オンエアレポート

02
10
Wed

2021-02-10 パックンマックン “パックン” パトリック・ハーランさん

パックンマックンの“パックン”こと
パトリック・ハーランさんをお迎えしました♪



アメリカ・コロラド州うまれのパックンさん。
ハーバード大学出身で、日本では
コメディアン・コメンテーター・大学講師と
色んな分野で活動されています!

そんなパックンさんの著書
『逆境力 貧乏でコンプレックスの塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由』
SB新書から発売されました。

アメリカにいる頃にお母さんが
シングルマザーになり、経済的に苦労された
ルーツが明かされています。

パックンさん
「自分は貧乏育ちで全然恥ずかしいと
思っていなくて、逆にお金に困った時代が
今の力の原点ではないかと。
だからって、貧乏になれだなんて
一切思わないし、なってほしくない。
(中略)
制度、法人、環境、コミュニティ
様々な力になってくれたファクターがあって
何とか乗り越えられた。
だから、自分のバックグラウンドを
語ることによって、そういう立場に
置かれている皆さんに希望を失ってほしくない。」

美雨さん
「この本を書くにあたって、今の日本の
貧困問題をすごく調べられたそうですが
“相対的貧困”という言葉が使われていますね。」

パックンさん
「日本で取りあげる貧困も、世界の貧困層に
比べたら生活水準は、はるかに高いんですよ。
でも同じコミュニティ、同じ国の中の
相対的な貧困だと苦しい立場ではある。
例えば日本の相対的貧困層は
年収120万円未満の方なんですけど
16%近くあるんです。
ひとり親家庭は貧困率が48%にも
のぼりますし、子どもだと7人に1人が
相対的貧困。周りと同じように
部活や遠足ができない、塾に通えない
つまり将来への道も狭き門になってしまうので
進学という選択肢が無くなる。
そうすると、もちろん個人的にも悲しいし
もったいないこともあるんですけど
社会としても、すごくもったいないんです。
7人に1人の子どもがどれだけの人材なのか
どれだけのパワーが隠れているのか
貧困だから花を咲かせることができなければ
日本という国が損するわけです。
(中略)
人間は性格の良い動物だと思うんです。
感謝という思いもあるし、感情もあるし
恩返しという素晴らしい単語が
存在するだけじゃなくて
その行為が日頃から見えている。
直接お世話になった先輩に返すだけじゃなくて
次の世代、見えない方、知らない方に対しても
恩返しをしてもいいと思うんですよね。
これはハーバードビジネススクールの
研究結果でもあったんですけど、自分に
お金をかけるよりも人にお金をかけたほうが
幸せになると。自分の心理状態も
良くするチャンスです。」



――――――――――――――――

【森永乳業 Cafe Talk】
ゲストの方に「もっとリラックスしていただこう!
ホッと一息ついていただこう!」というお時間。
用意した商品に隠されている質問にお答え頂きます。

Q.好きな街は?

「福井市。第2のふるさと。大好きです!
友達が福井市に住んでいて、その友達を
訪ねに来たんですよ。そこで就職して
2年半は英会話講師をやりながら
日本語を覚え、日本の文化、食、国民などを
初めて知った。福井の全部が素敵で
福井のいいところをあげるのには困らない。
けれど、唯一、冬は寒い…暗い…(笑)」

美雨さん
「日本に来て何が一番感動したというか
ここに住めるぞっていう決定打は?」

パックンさん
「日本人はよく笑っているんですよ。
日本の国民性は暗くて真面目、勤勉という
言葉をよく思いつくんですけど、案外明るくて
元気で、みんなが思っているよりも
よく笑っているんですよ!
今もそうでしょ?(笑)最高です。
あとは治安の良さとかね。僕バイクに
乗っているんですけど常に鍵を差しっぱなしに
するんです。盗まれることがない。
なぜかというと、治安がいいところだと
僕が乗っているバイクは、ちょっとダサめ(笑)」


◇◇◇パックンマックン オフィシャルサイト◇◇◇