第575回 新年度 かもしれない運転を!

2026/04/17
新年度を迎えて2週間。4月から生活に変化のあった方は、
新しい環境や行動スケジュールに慣れていないかもしれません。
この時期は、特に交通安全の意識を高く持ちましょう。
ハンドルを握る時は「だろう運転」はNGです。「かもしれない」運転を!





今回は静岡県 浜松市で企業向けの安全運転研修を行なっている
交通教育センター レインボー浜名湖 教育課 課長 下浦 紀世人さんにお話をお聞きしました。

新年度が始まった今の時点で気をつけるべきは
新社会人なったり、勤務場所が変わったり、慣れない道での運転が増えること。
そして、新しい通学・通勤ルートに不慣れな人もいること。

その結果、通学路や住宅街での歩行者、自転車との接触事故や
見通しの悪い交差点での衝突、駐車場内での事故で接触や巻き込み事故が起こります。

環境や時間帯に慣れていないドライバーは、
もちろん、運転に集中して、安全に気をつけましょう。
一方で、それまでと変わらない環境や時間に運転している方も、
どこかで遭遇する歩行者や自転車に乗る人が、
環境や時間帯に不慣れかもしれないので、
他者の行動に、いつも以上に配慮してください。





上記を前提にドライバーがやめるべきは「だろう運転」。
例えば交差点を直進をする際に右折待ちの車がいる場合
「直進が優先だから、右折する車は待つだろう」と直進したところ
右折する車が曲がってきてしまうというケース。

また、特に見通しの悪い交差点で「車はいないだろう」と思ったり
いると分かっていながら「自分が通るタイミングでは大丈夫」と勝手な思い込みによる判断、
こうしたことが「だろう運転」の例として挙げられます。





交通安全の領域については、
心配したり、悪いことを想像しましょう。
それが、事故を遠ざけます。ドライバーの場合、いわゆる「かもしれない運転」です。

例えば、住宅街や見通しの悪い道路では
塀の陰から子供や自転車が飛び出してくるかもしれない。
駐停車の車の横を通過する時には、突然ドアが開くかもしれない。
車の陰から人が出てくるかもしれない。
青信号の交差点では、対向車が無理に右折をしてくるかもしれない、など。
自分ごととしてイメージできることが大切です。





そして、今回お話を伺った下浦さんが「かもしれない運転」と
並んで大切だと話して下さったたのは「いる、くる運転」。
そこには車がいる、あるいは歩行者がいる
塀の陰から子供や自転車が飛び出してくる、また、車の陰から人が出てくる
青信号の交差点におきましては、対向車が無理に右折をしてくる
信号無視の車が突っ込んでくるなど、可能性を自分ごととして考える在り方。

「かもしれない運転」や「いる・くる運転」に必要なことは
1つは知識と経験。過去の危なかった経験を糧にしつつ、悪いパターンを想像する。
2つ目は感情。イライラせず、焦らず、油断をせず、ハンドルを握る。
3つ目は状況。慣れた道や急いでいる時というのは危険。自分の危険な状況を認識する。
これらを心がけて交通事故を遠ざけましょう!