ON AIR BLOG

毎日新聞PRESENTS NEWS CONNECTION

ON AIR BLOG / 2011.10.12 update
今日のテーマは、
『アメリカの若者によるデモ行進』
先日、アメリカで行われた、
若者のデモの発端について、
毎日新聞編集編成局次長 中村秀明さんに
解説して頂きました。



■ことの発端は・・・?

9月中旬にカナダの雑誌(環境問題など扱う)編集長が
ネットで「ウォールストリート占拠」の実力行使を呼びかけによるもの。
編集長の意図は「ティーパーティーをはじめとする保守的な勢力への対抗」

もともと「銀行救済に税金を使うな」から
「自分たちの税金を医療制度改革などの弱者保護などにも使うな」
「人口中絶反対」「移民の規制」などに、発展していきました。

■どれくらいの規模で、このデモ行進は行ったの??

1日にNYで1万人以上参加、
6日には首都ワシントンにも拡大。
「格差拡大をなんとかしろ」「不平等を解消せよ」
参加者は失業中の若者のほか、ベトナム反戦世代、
労組などのリベラル団体・・・erc。


・・・とはいえ、デモといっても「アラブの春」のような切実感、
緊張感はいまのところ薄く、
「命をかけて」というのではなく、
「ストリートパフォーマンス」のような雰囲気。
「動物愛護」なども要求に掲げる人もいて、まとまりやパワーがない。
ただ、いろいろな政策をめぐって対立している民主、
共和の融和のきっかけになるとも?と期待されています。

Page TOP