魚豆根菜 やまもと
『おいしい でぶログ⑲』
どうも、GYUです。9月、もうすぐ本格的な秋ですね。そんな秋を前にして僕の番組「beautiful」では、8月末に<食べる!BEAUTIFUL>と題して、徹底的に食をテーマにお届けしてしました。毎日<その日のご予約コース>と<おうちでおとりよせコース>の2種類のプレゼントをしたんですが。<その日のおとりよせコース>は、このデブログでも紹介したお店が盛りだくさんです。「本当にただでいけるなんて最高!!」なお店なので当たった人はうらやましい限りです。
その中で、水曜日に紹介したお店が、東京は恵比寿の和食店「魚豆根菜 やまもと」さんです。
実はまえから友人に進められていたお店なのですが・・・なかなか機会を得られずいけずにいたこのお店。今回プレゼントするからにはやはり自信をもってお届けしたいと、足を運びました。
魚・豆・根菜の文字通り豆と野菜を中心にお魚をからめた料理がコースで出てきます。お値段は6500円と9500円の2種類のコース。
恵比寿駅から明治通りの1個となり、北里大学へ続く道を7分ほど歩くと左手の1階に「やまもと」はあります。青いのれんをくぐると玉砂利が敷き詰められた小道が・・・行き着く先にある靴棚で靴を脱ぐと、高さ1m20cmほどしかない入り口が・・・扉を開けて腰をかがめて中に入ると、そこには清涼感の漂う空間が広がります。
明るいオープンキッチンのカウンターはヒノキの1枚板。しみひとつ無く磨かれたそれは、手を置くとなんとも心地よく、ずっとなでていたい感触です。っていうか寝ころがってほお擦りしたくなるようなやわらかい手触り。差し出されたおしぼりは、店名の入ったてぬぐいで冷たく冷えていてこれもまた気持ちいい。明るさのバランスがいいのでしょうか?すごくすがすがしい雰囲気のある空間になっているんですね。で、飲み物を頼むと始まりの合図。青竹の中につめられた卵豆腐にずんだ豆をすり下ろしたソースを絡めて口に運ぶと、これまたなんとも清涼感が口いっぱいにひろがり、この時点で外の蒸し暑さを忘れてしまいます。
そのあとは前菜・お造り・おわん・揚げ物・焼き物・小鍋と続き、最後は茶粥でしめ。ひとつひとつに丁寧な仕事とこだわりが感じられます。お造りには旬の黒むつを燻したものが・・・身がやわらかく甘みのつよい魚ですが、燻すことで身が濃縮され、香ばしさがたまりません。夏野菜のお椀は、オクラがはいってとろみがかっています。具の加賀うりや、大根は歯ごたえを残しながらも味がしっかりとしみていて、かみ締めるのが楽しくなるようなお椀。面白かったのは、カマスと苦瓜のかき揚。苦瓜がごろごろはいったかき揚ですが、歯ごたえと、苦味にカマスの香りと甘みが非常におもしろいマッチング。真っ黒なピーマンなど、見たことも無いような野菜もさりげなく取り入れながら大胆な組み合わせで楽しませてくれる。そんなお店です。すこし強めの味付けが、お酒を進ませるのですが・・・料理にあわせた日本酒を1合づつだしてくれるなんてことをされた日にゃ・・・たまりません。
書いてたら、また行きたくなってきた・・・。体にやさしく、舌においしいちょいとお薦めなお店です。