第309回 話題の交通安全広告

2021/02/25
今では多くの会社が社会貢献活動に取り組むようになりました。
交通事故ゼロの社会を目指す施策を行う企業もあります。
交通に関する活動をする会社の多くは、
仕事で自動車やトラック、バスを使う運輸・旅客業ですが、
今回は岡山県にある会社の取り組みを紹介しました。





それは道路工事や店舗の駐車場の警備員、
交通誘導をする警備員を派遣している株式会社KIG。
5年前に起業した代表取締役社長 37歳の田代康介さんにお話を聞きました。

KIGは岡山市内の幹線道路、国道や主要県道に
交通安全を啓発するメッセージ広告を出しています。
その数は、およそ30タイプ。

KIGが交通安全広告を出しているのは2年前の不幸な出来事がきっかけ。
従業員の方が深夜に自転車を運転していて交通事故で亡くなってしまったから。
会社として何か交通安全に役立てることはないか?と考えたのです。

1番反響が大きかったのが、
実は岡山県がウインカーを点けない県だということで
KIGの方が親指を立てて「ウインカーを点けようぜ!」としているもの。





その他、飲酒運転の防止を呼びかけるもの。
副社長と常務が手を繋いで屈託のない笑顔で笑い
「お酒飲んで運転したらダメでしょ!というメッセージが入っています。





さらに、KIG警備員の顔に水がかかっている瞬間をアップで撮影して、
「居眠りしている人はこう!」というのもあります。





いろんな個人、団体、企業の取り組みによって、
毎年、交通事故 死者数は減り続けています。

こうした輪がもっと広がって、危険な運転をしている人が
「自分が恥ずかしい」と思うくらいになればいいですね。