松任谷由実|Yuming Chord|TOKYOFM|JFN

○ONAIR DIGEST
先週末には大学のセンター試験が始まって、受験シーズンも本格的にスタート。
彼らの姿に刺激をうけて、大人の私たちも何か始めなくちゃ・・・という気になりますよね。
“暖かくなったら”とか“春がきたら”とか、先延ばしにしていたらいつまでたっても変われません！
そこで、今日のコードは「Awake！～目覚める」。

「目覚める、目が覚める」とは、文字通りの意味でいえば“眠りから覚めること”。
でも、今日のコードの「目覚める」は、“感情や知覚、本能など、ひそんでいたものが働きだすこと”。
すべての始まりは、自分の中にひそむ感情や本能に気づくことから・・・、ですね。
その“気づき”って、ふとした瞬間にやってきます。
たとえば私の場合、インタビューや質問を受けたときにポロリ、と出てきたりする。
昨年、伊勢丹新宿店の生誕130周年を記念したコラボレーションをしたとき、WEBの企画で130のQuestionに次々答えていったんですけれど・・・そこで、「チャレンジしたいことは？」という質問へのとっさの答えは、「国内留学、お稽古三昧」でした。
「目覚める」という言葉の意味に“迷いが消え去って本心に立ち返る”というものもあります。
新たな目覚めは、生きる力になりますよね。年齢なんて関係ナシ。
2017年、自分らしい人生を謳歌していくために、今こそ颯爽と目覚めましょう！

この時期は、お正月太りをなんとかしたい・・・という人、つまり、自分のカラダづくりや健康維持に目覚める人も多いですよね。“身体を絞ろう”！的なコピーでスポーツクラブの広告も大量に届きます。
私も、この仕事を続けていくためにはやっぱり自分のカラダをいいコンディションに保つことが大事。
『宇宙図書館』コンサートツアーもロングラン、そして来月は苗場のコンサートも控えている今、カラダをしっかり目覚めさせておくために実践していることがいくつかあります。
たとえば、今話題の筋膜リリース！
身体のすべてを覆っているネット状の繊維“筋膜”は、第2の骨格とも言われていて身体を支える重要な働きをしているんですが・・・、身体を正しく保つための器官ともいえるこの筋膜がねじれてくると、リンパや血流が滞ったり、コリや痛みがとれなくなってしまうといいます。そこで、筋膜リリースの登場です！
そして、まだ目覚めのときがやってこない！ついだらだらしてしまう！
そんなあなたは、メンタルコーチの大平信孝さんが考案した「行動イノベーション」を参考にしてみましょうか。
最新脳科学とアドラー心理学をミックスさせた大平さんによると、
「脳は生命維持のため、本能的に変化を恐れて現状維持しようとする。
行動にブレーキをかけてしまうことで、ダラダラ習慣を断ち切ろうとしても三日坊主になってしまう。
そこで、簡単にできるルーティンで脳をだまして、少しずつ変化を受け入れるようにするのがコツ」
そんな大平さんの教えを、著書「ダラダラ気分を一瞬で変える　小さな習慣」などから紹介すると・・・。

★企画書がなかなか書けないとき・・・とりあえず仮タイトルと章の番号を書いてみる。
人間は空白を埋めようとする性質があるので、ちょっと書き始めるとサクサク進む・・・はず。

★仕事などで失敗して動揺しているときは、洋服のホコリをささっと払って「ミスを払う」。
一旦「思考停止」することで気持ちを切り替えられるとか。

★バタバタして余裕ゼロのときは1分間目を閉じる。目から何も情報が入らない1分間があるだけで、脳を休ませることができて、脳への負荷を減らせてリラックスできるとか。

★気が進まないことをする前には・・・「上を見て口角を上げる」。
人は、上を向いたままネガティブなことを考え続けることはできないようにできているとか。
「目は露出した脳」とも言われていて、人間の目が上へいくと“未来”を、下へいくと“過去”へ思考が向かいがち。なので、前向きな気持ちになりたいときは、視線を上へ向ける。
そして、口角を上げる、つまり笑顔をつくると、ポジティブな気持ちがあとからついてきます。
そうして、次の行動へ一歩踏み出しやすくなるといいます。

どれも簡単にできそうなルーティンですよね。
次の行動のきっかけをつくる小さな習慣で脳をだまして、次へ進めたらいいですよね。
三日坊主は、人間の脳による防衛本能。それでもまずは、一歩を踏み出してみる、というのが大事なのかも。

一年で一番寒いこの時期は、ベッドから出る文字通りの“目覚め”がなかなかキツイ。
まさにルーティンが必要とされるかもしれないですね。
私も寝起きの時間はピラティス的な体操から始めて、心身ともにゆっくり目覚めるようにしています。
そして、朝のお茶タイム、この手順が欠かせません！
しっかり目覚めたら、いざお仕事へ！いよいよ近づいてきた「SURF & SNOW in Naeba」のリハーサルも佳境に入ってきました。
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