オンエアレポート

04
30
Tue

2024-04-30 矢部太郎さん

芸人、俳優、漫画としても活躍している
矢部太郎さんをお迎えしました!


矢部太郎さんは、お笑いコンビ「カラテカ」として
お笑い芸人であるとともに、舞台やドラマ
映画で俳優としても活躍。

そして、漫画家としても大成功されています!

初めて描いた漫画『大家さんと僕』は
シリーズ累計120万部を突破。
第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

その後、出版された『ぼくのお父さん』も
15万部を突破しています。

俳優としては、現在放送中のNHK大河ドラマ
『光る君へ』にも出演されています。

そんな矢部さんの約3年ぶりのエッセイ漫画
『プレゼントでできている』が発売されました。

今回のテーマは「プレゼント」!!

矢部太郎さん
「(人からモノを)もらうんですよね。
みんなあげたくなるんですかね(笑)
もらったものは嬉しいけれど
引っ越しのときに捨てられない。
嬉しいと同時に、微妙な後ろめたさを思わせる。
そんなプレゼントの不思議さを
描きたいと思いました。」

美雨さん
「そういう体験は皆さんあると思うんですけれど
そこから色んな体験や人間関係を
一つ一つ深堀りされていますね。」

矢部太郎さん
「贈る側からのプレゼントじゃなくて
もらった側が、どう受け取って自分のものにしていくのか
どうやって手放すのかを描けると思いました。」

美雨さん
「出てくるエピソードで珍しいものでは
モンゴルでもらった絨毯。」

矢部太郎さん
「テレビの企画で一緒に生活して
言葉を教えてもらった遊牧民のご家族から
お別れのときに貴重な絨毯をいただきました。
持ち物も最小限で暮らしているのにいただいて
お礼をしたくて連絡先を聞いたら
遊牧民だから住所はないと言われちゃって。
お返事やお手紙を書くこともできないまま
ずっと気になっていたんですよね。
探したいと思ったけど、モンゴルでは
ありふれたお名前みたいで…。」

美雨さん
「(当時の)子どもたちも大きくなっているでしょうし
もしかしたら意外とSNSで見つかるかもしれない!」

矢部太郎さん
「連絡欲しいですね!
この漫画のモンゴル語訳を出版したい!」


ほかにも、民宿のおじさんにもらった「鹿の角」
お母さんが機織り機で編んだ「マフラー」などなど…

これまでに矢部さんがプレゼントされた
様々なもの、そしてそのエピソードを通して
プレゼントから感じた矢部太郎さんならではの
視点で描かれています。

矢部太郎 『プレゼントでできている』新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/351215/


♬矢部太郎さん リクエスト♬
M. 三日月 / くるり

矢部太郎さん
「すごく好きな曲で、“プレゼントでできている”を
描きながらいっぱい聴いていました。
日常の三日月を見上げて、誰かを思う歌詞で
欠けた月のような寂しさを、優しさに変えて届けたいみたいな。
そういうところが、今回の漫画と似ていると
勝手に思っています。」




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ゲストのプライベートな一面にせまります!

Q.今、一番会いたい人は?

矢部太郎さん
「モンゴルの人かなぁ…ホイガーさん一家。
ホイガーさん(ラジオを)聞いてないかな。」

美雨さん
「いま、御一家にプレゼントができるとしたら
何をプレゼントしたいですか?」

矢部太郎さん
「絨毯をいただいたから…畳?
持ち運びづらそうですけど(笑)
ゴザぐらいがいいかな。」


◎初の大規模展覧会『ふたり 矢部太郎展』が開催中!
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市)
〜7月7日(日)10:00-17:00
(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
https://play2020.jp/article/taro-yabe/