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ON AIR BLOG / 2011.12.28 update
今年もあと3日で終了。
今もなお、続いている原発問題について、
毎日新聞編成局次長の中井和久さんに解説して頂きました。



Q:今後はどういう展開になって、
  どんな問題があるのでしょう?

A:大きく分けて二つ。
  一つは、放射性物質を取り除く「除染」を進めて、
  避難を強いられている人々の帰還を目指すこと。

  もう一つは、福島第1だけで四つある原子炉を壊して、
  安全な状況にすること(=「廃炉」)。まず除染。
  民家の場合高圧洗浄、5センチ程度の表土の除去、
  庭木の剪定が主な方法。
  特に子どもさんがいる家庭を中心にして不安に思う方々もいるので、
  新しい生活を補償するとかいうきめ細かな対応が必要。
  廃炉については、まず中の状況を確認して、
  解体に必要な機械を設計してという作業から始めるので、
  30年〜40年くらいかかるのではと言われている。
 

中井さんは最後にこんな言葉を残していました。
まだまだ、長い時間と費用が必要になるけれど、
「福島の再生なくして、日本の再生なし」という気構えで、
来年も報道を続けていきたい。     


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2012年も、よろしくおねがいいたします。

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