もうすぐゴールデンウィーク。
クルマでどこかへ出かける予定がある方も多いでしょう。
ただ、当たり前ですが、運転をする時に飲酒はNG。
「楽しいから、すすめられたから、少しだけならいいか・・・」
それが、あなたの人生を変えてしまうかもしれません。
警察庁によると、全ての交通事故件数のうち、
死亡事故が占める割合を飲酒している場合と飲酒をしていない場合で比較すると、
飲酒をしている場合は、飲酒をしていない場合に比べて7.1倍。
飲酒によって・・・
* 判断が遅れる、ミスが多くなる
* スピード感覚が鈍る
* 運転操作が雑になる、ミスになる
お酒を飲む方は、飲めば運転に悪い影響が出ることは容易に想像できでしょう。
当然いつも決してやってはいけないわけですが、
ゴールデンウィークは、長い休みで意識が緩むかもしれません。
気をつけて下さい。
今回、お話を伺った交通事故調査解析事務所 代表の熊谷 宗徳さんによると
基本的には飲酒事故というのは夜に多いですが、
長い連休の間は日中からお酒を飲む人
あるいは夜通しお酒を飲む人もいるでしょう。
ゴールデンウィークは昼間や朝に発生している例も少なくありません。
例えば、去年は横須賀市で5月5日の午前11時15分に
基準値の3倍のアルコールが検出された31歳のドライバーが信号無視をして加速、
8台の車に衝突して、横断歩道に突っ込むという事故があり8人が怪我しました。
また、京都市で5月6日の午前8時40分に飲酒状態の24歳の男性が運転する
乗用車が対向車線にはみ出して市営バスに正面衝突。逮捕されています。
バーベキューで少し飲む、ランチで少し飲む、旅先の酒蔵やワイナリーで試飲する、
運転する場合は、こうしたことも絶対に避けましょう。
ビール中瓶を1本飲むと、アルコールを分解するには、4時間はかかるとされています。
もっと飲めば、さらにお酒が抜けるまでの時間が必要です。そのことを頭に入れておいて下さい。
そして、飲酒運転で事故を起こしてしまった場合、
厳しい刑事処分と行政処分、さらに民事責任が待っています。
飲酒運転で死亡事故を起こした場合、刑事事件と民事事件の2つの罪を背負います。
まず、刑事事件としては、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で
死亡事故を起こしてしまった場合は危険運転致死罪。
これは1年以上20年以下の拘禁刑。行政処分としては免許点数が62点。
即、免許は取り消しになり、加えて免許を取れない期間が8年から10年、設けられます。
また、酒気帯び運転で死亡事故を起こした場合は過失運転致死罪となり
10年6か月以下の拘禁刑、または200万円以下の罰金です。
行政処罰として、免許点数が26点から45点。
これも即免許の取り消しで、免許を取れない期間が2年から5年。
そして、いずれにしても民事事件においては損害賠償請求が主となり、
最近では賠償金額が1億円を超える場合も出てきています。
お酒が好きでよく飲む人の中には「これくらいなら大丈夫」という軽い気持ちで
ハンドルを握ろうとしてしまう人もいるかもしれません。
家族や親しい人は、そうしたシーンに遭遇した場合は、
楽しいゴールデンウィーク、一緒に過ごす周囲の人たちも気を配り、しっかり止めましょう。
飲酒運転で、楽しいはずの連休が台無しになるだけでなく、
ドライバーのその後の人生や、家族の未来をも暗いものにしてしまうかもしれません。
ゴールデンウィークも「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」
この鉄則を守り、楽しく過ごして下さい。