【TOKYO FM #2】水回りやバリアフリーだけじゃない! リフォームに取り入れたい 断熱で省エネ[2022.09.15]
TOKYO FM『ONE MORNING』をはじめとしたJFN各局で、各地のリスナーと一緒になって“快適・健康でお得”“家族にも地球にもやさしい暮らし方”の実現に向けて環境省が勧める具体的なアクションプランでCOOL CHOICEの取り組みのひとつでもある、『おうち快適化チャレンジ』そして『ゼロカーボンアクション30』について、全8回に渡ってご紹介。
『ONE MORNING』では、第2回のコーナーとなります!
第2回のテーマは、『水回りやバリアフリーだけじゃない! リフォームに取り入れたい 断熱で省エネ』
おうちの断熱性能が上がれば、外が暑くても、寒くても、室内の気温を快適に保つことができ、エアコンの温度設定を上げたり下げたりする必要がなくて効率的!というのは、前回の「ゼッチ」をご紹介した際に学びました。
では、おうちの「断熱性能」を上げるために、まず手を付けなければならない優先順位が高いのは、窓、床、天井、壁…何でしょうか?
答えは、「窓」、でした!
建設業で働いていたユージさんもこれには正解!
実は、おうちの「断熱性能」を上げる優先順位は、「窓>床>天井>壁」となるんです。
「冬の寒い時期に窓の近くに行くと、冷気を感じる」と聞くと皆さんも想像しやすいかもしれません。
これは、これまでの住宅建築において窓はあまり断熱に関する対策がなされていないことが多かったためで、窓は冷気を通しやすく、せっかく部屋を暖房で暖めても、窓から暖かい空気が逃げてしまっていました。そんな窓から、まずは断熱性能を上げるのが一番優先的と言われています。
ユージさんも「たしかに窓は工事期間も短期間で、手軽にできるかも!」と建設現場目線で納得のご様子。
では、具体的にはどんなことをすればいいのかというと、
いまある窓ガラスを「複層ガラス」という、空気の層を挟んだ「二枚重ね」や「三枚重ね」のガラスに張り替えたり、部屋の内側に同じサイズの窓枠を作る「二重窓」にすると効果があるのだそうです。
前回もお伝えしたように、冬になるとおうちの中でも急激な寒暖差によって心筋梗塞や脳梗塞を引き越してしまう「ヒートショック現象」のリスクも高まるので、今のうちに家全体の断熱性能を上げるリフォームについて考えてみるといいかもしれません。
WHO(世界保健機関)が発表した「住まいと健康に関するガイドライン」によると、「室温が18℃〜24℃に保たれていれば、明白な健康リスクはない」とされています。
しかし、冬場に18℃以上にするには、暖房器具だけに頼っていたら電気代や灯油代、ガス代がかかって大変ですよね。だからこそ、家の断熱性能を高めることが大切になるんです!
窓の他にも、
冷たさを感じてしまう床には、マット・ボード状の断熱材を入れることで「底冷え」対策をするのが〇。
天井は、夏場のエアコンの効き方に影響が。戸建ての場合、2階の部屋のエアコンが効きづらいと感じたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、その原因の一つが「屋根が炎天下にさらされることで、天井が温まってしまうから」ということ。場合によっては、天井裏は50度近くに達することもあるのだそうです。
なので、天井にも断熱材を入れることは、夏場の暑さ、そして冬は温まった部屋の熱を逃がさないためのアクションに繋がるのです。
こうした「断熱効果を上げるためのリフォーム」にも、補助金が交付されることがあります。補助対象となるリフォーム経費の1/3以内で、上限金額は集合住宅の場合15万円、戸建は120万円までとなっています。受付期間内に申請が必要です。リフォームを検討されている方は、環境省の「みんなでおうち快適化チャレンジキャンペーン」のサイトにある断熱リフォーム補助金の情報をご確認ください。(補助金の窓口は「北海道環境財団」です。)
『COOL CHOICE』、あなたもできることから始めてみませんか?
次回も、お楽しみに!