2017.09
27

【学生コラム】文化と発明

お久しぶりです。2回目の投稿です。
「中条」でも「なかじょう」でもない中條武です!

私、ちゅうじょう、生まれてこの方、22年間ずっと茨城に住み続けていて
大学も茨城から東京まで通っています!笑





概ね、住んでいる場所の話が出ると、
様々なツッコミが入ります。

都内の駅などで「茨城まで日帰り旅行!」みたいな広告を見かけると
それはもうなんとも複雑な気持ちになります、、、笑









みなさん、茨城と聞いて何が思い浮かびますか?
魅力度ランキング最下位の常連ですが、いろんな名産があるんですよ!笑
鮟鱇(アンコウ)!(アンコウ鍋食べたことありますか?)
メロン!(生産量が1位なのは茨城って知ってました?)
干し芋!(全国に流通している干し芋の8割は茨城で作ってます。笑)

どれもパッとしないじゃないかって?(笑)

ではこれはどうですか?
日本人の心、納豆!!
水戸納豆です。

その納豆ですが、先日、
茨城の名産「納豆」にまつわる面白い話を聞いたので書かせていただきます!

納豆は大豆と納豆菌からできているのはご存知でしょうか。

大豆と納豆「菌」


「菌」…?

「菌」なんですよ!「菌」!!

「菌」って聞くと、
まず浮かぶのは、あまり体に良くなさそうというか…、
(小さい頃、「菌、タッチ〜!」「バリア〜!」みたいな遊び、しませんでした?)
ばい菌とかカビとかのイメージもありますが、
乳酸菌と聞くと、とたんに体に良さそうなイメージがして、
麹だって「菌」だし、ぬかとかも「菌」ですよね。

この「菌」に対して、
日本にはもともと、「菌の力を借りる文化」
(お漬物をはじめとして、発酵食品が本当に多いですよね。)
欧米にはそのような文化はあまりなく、「菌は倒す対象」らしいです。

この文化の違いが、実は研究や開発のアウトプットにも影響しているらしくて
ヤクルトをはじめ、日本では菌の力を生かした製品が多いのに対し
欧米では日本よりも抗生物質(菌を倒す薬)の研究が進んでいるようです。

文化の違いがアウトプットに影響しているってなんか面白いですよね。
備わっている考え方がアイデアの基礎になっている気もするし、
文系と理系が交わっている気もします。
そもそも文系と理系を分けて考えていた自分が小さく見えてくるような、、、


じゃあ、AIについては?
日本と欧米の間でAIに対する文化の違いはあるのでしょうか?
違いがあるとしたら、
その文化の違いがアウトプットに影響していたりするのでしょうか?

AIについてのアウトプット、、、
最近はAIブームらしいから、いろんなアウトプットが出てきているのかもしれないですが、、、
私、中條は文系のため、機能の違いや、構造などについてはあまり理解できていないので…

文化の違いから考えてみることにします!!

AIと言ってまず浮かぶものってなんでしょう
AI(人工知能)はシステムなので、「形」はないのですが、
なんとなく…、ロボットのようなものを想像する人はいませんか?

アニメ「ドラえもん」とか、もっと前だと「鉄腕アトム」
「Dr.スランプ」のアラレちゃんもロボットなのだとか

こう考えるとAI(人工知能搭載のロボット)と人は、仲良しな感じがしますよね。
AIの力を借りているというか、共存が前提です。


次に欧米
AI(厳密には違うかもしれませんが…人間でなない、人工知能搭載の人型物体)
「ターミネーター」、 または「トランスフォーマー」など?
どちらかと言えば、やっぱりAIは倒す対象になっているようにも思えます。

文化から考えると
AIに対して、日本と欧米で少し違いがあるように思えてきました。

実際、AIに関する記事を読んでみると、
今、アメリカでは、AIの研究については、国家予算の投資額、それに合わせて研究者が集まっていますが
それに比べて、日本は遅れているという記載が多くあります。

しかし、ロボットや形を有するモノになると、
日本がとても有利になるのだそうです。

もちろん、「自動車」を筆頭にモノづくりを得意とすることも大きいのでしょうが、
少なからず、キャラクターに親しんできた、という文化も関係しているのではないでしょうか。


すると今後、日本と欧米の間では
アウトプット、つまり開発されるAIは違ってくるのでしょうか?
はたまたすでに違ってきているのでしょうか?

もしそこに違いがあるのであれば、
私は、日本にも大きな可能性やチャンスがあるのでは、
と思っています。

少し気になってきたので、文系なりに(笑)
自分が働く未来とAIについて考えてみたい、と思っています。

仕事を奪われるのではなく、
助けてくれる、かわいいAIが登場するとか、
いかにも、子どもの頃に見たアニメの設定にありそうですが。
夢じゃないのかもしれません。

そして、そんなテーマを、
同世代の学生たち、さらには研究の第一人者とディスカッションできるイベントが
10月15日、東京大学本郷キャンパスにて開催されます。

間もなく〆切です、応募はこちらから。
https://www.tfm.co.jp/fes/form/

(文責:東京大学経済学部3年中條武)

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