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ON AIR BLOG / 2011.09.28 update
今日のテーマは
「今年のノーベル賞の行方は?」
「日本人の受賞の可能性は?」
毎日新聞梁川さんに解説して頂きました。



今年の受賞者発表は、医学生理学賞が10月3日、
物理学賞が4日、化学賞が5日。平和賞が7日で、
経済学賞が10日です。文学賞の発表日は後日設定されます。

今年の受賞者の中で名前があがっているのは・・・

 ・作家の村上春樹さん。
 ・iPS細胞(人工多能性幹細胞)を世界で初めて作った
  京都大学教授の山中伸弥さんが
  医学生理学賞の有力候補です。
 ・医学生理学賞で、高脂血症治療薬「スタチン」を開発した
  東京農工大(三共製薬に在籍中)の遠藤章・特別栄誉教授。
 ・物理学賞では、青色発光ダイオード(LED)の
  原理を発明した名城大の赤崎勇教授。
  製品化した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授
  これは共同受賞の可能性もあります。

今年のノーベル賞の有力候補者24人を予想して、
日本人では大野英男・東北大教授を物理学賞候補に挙げました。
そして去年日本人のダブル受賞だった化学賞で、
光が水を電気分解する「光触媒」効果を発見した
藤嶋昭・東京理科大学長- - などなど、人材豊富!




■そもそもノーベル賞ってそもそも誰がどうやって選ぶのでしょう?
 賞はダイナマイトを発明した
 スウェーデン人実業家のアルフレッド・ノーベルが
 死の1年前の1895年に署名した遺言に基づいて作られました。

 第1回の授賞は1901年。
 物理学賞と化学賞と経済学賞は「スウェーデン王立科学アカデミー」。
 文学賞は「スウェーデン・アカデミー」。ここまではスウェーデンですが、
 平和賞だけはノルウェーの国会議員5人から成る「ノーベル委員会」が選びます。


授賞式は、ノーベルさんの命日の12月10日。
平和賞以外はスウェーデンの首都ストックホルム、
平和賞はノルウェーの首都オスロで行われます。
賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億1300万円)です。

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