今月ご乗船いただくのは、GLAYのTAKUROさんです。

第1回目の旅先は、「アイルランド」についてお話を伺いました。


ー ウィスキーに関してはアイルランドに教えてもらいましたね ー



干場「TAKUROさんは、今月14日に『Journey without a map』というソロアルバムをリリースされますが、旅自体はもともとお好きなんでしょうか?」

TAKURO「旅は好きですね。20代の頃は、1週間休みがあると行き先を決めないで成田に行ってました。
成田に行って、一番最初に乗れて、自分に興味のありそうな国にチケットを買ってそのまま行くっていう無茶なことをしていました(笑)」

干場「ものすごい無謀じゃないですか!(笑)」

TAKURO「寒いのか暑いのかも分からない、だいたいジャケットとTシャツを持って、どっちにも対応できるようにして。
そういう旅をするのが好きで、20代だし、怖いものないし、独身だったから…今は絶対にできないですね(笑)」

干場「今日はアイルランドのお話を聞いていきたいんですが、3週間かけて車で旅をされたと伺いました」

TAKURO「2000年くらいだったんですけど、長期の休みをいただけるということで。
もともとアイルランドの音楽、ロックのU2とか、Thin Lizzyとか、そういったバンド以外にも、民族音楽のケルトが好きだったので行ってみようと思って。3週間の車の旅の中でパンクしたんですね、そこから車を押してガソリンスタンドに行ったんですよ」

干場「押してですか…」

TAKURO「『パンクした』と言ったら、OKと言って1時間くらいかけて直してくれたんですね。
当然、お礼のお金を払おうと思ったら『こんなの朝飯前だから、大丈夫』って言われて、”悪いよ”と言うと『じゃあ次、お前が困った人を見たら助けてあげな。それでいいよ』って言われた時にめちゃくちゃ感動して、そこからしばらく泣きながら運転しました(笑)」

干場「いい人に出会いましたね」

TAKURO「嬉しくて、2週間以上1人っきりで心寂しかったのもあったんでしょうね(笑)。
困った人見たら、絶対に助けるって誓いました」

干場「この時によく聴いていた曲とかあるんですか?」

TAKURO「U2のアルバムの、『All That You Can't Leave Behind』という、僕が全キャリアの中でも1番好きだと言えるアルバム。3週間それしか聴いてなかったですね。
U2の出身がダブリンということもあり、当時まだCDだし、レンタカーにCDプレイヤーがついてなかったので、自分でCDプレイヤーと小さいスピーカーを買って、助手席に置いてずっとリピートしていました」

干場「そうだったんですね」

TAKURO「それで、地図見ながらなのに迷ったんですよ。どんどん日が暮れてきて、”やばいな、宿も見つけていないし、このまま山の中で一晩とか大変だな”と思って。迷って迷って丘を越えたら、金色の海だったんですよ。
その時にU2の『Beautiful Day』がかかっていて、またそこで涙が落ちるっていう、けっこう思い出深いアルバムですね」

干場「アイルランドといえばウィスキーが有名ですけど、TAKUROさんも現地で飲まれたりしたんですか?」

TAKURO「ウィスキーに関してはアイルランドに教えてもらいましたね。
ブッシュミルズ、ジェムソンという僕の大好きなアイリッシュウィスキーなんですけど、車の旅をして、宿を見つけて近くのバーに入る。
俺、そこで小説読んでいたんですよ。そしたら、隣のやつが『何読んでるんだ?』って言うから、『日本の小説だよ』って、『これはなんだ?』と言うから、『漢字って言うんだよ』って。
『じゃあ、俺の名前漢字で書いてくれない?』って言われて、ピーターっていう名前だったんですよ」

干場「ピーターですか(笑)」

TAKURO「漢字を当てて、最後に『多愛(ター)』って書いて
『俺が思うに、お前はたくさんの愛を持っているから、その愛をたくさんの人に分けてあげた方がいいと思うよ。そういう思いで名付けられたんだと思う』とか、適当なことを言ってたら…そいつが『おーい!日本からフォーチュンテラーが来たぞ!占い師だ!』ってなって、店の奢りでビールとかウィスキーがバンバン出てくるんですよ(笑)」

干場「すごいですね(笑)」

TAKURO「俺の前に行列が出来て『俺の名前も漢字で書いてくれ』っていう人がいっぱいいて。もう成りきりましたよね、これも旅の縁かなって思って。
その時にお店からウィスキーの奢りがあって、そこで飲んだウィスキーの味が忘れられないですね」

『GLAY公式サイト』

「海のクルーズと、リバークルーズの楽しみ方の違い」

保木「基本的に海と川の違い、夜の景色が違うんですよね。
海のクルーズ、夜は真っ暗ですよね。お星様は見られるけど、景色は夜になってしまうと見ることができない。
でも、リバークルーズって、両岸の街並みの景色を楽しむことができるんですよ。
真っ暗な時もあるけど、木々の紅葉ですとか、街並み、夜景……。

今の時期、クリスマスマーケットが開かれているライン川あたりのリバークルーズはオススメなんですよ。
街が次々に出てくるので、チューリッヒだったり、ケルン、デュッセルドルフ……いろんな街を簡単に巡れるのがリバークルーズの利点ですね」