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ON AIR BLOG / 2011.12.07 update
今日のテーマは
「ブータンの国民総幸福量から見えてくるもの」
毎日新聞社編集委員の岸井さんに解説して頂きました。

ブータンは、国の理念として「国民総幸福量」
=GNH=グロス・ナショナル・ハッピネスを向上させることを
重視するという考え方を掲げています。
経済を大きくする=豊になる=幸せという構図の考えです。
ブータンは、今の国王の父、先代の国王が
1976年にこのGNHを発表し、憲法にも書き込まれ、
国民総幸福量担当長官という閣僚のような人もいるそうで
「幸福優先思想」の先進国といえます。

具体的には、
?精神面の幸福、?健康、?教育、?文化の多様性、
?環境の多様性、?生活水準、?地域活力、
?時間の使い方とバランス、?良き統治――の
9項目を指標として、複数の選択肢から
「満足度」などを尋ねて数値化する対面調査も行われます。


■日本人は幸せなのでしょうか?
昨年4月、内閣府が日本人がどの程度幸福と感じているか、
という調査を発表しました。
「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点として、
11段階で聞いたところ、平均が6.5点でした。
男6.2点、女性6.7点で、女性の方が幸福だそうです。

■岸井さんいわく、
「東日本大震災で、人々の気持ちのものさしが、
ちょっと変わった気がします。人と人の絆の大切さです。
被災地の方は、とても余裕はないという方も多いと思いますが、
日本国中の人が、いろいろな形で支援、応援することで、
つながっている、と感じたと思います。震災の時、日本人の連帯感は
すばらしいと世界から賞賛されました。
もっと日本人が自信を持てば、もうちょっと幸せと
感じられるかもしれませんね。」とのこと。


・・・・みなさんは、今どのくらい「幸せ」を感じてますか?



岸井さんは本日ラブコネ担当ラスト!
1年以上もわかりやすい解説をしていただきました。
ありがとうございました!!

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