと、本当に不思議な、おだやかな気持ちになります。そこにいた動物たちがうっとりしたり、ロバが涙を浮かべてたりするのを見て、α波ってすごいな、と。自画自賛になっちゃうかもしれないけれど、私の声から出ているということが証明されまして。
α波は、太古の昔から恐竜たちも聴いていたような周波数帯で、ゆりかごに居るような感じになるようです。そういう成分が自分のなかにもあって良かったなと思います。

では、今日のコード、「Warm your heart, Calm your mind」にちなんだ、私の曲を。

いま、「声」についての話をしましたけれど、コラボベストアルバム『ユーミン乾杯!!』も、まさに、さまざまな声との共演!さまざまな冒険・実験をこころみた1枚なので、あらためて、ぜひ、聴いてみてください。

それでは、GLIM SPANKY cheers 松任谷由実で「真夏の夜の夢」。

m1 真夏の夜の夢
GLIM SPANKY cheers 松任谷由実



GLIM SPANKYの松尾レミちゃんの声も、本当に唯一無二というか、倍音成分の多い・・・私もそうなんですけれど、2人(の声が)合わさったとき、不思議な効果を醸し出していたと思います。
すごくロックテイストになった「真夏の夜の夢」でした。

今日は、「Warm your heart, Calm your mind」というコードで、「大寒」の今、心を温めておだやかな気持ちにしてくれる音楽を特集してお届けしました。

デビュー50周年イヤーを終えて、新たな1歩を踏み出し始めた私ですが、今の具体的な目標は、40枚目になるオリジナルアルバムをリリースすること!
そして、それを携えてツアーに出ること!
みなさんに直接、歌声を聴いていただけるその日を夢みて、創作活動に打ち込みたいと思っています。

そして、すでにリハーサルをスタ―トしているのが、「SURF&SNOW in Naeba Vol.44」です。
2月5日(月)から全8公演、苗場プリンスホテルの「ブリザーディウム」にて開催しますが、期間限定のスペシャルサイト、「NET RESORT『Y-topia』Vol.6」も同時に開設されます。
ライブ映像ほか、盛りだくさんのコンテンツ配信など、会場に行けなくても、苗場の雰囲気が存分に味わえますので、ぜひ、参加してみてください。

こちらの詳細をはじめ、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッター改め「X」Facebookインスタグラムなどでお知らせしています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

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