9月4日
digest:
さて、今週はユーミンと同じレコード会社EMI MUSICに所属していて、ニューシングル「SHORT HAIR」をリリースしたBASE BALL BEARからボーカル・ギターの小出祐介さんとベース・コーラスの関根史織さんが来てくれました!
深夜のテレビで彼らのステージを初めて見たときに、女の子がベースのバンドだと思い、かっこういいなと、名前とバンドのたたずまいもぴったりで興味を持ったというユーミン。今日は才能ある若手アーティストに、おおいに刺激を受けたオンエアとなりました♪

■Sweet Discovery Info ”Base Ball Bearをゲストに迎えて”

ido feat. 呂布 / BASE BALL BEAR
小出さんと呂布さんとのつながりは?
「スクールオブロックでやっている閃光ライオットという10代限定の夏フェスがあって、そこに出てたOKAMOTO'Sが前にズットズレテレズというのをやってて、そこのフロントマンだったのが呂布で、彼はプライベートでも友だちなので一緒に友だちと作ったって感じです」
これを聞いていて『スライディング・ドア』という電車のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合という、ふたつの運命の映画を思い出したというユーミン。
「電車で聞いてほしいと思ったので、それは当たり!ですね(笑)」という答えが小出さんから返ってきました!

プレゼント / LA-PPISCH
目指している音楽というテーマでまずは関根さんの選曲!
BASE BALL BEARで、いつかこういう曲を演奏したいという、影響を受けた楽曲の中でも特別なものを持ってきていただきました。
「目指しているというと難しいけれども、ベーシストのtatsuさんにファーストアルバムのプロデュースをしていただいてからベーシストとしてtatsuさんを尊敬するようになって、今でもライブに来ていただいて色々アドバイスをいただいてます。この曲はベースが目立つわけではないのですが、メロディが泣けるというか…ベースの立ち位置もシンプルですごくいいです」

キャノンボール / 中村一義
続いて、小出さんが挙げて下ったのがこの曲!
「Aメロからずっと同じ歌詞を繰り返ししているのですが、メロディと言葉のシンプルさがすごく刺さったのが印象的です。関係ないんですけど中村さんは出身地が同じで(笑)。同じ小岩出身で同じ景色を見た中村さんがこういう曲を作っているというところもすごくささっちゃいましたね」
曲を聴きながら小岩ってどんなところだろうってくんくんかぎ分けてみましょうか(笑)というユーミン。
「中高は学校が嫌でひとりぼっちだったけど、バンドをやることだけが自分のやりがいでバンドのためだけに過ごしてたんで、とにかく詞が一番ささったんですよね」

メルシールー / ねごと
最近気に入っている曲、まずは関根さんの選曲。有名ですよね、ねごと。
「閃光ライオットのときに出て来て、私たちが審査員だったのですがすっごくよかったんですよ。この前初めてちゃんとお話をして、聞いたら彼女たちも17歳くらいからバンドをしてて、今20歳で一緒だなって、思いました。デビュー当時はどこでも一番年下だったけど、下の子が出て来て…」その感慨をつい昨日のことのように思い出したユーミン(笑)。
「30代、40代ってその感覚からすごく離れてた気がしたけど、あるときからまた戻った気がするんですよね。私もこの曲すごい好きです」とのコメント。

LIMITED ADDICTION / 東京女子流
続いて、小出さんが最近気に入っているのがこちら!ユーミンはまったく知らないんですけれど…
「今はアイドル戦国時代と言われておりますが、その中でもアイドルらしいグループというよりボーカルグループという感じで、その新曲です。めちゃくちゃかっこいいんですよ、トラックが良くて。グルーブがすごく好きだし、曲も面白いです」
ちなみにもう1曲挙げてくれたのは、RHYMESTERの「MAGIC HOUR feat. さかいゆう」でした。

帰愁 / 松任谷由実
BASE BALL BEARのニューシングルは13枚目ということで、ユーミンの13枚目のシングルから。
地雷を踏んだような感じですが…というユーミン「自分から進んでは絶対かけないですね、この曲は…(笑)。なぜ敬遠しちゃうかというと、曲も詞もすごくよかったんだけど、最後の8文字「なみだ雲ばかり」というところになんか他にあったんじゃないか?!って今でも思ってしまうんですよ。絵の具を違えちゃったような、他にフックがあるから、歌詞にフックは作らなくてよかったかなというのが反省点なんですよね。バランス、ですよね。饒舌になってもいけないし、丸投げもいけないし…」ここでこれをお話聞くことができたのも何かのご縁でしょうか!?

SHORT HAIR / BASE BALL BEAR
BASE BALL BEARの13枚目のシングル。
ユーミンの感想は「一瞬の通り過ぎる香りとか、瞳の動きとかがちゃんと入っていて感心したし、長い髪より短い髪が映像で出てくるし、タイトルが反映されていてスマートでビビットでとてもよいと思います」
それを受けて小出さん「がんばりました。嬉しいです。このタイトルが決まった瞬間後の抽象的なものがどんどんリアリティになってつながって、到着するまでは時間がかかったけど着地はちゃんとできたと思います」そういうのが作った喜びだし、頑張った感じがしないのがいいですよね。
彼らと話して「私も止まっているものでなく、動いているものを描写できたらいいなと思いました。今後のライブも行きたいと思います」ととてもいい時間が流れていました。
Base Ball Bear応援してます!



Base Ball Bear オフィシャルホームページ