Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.225 高世麻央さん

2017年07月22日

今週お迎えしたのは、大阪を拠点とした女性だけの歌劇団、OSK日本歌劇団のトップスター・高世麻央さんです。

高世さんは、神奈川県のご出身。
1994年、日本歌劇学校に69期生として入学。
1996年に、OSK日本歌劇団に入団され、「セロ弾きのゴーシュ」で初舞台を踏まれます。

2007年以降、序列第2位となり、中心的スターとして活躍。
スマートで品がある舞台の姿から、高世さんは「貴公子」と呼ばれていらっしゃいます。

2014年、トップスターに就任、
2015年6月、大阪松竹座にて「レビュー春のおどり」お披露目公演を上演。

今夜は、高世さんとOSK日本歌劇団との出会いについて、また、これからの高世さんの夢について伺いました



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──危機を乗り越えた先に見えたもの


茂木:高世さんが所属していらっしゃるOSK日本歌劇団は、後5年で100周年という、非常に長い歴史を歩んで来ている中、数々のスターを生み出して来たんですけど、高世さんがOSKと出会ったのはどういうきっかけだったんですか?

高世:私が歌劇に出会った時期は遅くて、あまり舞台を観に行ったりっていう機会が頻繁になかったんですね。ある時、初めて歌劇の世界に触れた時は、”こんな世界があるのか”と、びっくりしました。
そこからだんだん、歌劇って面白いなと思い始め、観ていくうちに”やってみたいな”に変わったんですよね。

茂木:そして、OSKの学校を受けられたわけじゃないですか。最初はやはり大変でしたか?

高世:大変といえば大変なのかもしれないんですけど、自分がそれだけハマって大好きな歌劇が出来る学校に入れて、毎日舞台に関することを学べるということが楽しくて。
色々なことを素晴らしい先生に教えていただけました。それこそ、日本舞踊からクラシックバレエ、タップダンス、ジャズダンス。歌もクラシック、ジャズ、ポピュラー…など。
朝から夕方くらいまでカリキュラムがいっぱい詰まっているんですけど、歌劇の場合って色々な流派をさせていただいたりとか、幅広い物を学ばせていただけるので、大変というよりは楽しかった思い出の方が多いですね。

茂木:OSKの養成学校は、卒業しても必ずしもOSKに入れない。成績による。という風に書かれていますけど、成績というのはどういうところが基準になってくるんですかね?

高世:劇団に入った今も、1年に1回試験というものがあるんですよ。

茂木:えっ!本当ですか!

高世:年功序列で、縦の社会がしっかりとしている劇団ではあるんですけど、それとは別に、今年はこの序列です。という感じで試験の成績によって序列が決まるんです。

茂木:本当に厳しい世界ですね。

高世:そういう意味では、みんな知った顔ですけど、良い意味でのライバルなんです。

茂木:そこのプロフェッショナルな感じが舞台の高いクオリティを支えているんでしょうね。

高世:そうですね。少しでも自分のスキルを上げて、劇団としても魅力を発信するというところはそういうところにあると思います。

茂木:そんな素晴らしいOSKなんですけど、一時期は危機もありましたよね?

高世:そうですね。歌劇の中にいてそういう経験をさせていただくとは正直思っていなかったんですけど…。

茂木:まぁ、これは様々な事情があって…ということだとは思うんですけども。

高世:自分たちが好きな舞台を続けられない。自分の意思で続けられなくなる時が来るんだ。というのを知った時は頭が真っ白になりましたね。

茂木:本当に大変だったと思います。そして、新生OSKという形で不死鳥のように復活いたしましたが、その苦しい時期っていうのはいかがでしたか?

高世:頭が真っ白になった時がゼロで、そのまま頑張らなければゼロかマイナスのままだなって思ったんです。
何かやることによって劇団を存続させられることが出来るのであれば、プラスになっていくかな。という思いが根底にあって、
「私たちでOSKを残そうよ」って言ってくださる先輩であったり、有志の方が一緒に走ってくださったから頑張ることができました。自分たちだけでは何をしていいのか分からなかったんですよね。
まずは署名活動をしようと、色んなところに紋付袴も持って行かせていただいたんですけど、今も感謝しているのは私たちが何かを残したいという思いで走っていることに対して、周りの方が優しく支えてくださったんです。
だからこそ、今の95周年があるんです。歴史としても重いものなんですけど、そういう経験をしてきているからこそ、95周年ってありがたいな。と、舞台に立たせていただいていて、実感しますね

茂木:その時の苦しさがあるからこそ、舞台への熱も更に入っているんですね。

高世:そうですね、舞台に対しての思いも変わりましたね。色んなことを気づかせてもらえたきっかけでもあったので、自分の中の原点ですね。そこはきっと一生忘れないと思います。


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──新しいエンターテイメントの一つとして


茂木:これからますます、OSKは発展していくと思いますし、国際的にも注目されていくんだろうな、と思うんですけど…。

高世:そうですね。言葉は関係なく楽しんでいただけるのがレビューのよさだと思います。
和物もありますので日本の伝統文化みたいなものも触れていただけると思いますし、日本の中でもOSKは独自の世界を持っていると思いますので、今も外国のお客様が見に来られるんですよ。
新しいジャンルのエンターテイメントの一つとしてお楽しみいただけたら、それはそれで嬉しいなと思いますね。

茂木:2020年東京オリンピックに向けて、これから外国からのお客さんも増えると思うんですけど、そういう意味においては楽しみですね!

高世:試みとして、2月に外国のお客様向けの公演させていただいたんですけど、そちらも反響がありましたね。

茂木:そうでしたか!どんな感じでした?

高世:面白かったですね!メンバーの子たちがアンケートとして感想を聞いてくれていたんですけど、すごく興味を持ってくださっていたので、そういう機会が続いていけば、多くの方に知っていただき楽しんでいただけると思います。

茂木:8月31日から9月3日まで、新橋演舞場で行われます、OSK日本歌劇団創立95周年記念公演、「レビュー夏のおどり」楽しみですね!僕も行っちゃおうかな!

高世:お待ちしております!
一度観ていただけると、その良さというものを実感していただけると思いますし、客席の方にお邪魔させていただくような演出もあったりするので、色々と楽しんでいただけると思います。

茂木:楽しみにしております!
そんな、高世さんの「これからの夢」について教えてください。

高世:OSKの魅力をもっと多くの方に知っていただき、発信していくことが夢の一つでもありますし、
舞台を観てくださった方が”元気になった”、”勇気をもらった”というのも舞台の良さだと思うんです。そんな夢のステージというものをもっとお届けできるように、これからも走り続けたいと思います!


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「OSK日本歌劇団 オフィシャルサイト 」

8月31日からスタートします、高世麻央さんが出演する、2017年新橋演舞場「レビュー夏のおどり」
チケットは発売中です!
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください!

来週は引き続き、株式会社和える(aeru) 代表取締役、矢島里佳さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。
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