バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。

8月26日のオンエアでは、「奈良交通」が取り扱っている一日乗車券「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」で巡る、奈良の旅をお届けしました。

世界遺産が多数ある観光地、奈良。そんな世界遺産の観光に便利なのが、奈良交通が取り扱う「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」です。

東大寺、春日大社、興福寺、元興寺、平城宮跡、薬師寺、唐招提寺といった「古都奈良の文化財」はもちろん、奈良公園や西の京エリアにある名所旧跡を路線バスに1日乗り放題で巡ることができます。こちらの乗車券、「バスもり！」で購入可能です。決済はクレジット限定で、お値段は500円。高速バスで朝早くに奈良へ着いたバス旅ストにとっては、営業所が開くまで待つ必要はありません。「バスもり！」で買えば、観光のロスタイム削減になります。これも大きなメリット！

さて「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」で朝一番に訪れたのは、世界遺産の春日大社。奈良時代に平城京の守り神として建てられた神社で、無数の石灯籠が並ぶ参道を進むと、春日の森に包まれた鮮やかな朱塗りの社殿が現れます。幽玄の空間に身を置いているだけで、不思議とパワーがみなぎってきます。

ここでは、重要文化財の直会殿で行われる朝のお参り「朝拝」に参列しましょう。元々、神職の間だけで行われていた朝拝でしたが、平城遷都1300年を迎えた2010年から、一般の人も参加できるようになりました。

神職のみなさんと一緒に、国の平安、国民の安寧、そして、東日本大震災以降、昨今も続く様々な災害についての復興を一緒に祈ることが目的の行事です。東日本大震災の翌日から「災害復興」の祈念は続いていて、これまでに神職と参列者が唱えた大祓詞の延べ数は、まもなく「22万願」に達しようとしています。

朝拝は、ほぼ毎日、朝8時50分頃から参列が始まり、9時からスタートします。予約は不要で、参加費無料です。この朝拝、特別な神事と重なる日はお休みとなるので、春日大社のHPで開催予定を確認してから参列するのをオススメします。

そして春日大社のもうひとつの見どころといえば、鹿寄せ。春日大社の鹿は、昔から神様の使いと言われていたり、「奈良のシカ」として国の天然記念物に指定されていたりと、特別な鹿です。中でも、ホルンの音色で鹿を呼び寄せる“鹿寄せ”は、奈良の有名な伝統行事。春日大社の境内・飛火野で行われる鹿寄せですが、1日1回、朝9時半から約15分間行われます。平成最後の「なつの鹿寄せ」は、9月1日と2日の2回のみ！ホルンの音色に誘われて、方々から鹿が寄ってくる光景を是非目の当たりにしてみて下さい。

次は、奈良町の南口に位置する「田中町」という停留所で下車。奈良公園の西にある奈良町は、元々、世界遺産に登録されている元興寺の境内でした。細い路地に昔ながらの町家が軒を連ねる“ノスタルジックな雰囲気が残る町”で、最近では、町家をリノベーションしたカフェや雑貨店もあって、奈良観光の人気スポットとなっています。

女子力アップしたい方は、「喫茶去庵」で“お茶会体験”はいかがでしょうか？
お辞儀の仕方や畳の上の歩き方といった所作についてやお茶会に使う扇子、お箸、懐紙（かえし）といった道具のことまで、ひとつひとつ本当にきめ細かく、丁寧に説明、指導してくださいます。亭主のお点前を見るだけでも、心身が研ぎ澄まされますし、ひと通り体験すれば、女子力が上がること間違いなしです！

【今回のバス旅で利用したのは？】
奈良交通「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」

【バス旅の乗り方＆乗り換え方法】
?JR奈良駅 → 春日大社
◆乗車バス・・・奈良交通「路線バス」 77系統 97系統
◆のりば・・・・「JR奈良駅（東口）」 2番のりば
◆おりば・・・・「春日大社本殿」

?春日大社 → 奈良町
◆乗車バス・・・奈良交通「市内循環バス」 外回り
◆のりば・・・・「東大寺大仏殿・春日大社前」
◆おりば・・・・「田中町（ならまち南口）」

【オンエア楽曲一覧】
「ヤマトナデシコ七変化」小泉今日子
「奈良の春日野」吉永小百合
「奈良ならいいよ」D.W.ニコルズ

【高速バスはアプリで買える！　スマホアプリ“バスもり！”とは】
http://www.busmori.jp/Concierge/lp/