第158回 煽り運転の危険性

2018/04/26

善良なドライバーにとって、
「煽り運転」の危険と恐怖は常にあったことでしょう。

それが悲劇的な事態になってしまったのが昨年11月
ニュースでも頻繁に取り上げられた東名高速道路での事故です。

パーキングエリアで駐車の位置を注意された容疑者。
腹を立てて 注意した方の一家が乗るワゴン車を時速100キロで追走。
幅寄せを繰り返し 危険な運転をして停車させました。

そこへ大型トラックが追突。
注意した側に死亡者が出た悲劇的な出来事。

交通心理学が専門の九州大学大学院 
システム科学研究院 志堂寺和則教授によると
「煽り運転」は相手を威嚇して嫌がらせをする行為です。





『車間を詰めて異常に近づく』

『割り込みをしてすぐに急ブレーキをかける』

『クラクションを必要以上に鳴らすk』

『幅寄せをする』

『パッシングをする』





2016年のデータでは
車を運転中に前方の車をあおるなど、
道路交通法違反の車間距離不保持摘発は全国で7,625件。

そのうち高速道路での違反が9割近く。
全てが「煽り運転」ではありませんが 
かなり大きな割合が「煽り運転」でしょう。
       
我々はどうして「煽り運転」をしてしまうのか?
志堂寺教授によると 車内は匿名性が高いことが1つの理由です。

顔が見えない。バレにくい。
密閉された空間にいて安心感がある。強気になる。
まずいことになりそうな時にもすぐにやめて逃げられる。
そんなことから心のハードルが低くなるのではないかと推測しています。

「煽り運転」をしないために大切なのは
ふだんの生活でストレスやフラストレーションをためないこと。
生活ストレスが煽りに繋がってしまうことが考えられるからです。

性格的にカッとなりやすい人もやりがち。
あとはちょっとした違反を繰り返す人も煽り運転をする傾向にあります。

今週末からGW。
混雑する運転にイライラすることもあるかもしれません。
でも、そんな時にこそ心に余裕を!

ネガティブな感情や行動は 
それに接した人のネガティブな感情や行動に繋がって
「負」のスパイラルに陥ります。

「煽り運転」がない ゆとりと譲り合い精神の交通社会を
日本に築きたいと、思いませんか?