TOKYO FM 緊急地震速報

TOKYO FM ではどう伝えるか?

首都圏民放ラジオ9社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本、TOKYO FM、J-WAVE、NACK5、bayfm、FMヨコハマ)は2008年4月1日から「緊急地震速報」の放送運用をしており、TOKYO FMでは以下の基準で伝えます。

放送にあたっての震度基準を、過去の地震災害の実態や二次被害発生の懸念等を踏まえ、「1都6県(伊豆諸島を含む東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、群馬)のどこかで震度5強以上の揺れが予測される時」に設定しています。
「緊急地震速報」には、「伝えることによる減災効果」と「伝えることから生じる二次被害」という2つの側面があると私たちは考えます。「伝えることから生じる二次被害」を考慮すると、放送する際の震度基準を「震度5弱」に置くことには検討の余地があると考えています。というのも、首都圏では、最近起きた比較的大きな地震でも「震度5弱」では建物にも人的側面でも被害はほとんど発生していません。
新しい耐震基準による建物が増えたことが大きいと考えられます。
一方、「伝えることから生じる二次被害」という観点では、例えば高速道路上のドライバーによる過剰反応によって事故が発生するなどが想定されます。そして、首都圏の高速道路は慢性的に渋滞が発生している状態です。
こうしたことからTOKYO FMを含む首都圏民放ラジオ9社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本、TOKYO FM、J-WAVE、NACK5、bay fm、FMヨコハマ)は、首都圏での緊急地震速報の放送の震度基準を「5弱」ではなく、「5強」としました。
しかし震度基準は、地域の特性などもあり、全国一律に決められるものではないと考えています。ちなみに、NHKのラジオ・テレビ、民放テレビ、全国の他の地区の民放ラジオの一部は、「震度4」や「震度5弱」で緊急地震速報を放送するところがあります。また携帯電話やスマートフォンのエリアメールも基準が異なります。
速報の「報知音」は、いつでも誰でも認識できるよう各局で統一することが望ましく、NHKと同一音声を使用します。
「緊急地震速報」は秒を争う「速報」のため、通常番組、コマーシャル、提供クレジットを放送中でも、中断して放送します。
TOKYO FMでは放送で、緊急地震速報を下記の通りにお伝えします。
なお、震源地によって、揺れに警戒しなくてはならないエリアを5つ(※1)に分けてお伝えしますので、ご注意ください。
♪(NHKと共通の報知音)〜地震が発生しました。
<関東/北関東/南関東/伊豆諸島/南関東と伊豆諸島(※1)>では強い揺れに警戒してください。
気象庁が緊急地震速報を発表しました。
車を運転中の方はハザードランプをつけ、ゆっくりスピードを落としてください。
屋内にいる方はテーブルの下に身を隠すなど身の安全を確保してください。
<関東/北関東/南関東/伊豆諸島/南関東と伊豆諸島(※1)>の方は身の安全を確保してください。