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ON AIR BLOG / 2017.07.12 update

今日のトピックスは3、4年前くらいから人気になっている真夏のスイーツ「かき氷」について「ますますあつい、かき氷熱」毎日新聞 論説委員、中村秀明さんに解説していただきました!


1、今のかき氷ブームは「第3次ブーム」という説があります。
「第1次」は、甘味処や和菓子店がかき氷を出していた昭和の初め。夏に落ち込む売り上げを補う存在で、ちょっとぜいたくな夏のお菓子。「第2次」は、たい焼きやタコ焼き、お好み焼きの店などがかき氷を扱うようになったころ。1970年代から80年代にかけて。大衆化が進んだ。そして現在の「第3次ブーム」。人気の秘密は<クリーミーで濃厚なシロップと季節のフルーツ、ふっくらした氷の口当たり。そしてインスタグラム映えすること>

2、その結果起きたことは、年中かき氷を出す専門店の増加と、海外生まれのかき氷の進出とパティシエの参入でしょうか?
夏に限らず秋でも冬でも1年中食べられる店が各地にオープン、かき氷を食べ歩く「カキゴオリスト」と呼ばれるマニアも現れた。海外ものでは、韓国系のきな粉と餅をトッピングしたものとか、台湾系の「マンゴーかき氷」はフレッシュなマンゴーとマンゴーピューレに練乳という濃厚な甘さ。1杯1500円?パティシエ系は、まず鮮やかな色合いと美しい飾り付けにこだわる。おいしいだけではなく、きれいで目を楽しませるものでなくてはならないというパティシエのこだわり。そうして、インスタ映えするかき氷が人気になっていったようですね。

3、機械も進歩しています。
昔のミシンを思わせる手回しのガリガリと氷を削るのではなく、「さわっ、さわっ、さわっ、さわっ」と優しい衣擦れのような音がする機械もあります。また、タイガー魔法瓶は家庭用の「きょろちゃん」を昨年から復刻をさせています。38年ぶりですが、デザインも昔のままで、頭の上についているハンドルを回すと、目が左右にキョロキョロと動きながら、氷を削ることが出来ます。

4、さてトリビア的なお話を一つ。
奈良時代から氷の神様をまつる氷室神社があることから奈良市とその周辺は「かき氷の聖地」と呼ばれています。もともと、氷室神社はその年の冬の氷のはり具合、厚さから豊作か凶作かを占った由緒ある神社だそうです。市内とその周辺にはたくさんのかき氷の店があります。その中で見つけた、その名も「柿氷」、天日干しの奈良県産富有柿を使用した濃厚な柿シロップがかかっています。柿の葉寿司で有名な「平宗・ひらそう」の法隆寺店で食べられるそうです。
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