第450回 冬の対策アイテム

2023/11/24
そろそろ雪が積もり始める本格的な冬。
雪や凍結など、いざという時の備え、していますか? 
あるのと無いのとでは安心感が全く違うアイテムについて
A PIT オートバックス東雲店 マネージャー 八巻さんにお話を伺いました。





まずはタイヤの備え。
例年、かなりの雪が降る地域にお住まいの方は、
スタッドレスタイヤに履き替えなければ、
日々の運転に支障をきたしてしまうので準備は整っていると思います。

問題は微妙に積雪があるか? ないか? という地域の方。
昨今の気象は、これまであまり雪が降らなかったところにも、
大雪が降るといったこともあるので、
できればスタッドレスタイヤに変えておいたほうがいいかもしれません。

ただ金額もそこそこかかります。
ご自身のクルマの走行環境を熟慮してスタッドレスタイヤ
あるいはスプレーチェーンや布製チェーンの準備を考えてみて下さい。





そして、冬の運転はフロントガラスが曇りがち。
視界が悪いと“危険”を視認できなくなってしまいます。
フロントガラスまわりの備えについては、
内側の曇りはスプレー状の曇り止めを吹きかけ、
それを布製品のもので吹いて曇りを止める。
あるいは薬剤が入ってるウェットティッシュ状のものを塗り込んで曇りを止める。

もう一つの安全性として、冬の時期、外側の窓が凍ってしまうので、
それを溶かすような解氷剤、冬用ワイパー、不凍液のウォッシャー液などが対策になります。
フロントガラスの外側の霜の対策としてはメガホン型のスクレーパーがあります。
通常のスクレーパーだと一方向しか削ることができませんが
このメガホン型のスクレーパーは360度スクレーパーになっているので
ぐるぐると回すように霜が落とせて素早くフロントの視界が良好になります。





朝夕の冷え込みが厳しくなった時の寒さ対策で
八巻さんのお薦めはBONFORMの「速暖ヒータークッション」
これはただのクッションではなく、USBを挿してスイッチを入れると
暖かいヒーターが中に入っていて徐々に温かくなる製品。
車が温まっていない状態でもスイッチを押すとすぐ暖かい風が流れ
小さいお子様や年配の方に非常に人気がある商品だということです。

それから、例えばパンクしてしまったとか、
タイヤがはまってしまって動けなくなったとか、
車外で何かしなければいけない時もあるかもしれません。
そんな時に手が凍えないためのアイテムもあります。

cretomの「ビニール手袋 サーモ発泡」。
一般のビニール手袋と違い、中に熱を逃がしづらい素材が入っていて、
いつまでも温かい状態かつ通常のビニール手袋よりも33センチほど長くなっていて
冬用チェーンを取り付けや雪を下ろす際の作業の時に袖が濡れずに作業できます。





そして、雪道にハマってしまって、寒空の中、クルマが動かない!
という緊急事態が起こらないとも限りません。
そんな時に使えるのが「スノーヘルパー」と言われる脱出のためのアイテム。
これは、タイヤの下側に板状のものを差し込み、
安全を確認して車をゆっくりと前進させて安全な場所に移動する商品。

今は様々なクルマとドライバーのためのグッズがあります。
いちどオードバックスのようなカー用品のショップに足を運び、
ご自身のクルマのことを考えつつ、冬の備えとてどんなアイテムがあるか? 
何か持っておいた方がいいものはあるか?
考える時間をつくってみて下さい。