線香花火トリビア
ON AIR BLOG / 2011.08.01 update
夏といえば、忘れてはいけないのがアレ!
「おうち花火!!」ですよね。
そして「おうち花火」のなかでも、
“影の主役”といえば、「線香花火」。
線香花火は、
江戸時代から300年も続く歴史ある花火と言われているんですが、
実は「人生」を表現してつくられていたってご存知でしたか?
『線香花火』には、大きく5つの段階があります。
1 蕾(つぼみ)
火をつけて、酸素を吸い込みながらどんどん大きくなっていく
→ひとの命が宿る様子
2 牡丹(ぼたん)
先端に玉ができてパチッ、パチッと力強い火花が散り出す。
→葛藤がありながらも、一歩一歩進んでいく青春時代を表現
3 松葉(まつば)
火の玉が勢いを増し、
「松葉」のように次々と火花が飛び出す。
→結婚や出産、子供の成長など、幸せな出来事が重なる様子
4 柳(やなぎ)
火花が落ち着いて、1番静かに火花を出す状態。
→子供も成長し、自分と向き合いながら第二の人生を過ごす
5 散り菊(ちりぎく)
火花が一本、また一本と落ちていく「散り菊」。
→静かに余生を送る晩年が表現されている
小さな小さな『線香花火』には、
実は人生になぞらえた起承転結のストーリーがあるんですね。
ストーリーを知ってからやると、
さらに味わい深く楽しめそう!!