第455回 今年も最後まで安全運転で! よりお年を!!

2023/12/29
年の瀬が押し迫ってきました。
2023年も残すところあと3日。
安全運転を全うして新年を迎えましょう!
年内最後は交通安全のボランティア活動を2つ、ご紹介しました。





最初の話題は香川県 西部にある三豊市の三豊警察署の正門横に
来年の干支「辰」の絵と「安全運転で交通事故を断つ」という文字が書かれた
幅およそ2m、高さ1.5mの絵馬が飾られたというもの。

設置した三豊交通安全協会の会長 青井秀男さんにお話を伺ったところ
三豊交通安全協会では春・秋の全国交通安全運動と年末年始の交通安全県民運動に
合わせて1年に3回、いろんな交通安全活動しているそうです。

その一環として運動スローガンや重点項目を「見て啓発をする」を目的として
こうしたモニュメントを手作りして設置。
通行する車両、歩行者、警察署への来訪者に交通安全を呼びかけているとのこと。





上の写真がそのモニュメント、巨大絵馬。
擬人化されて青い紋付に黄色の袴の辰が、
「STOP !」とでもいうように右手のひらをこちらに差し出し
『辰年は安全運転で交通事故を断つ』という言葉。
標語はこの年末年始の交通安全県民運動の基本が
「交通死亡事故の抑止」というところから作られたそうです。

設置のセレモニーは例年、交通安全協会と警察署で行っていますが
今年は三豊警察署の近くにある高瀬中央保育所の24名も参加。
「信号を渡るときにはよく右左を見て手を挙げて渡りましょう」といった
彼らが子ども目線で書いた交通安全への思いや標語の絵馬も飾りつけられました。





そして、もう1つ紹介したのが静岡県三島市の
「太陽」というボランティアグループが
今月に入って手作りの交通安全マスコット200個を市に寄贈し
2000年から続けた取り組みは累計1万個に到達したという話題。

「太陽」は高齢者施設での音楽療法と交通安全マスコットづくりをしてきた団体。
代表の伊藤博美さんによると、きっかけは伊藤さんが手芸をやっていたこと。
人形を作ると可愛いとメンバーに評判で、何かに使えないかという話になり
交通安全の標語をつけて市へ寄付しようという話になったそうです。

伊藤さんはご主人を病気で亡くし辛い経験をした方。
交通事故はお互いに注意をすれば必ず防げること。
「1人でも多くの人をなくさないように」という思いで始めたのです。





上の写真が寄贈した人形ですが大きさは約10cm。
帽子を被った可愛らしい女の子。
シートベルトのように白いタスキをかけていて
そこにドライバーへの交通安全メッセージが見えます。
「歩行者に気をつけてね!」「安全運転してね!」など。
このマスコットはクルマのルームミラーにくくりつけたり、
フロントガラスに接着できます。

ボランティアグループ太陽の交通安全マスコットづくりは
1万個に達したことやメンバーの高齢化で、今年で一区切り。
それでも多くのドライバーに交通安全の思いが伝わったことでしょう。





お話を伺ったお2人に全国のリスナーの皆さんへ
交通安全のメッセージをお願いしたところ

「お忙しい時ほど一呼吸して安全運転に心がけていただきたいと思います」

「運転する側もきちんと一時停止のところは止まるなど
交通事故で亡くなる人が一人でも減るよう皆で努力をしていきたいと思います」


と、おっしゃっていました。
年末年始も交通事故に気をつけて!
気持ちよく2024年をスタートしましょう。