第146回 雪道運転の注意点 

2018/02/01

この冬、日本列島の天候は、観測史に残る荒れ模様。
あまり雪が降らない地域にも雪が降り、
降雪地域では例年以上の積雪も少なくありません。

雪道のクルマの運転は、いつも以上の注意が必要。
今回は一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)
東京支部 事業課 交通環境係 高木孝さんにお話を伺い  
『雪道の運転の注意点』を追跡しました。





出発前。
タイヤはスタッドレスタイヤなどのスノータイヤをつける。
あるいはチェーンを巻く。
ノーマルタイヤ=夏用タイヤでは危険。

運転前には雪道走行で切れてはいけないものを点検しましょう。
燃料/バッテリー/ラジエーター/ウォッシャー液。
バッテリーは経年劣化します。2年を超えたものは要注意。
買い替えも考えて下さい。

高木さんが挙げた雪道運転で車に積むべきものは「スコップ」と「軍手」。
雪道では長い渋滞が生じることがあります。
停止している間にマフラーの周りに雪が積もり
排気ガスが車内に入って一酸化炭素中毒の危険も!
そんな時、スコップと軍手が役立ちます。

雪でクルマが動かなくなった時もスコップと軍手は使えます。
また、そんな時にはタイヤが滑らないよう下に敷くグッズもあります。
車に載せておくと活躍することがあるかもしれません。

他にも車外に出る可能性を考えて「長靴」、
バッテリーが上がった時のための「ブースターケーブル」、
こうしたものも積んでおいたほうがいいでしょう。



    
 
高木さんが指摘した走り始める前の意外な注意点はクルマの屋根の雪。
雪が降る地域に住んでない人だと気にせず出発するかもしれません。
これはとても危険です。

走行中に屋根の雪が滑ってきてフロントガラスを覆ってしまい、
ワイパーでは追いつかず、視界が遮られてしまった。
そうなるとパニックになってアクセル踏む、
ブレーキとアクセルを踏み間違えるということも起こります。
必ず屋根の雪は落としてから出発しましょう。





そして、雪道での運転。
当然、路面は滑りやすい状況です。
運転テクニックや愛車の性能を過信しすぎないことが大切。
その上で・・・

▶︎ 速度を出しすぎない

▶︎ 車間距離を開ける 

▶︎ 急発進・急ハンドル・急ブレーキを避ける


運転環境はふだんと違います。
いつもと同じことをしても物事が同じく進まない可能性を考慮しましょう。
自分が運転ミスをしなくても他のクルマが滑ってぶつかってくることもあります。





JAFの高木さんは、
雪道での走行で3つの注意点を挙げて下さいました。

1つは「歩行者」。   
雪が降ると車道は除雪されていても
歩道は雪が積もったままということがあります。
すると、歩行者は「こっちが歩きやすい」と車道に出てくることも。
歩行者が車道に出てくる可能性を考えておきましょう。

2つめが「轍」。
轍のない道から轍のある道に左折や右折で入る時、
轍に沿って走るというのは1つ正しい選択です。
ただ、センターラインがない道路では誤って1ずれて
対向車線側の轍に入ってしまうということがあります。
それは対向車とぶつかる危険が出てくるので注意しましょう。

3つめが「ブラックアイス」。
ドライバーからは路面が濡れているように見える。
でも、実際は凍っているのが「ブラックアイス」。
氷なのでもちろん滑ってしまいます。
冬の濡れた道は氷かも知れないと考える必要があります。

2018年の立春は2月4日。
暦の上ではもうすぐ春になりますが、この冬の天候にはまだまだ注意が必要。
雪道の運転にはくれぐれもお気をつけて!